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広報津 令和6年2月1日 第432号
救急空白地域の発生を防ぐ救急車「モア」の中で処置訓練を行う救急救命士
津市内の令和4年救急出動件数は過去最多となり、救急車が救急現場に到着するまでの時間も伸びています。さらに全国的な傾向と同様に、津市においても応急救護や消火活動などを行う消防団員が減少傾向にあります。また消防団員の約7割は昼間地元を離れて仕事をしており、日中の消防力の空洞化も課題となっています。
これらの課題解決に向けた新たな消防団の制度として、令和5年11月に全国初の取り組みとなる津市と事業所とが連携するファム(事業所機能別団員)を発足させました。
ファムは、市内事業所の従業員で構成された消防団員で、日中の就業時間帯に事業所の近隣で救急事案や災害が発生した際に、応急手当や避難誘導などを行います。
令和5年10月1日現在
基本団員(1,853人)と機能別団員(144人)に分かれています。
火災予防・消火・救助活動、応急救護、行方不明者捜索、消火訓練などを行います。
一般(62人)と学生(82人)と新しく発足したファムに分かれています。
消火・救助活動などを行います。
避難所等での応急救護、広報活動などを行います。
事業所近隣での応急手当、大規模災害時の避難誘導、応急救護などを行います。
従業員数おおむね10人以上の事業所が入団届を津市消防団の消防団長に提出し、任命されます。
少しでも多くの人命救助等に携わりたいです。ファムに入団する事業所が増えることを期待しています!
令和8年度末までに10事業所、約100人の入団が目標!
消防団統括室 電話番号254-1602 ファクス256-7755
津市では、救急要請を受けると各消防署に配備されている救急車が、最寄りの署から現場へと向かいます。その際、救急要請が重なると管轄区域内に一時的に救急車が待機していない救急空白地域が発生することがあります。また津市内の令和5年救急搬送件数の62パーセントが65歳以上であり、今後も高齢化に伴うさらなる救急需要の増加が予想されます。そこで、救急空白地域の発生を防ぎ、救急体制のより一層の強化を図るために、令和5年12月から県内初の取り組みとしてモア(機動的救急隊)の運用を開始しました。
モアは、救急車の出動により、救急空白地域となった地域をカバーするために、市内の全域に機動的に移動配備できる救急車です。
救急空白地帯へ移動し、要請に備える!
救急救命士が少しでも早く現場に到着できるよう、モアの仕組みを提案しました。
モアを運用していくことで、津市の救急体制の強化を図れるだけでなく、患者さんやご家族、市民の皆さんの安心にもつながると思います。
また、モアは救急出動件数の約51パーセントを占める8時から17時に運用するので、育児などの理由で24時間勤務が困難だった救急救命士が活躍する場になることも期待しています!
ブルーラインのモアを見かけたら救急出動がひっ迫しているサイン!救急車の適正利用にご協力ください。
消防救急課 電話番号254-1600 ファクス254-1607
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