部長級職員等を対象とした平成24年度「組織経営セミナー」における市長講話

登録日:2016年4月3日

 本市においては、「津市行政経営システム」及び「津市人材育成基本計画」の趣旨に基づき、自立した事業部門の形成、市政のあるべき姿に向かって、常に改善し続ける新たな行政経営を創造し得る組織及び人材の育成等、組織風土の改革を目指して、各種の取組を進めています。
 そこで、一層の組織風土の改革に向けた平成24年度の各種取組の一環として、行政経営システムで目指すトップマネジメント機能の強化等を目的に、各事業部門の運営責任者である部長級職員等を対象として、組織経営セミナーを開催し、講話を行いました。

 

日時

 平成24年4月21日(土曜日) 13時から17時まで

場所

 津市役所 本庁舎 8階 大会議室A

参加者

 平成24年4月1日現在の部長級職員等(35名)

講話の様子1

 

市長講話の内容

テーマ「私が幹部職員に求めること」 

  • 職員として

     職員は、津市役所という会社の社員であり、貴重な経営資源である。私の役割は、この経営資源をフル活用し、市民の納得感につなげることである。公務員である職員と政治家という側面を持つ市長が対立するのではなく、職員には、市民と同じ方向を向いている市長と同じ方向を向き、それぞれの職責を果たしてほしい。
     講話の様子2    講話の様子3 
  • 部長として

     部長は、各部門の責任者として選ばれし者であり、所管する分野のトップ・経営幹部としての責任を果たすため、相当の覚悟を持って、真剣勝負で取り組むとともに、部下の気付かない思いやりや気づかいを大切にしてほしい。
     私は、幹部職員には、「鳥瞰図」「バランス」「プライオリティ」という視点を大切にするよう申し上げてきた。幹部職員として、広い視野で、全体のバランスやプライオリティ等を意識し、今、市民が何を求め、課題となっているのか等をしっかりと把握し、一般の職員ではできない、部長としての役割を果たしてほしい。
     
  • 副市長との関係

     副市長に対して、白紙で伺いを立てることはしないでほしい。所掌分野の事務方のトップ・責任者は各部長であり、副市長については、市長との媒介役・市長の補佐役と意識して、意思決定にあたっては、副市長を上手く活用してほしい。そのためにも、副市長とは、常に濃密に意思疎通を図ってほしい。

     
  • 市長との関係

     各部長には、待ちの姿勢、逃げ切ろうとする甘えは捨て、全力で、責任分野の事務を統括してほしい。
     各部長等の判断に対して、私がストップをかけたり、変更を求めたりすることがあるが、それには理由がある。
     一つは、津市役所以外の国家公務員・民間経験から感じる市役所文化への疑問からである。津市役所として培ってきた文化は貴重であり、大事であり、脱しろとは言わないが、今、目の前にある問題に対して、その考え方でいいかという視点で考えてほしい。
     二つ目は、政治家としての市民主導の側面である。私は、公務員叩きやパフォーマンスだけで改革を訴える権力者ではなく、市民の想いを形にする政治家であり、そういった政治家という側面を持っていることを理解いただきたい。
     三つ目は、津市役所のトップ・社長であるからである。私は、津市役所は、飽くなき挑戦、改革、進歩をし続ける組織でありたいと思っている。この思いは、市民感覚とも合っていると思っている。津市民は、高い志と、高い自治意識を持っており、津市民であることに満足感を感じている方が多いと感じている。そのような市民が求めているのは、「ふにゃふにゃした弱い市役所」ではなく、組織としての力強さ、「堂々たる市政をゆるがず、ぶれず、まっすぐに展開する強い市役所」を求めている。地方への権限移譲等により、基礎的自治体の出来ることはますます拡大しており、市役所のステータスは上がっている。市民の期待に応え、堂々たる市政を展開するためにも、力強い組織であるべきであり、そのためにも、経営幹部の力強さは大切である。市民の高い志に気後れすることなく、経営幹部として、堂々と仕事を展開してほしい。私は、津市役所には、それができると思っている。

 

市長の部屋

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