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合併後10年間の時を経て、政策分野別に綴る、これまでの歩みとこれからの津市のまちづくり9(都市計画部編)
都市計画部では、建築物や開発行為の規制・誘導による適正な土地利用の推進、コミュニティバス・海上アクセスと鉄道・路線バスを組み合わせた公共交通網の充実、緑化や景観づくりによる都市の魅力アップ、住宅の耐震化、管理不全な空き家の指導、市街地整備による都市づくりに取り組んできました。
これまでの成長と拡大を前提とした時代が終わりを告げ、都市づくりが大きな転換期を迎えている今、711.11平方キロメートルという広い市域を持つ津市として、にぎわいと活力に満ち快適に暮らせる生活環境を維持していくことや、持続可能な都市経営を実現していくことが今後の大きな課題です。
都市生活を支えるさまざまな機能をまとめ、公共交通などを連携させる多極ネットワーク型コンパクトシティの構築によって、子どもから高齢者まで市民の皆さんが安全・安心で快適な暮らしができ、また企業が経済活動を営みやすい都市を目指していきます。
10年間の歩み
平成18年
- 県から権限を受け市全域の開発許可事務を開始
- 新たな特定行政庁として市全域の建築確認事務を開始
平成19年
- 新潟県中越沖地震の応急危険度判定活動に市職員を派遣
- 津なぎさまち高速船利用者が100万人突破
平成20年
- 津なぎさまちが、みなとオアシスに認定
- 津市地域公共交通活性化協議会を設置
平成21年
- 台風第18号によりJR名松線が被災
- 木造住宅耐震補強無料相談会を開始
- 木造住宅耐震補強計画作成補助制度を創設
平成22年
- 津市都市マスタープランを策定
- コミュニティバスの実証運行を開始
平成23年
- JR名松線復旧に係る覚書を締結し事業に着手
- 都市計画道路 栄町上浜町線の整備完了(土地区画整理事業区域内)
- 都市計画情報提供サービスを開始
平成24年
- 木造住宅耐震診断住宅訪問啓発事業を開始
- 事業プロポーザル(企画提案)による久居駅東側周辺地区整備事業の推進を断念
平成25年
- 久居都市開発株式会社の解散
- コミュニティバスの本格運行を開始
- 景観行政団体に移行し、津市景観計画を策定
- 津市緑化基金の寄付型自動販売機 緑の貯金箱を導入
平成26年
平成27年
- 津なぎさまち開港10周年記念事業を開催
- 津市地域公共交通網形成計画を策定
- 木造住宅除却補助制度を創設
- 都市計画道路の見直し原案を作成
- 危険空き家対策に本格着手
- 都市計画道路津駅栄町線と栄町羽所町線の整備完了(土地区画整理事業区域内)
写真の説明
- 完成間近の津駅前北部土地区画整理事業
- 平成28年3月26日奇跡の復活を果たしたJR名松線
- ポルタひさいを再生
見えてきた課題
- 人口減少や高齢社会に対応した安全・安心で快適な暮らしができる都市構造の構築
- 地域の生活実態に応じた公共交通のあり方の検討
- 住宅などの耐震化率の向上と増加する空き家等の対策
市民の暮らしをもっとよくするために
- 多極ネットワーク型コンパクトシティの形成と都市防災力の強化
- 耐震改修などに係る支援策の拡充と空き家等に対する継続的な支援・指導
- 地域の意見を反映したよりタイムリーな公共交通ネットワークの見直し
次回予告
広報津3月1日号では建設部編をお届けします
問い合わせ
都市政策課 電話番号229-3177 ファクス229-3336
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