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下水道事業は、平成27年度から民間の企業会計原則の考え方を取り入れた地方公営企業法適用会計を導入しました。また、下水道使用料などで運営されている下水道事業の効率化を図り、下水道普及率向上に向けた下水道の整備、維持管理に取り組みました。今回は、企業会計として初めてとなる平成27年度下水道事業会計決算(第3回市議会定例会で認定)について紹介します。
整備面積 17.4ヘクタール
工事内容 開削工2,795メートル、推進工63メートル
整備面積 5.5ヘクタール
工事内容 開削工1,532メートル、推進工325メートル
整備面積 2.7ヘクタール
工事内容 開削工581メートル、推進工143メートル
整備面積 4.2ヘクタール
工事内容 開削工694メートル
延長 638.9メートル
工事内容 開削工73.8メートル、推進工565.1メートル
28万2,194人
12万7,804人
11万1,606人
45.29パーセント
普及率は、処理区域内人口を行政区域内人口で割った値です。
1,615万2,413立法メートル
1日平均 4万4,132立法メートル
1,280万2,190立法メートル
1日平均 3万4,979立法メートル
下水道事業会計の収支は、経常的な収支を表す収益的収支と投資的な収支を表す資本的収支の2種類に分けられます。
収益的収支は、下水道事業収益が107億7,222万4,117円、下水道事業費用が97億755万580円で、収支差引10億6,467万3,537円の純利益が生じていますが、この利益により当年度資本的収支の不足額を補てんしています。また、営業費用(事業活動のために生じる費用)に対して営業収益(営業活動から生じる利益)が大幅に不足することから、一般会計からの繰入金(他会計補助金)により事業運営を行っている状況で、今後も一般会計からの繰入金に依存する厳しい経営状況が続きます。
税抜き額です。
税抜き額です。
下水道総務課 電話番号239-1030 ファクス239-1037
東海道の ひながの追分(四日市市)から分岐して伊勢に向かう伊勢街道は、江戸時代に伊勢神宮への参宮街道として大変にぎわいました。この街道は、市内では河芸町東千里から南下し、津城下を通って現在の雲出島貫町へと至ります。街道沿いの各地には、今も当時の面影が残されており、今回は橋南地区周辺をご紹介します。
岩田橋を渡り、現在の国道23号と重複する伊勢街道は、岩田交差点を越えたところで南東方向に折れ、しんきょうじ や いちきしまひめ神社の並ぶ交差点へと至ります。えんま堂の別名で知られる しんきょうじは、津藩の二代藩主 藤堂高次によって建立された寺院です。当時はこの辺りが津城下の南の端であったことから、町の守護として寺院が建てられたと伝えられています。
街道は しんきょうじと いちきしまひめ神社のある交差点から再びまっすぐ南へと進みます。阿漕町津興から八幡町へかけての街道沿いは、明暦(西暦1655年から57年まで)の頃になると藩が町づくりに力を入れ、茶店や商店が増えたようです。現在も、旧街道の道沿いには格子などが残る建物が並んでいます。
しんきょうじから130メートルほど南に進んだ場所に、鳥居と説明板が目を引く しんめい神社があります。この神社は江戸時代の絵図で いちまんどはらい納社として描かれています。説明板によると、悪病が流行して町中がとても苦しんだ時に、人々が相談して阿漕町の中心部に神社を祭り きとう したところ、病が治まったことから、町の守護として信仰を集めるようになり、毎年4月8日に大祭が催されるようになったとのことです。珍しいことに、祭神は屋根に作られた天窓の上に祭られていて、地元では まんどさんと呼ばれています。また、神明神社からさらに150メートルほど南に進んだ交差点の辺りは、江戸時代には安濃郡と一志郡の境とされていたようです。
街道沿いには神社や寺院、石造物などが残されていますので、往時の雰囲気を感じながら散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。