「広報津」第260号(音声読み上げ)表紙 平成27年度 決算

登録日:2016年10月16日


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表紙

広報津 平成28年10月16日 第260号

名松線で行こう、錦秋の多気へ

写真 北畠氏館跡庭園(美杉町多気)

平成27年度 決算

平成28年第3回市議会定例会で、平成27年度一般会計と特別会計、企業会計の決算が認定されました。一般会計を中心に、その概要をお知らせします。なお、文章や図表中の数字は、金額を1万円未満で、比率を小数点第2位で四捨五入などしてあります。

一般会計

一般会計の予算額1,185億2,336万円に対して、歳入決算額(実際に市に入ってきたお金)は、1,154億9,505万円、また、歳出決算額(使ったお金)は、1,144億7,529万円となりました。

歳入決算額から歳出決算額を差し引くと、10億1,976万円となり、このうち平成28年度へ繰り越した事業の財源となる4億5,954万円を除いた実質的な収支差引は、5億6,022万円となりました。

歳入

歳入の主な状況を見てみると、市民税や固定資産税などの市税収入が、411億1,296万円(全体の35.6パーセント)、また、国・県から補助金などとして交付される国庫支出金・県支出金が、218億322万円(18.9パーセント)、市町村の財政力に応じて交付される地方交付税が、195億816万円(16.9パーセント)となっています。

また、自主財源は、495億3,336万円(42.9パーセント)で、市税収入や使用料・手数料、分担金・負担金が主なものです。一方、依存財源は、659億6,169万円(57.1パーセント)で、地方交付税や国・県からの支出金、市債などが主なものです。

平成27年度歳入決算財源構成状況

歳入決算額 1,154億9,505万円
内、自主財源が495億3,336万円 構成比42.9パーセント、依存財源が659億6,169万円 構成比57.1パーセントです。

自主財源の内訳
依存財源の内訳

歳出

歳出決算額について、性質別と目的別に主な状況をお知らせします。

歳出のうち、支出が義務付けられ、任意に削減できない義務的経費は、515億936万円(全体の45.0パーセント)となっています。義務的経費には職員の給与などの人件費、社会保障関係経費などの扶助費、地方債の元利償還などの公債費が含まれます。

道路、公園、学校施設の整備など、支出の効果が長期にわたる投資的経費は、208億8,634万円(18.2パーセント)となっています。

義務的経費と投資的経費を除いたその他の経費は、420億7,959万円(36.8パーセント)で、消費的性質を持つ物件費や特別会計への繰出金が主なものです。

平成27年度歳出性質別決算状況

歳出決算額 1,144億7,529万円
内、義務的経費が515億936万円 構成比45.0パーセント、その他の経費が420億7,959万円 構成比36.8パーセント、投資的経費が208億8,634万円 構成比18.2パーセントです。

義務的経費の内訳
その他の経費の内訳
投資的経費
都市計画税はこのように使われました

都市計画税は、公園・下水道整備などの都市計画事業や土地区画整理事業、それらの事業を行うため過去に発行した地方債の償還に使う目的税で、平成27年度の決算額は21億6,223万円でした。

使途の内訳は、公債費として20億2,417万円(全体の93.6パーセント)、土地区画整理事業として7,565万円(3.5パーセント)、都市計画事業として6,241万円(2.9パーセント)を充当しました。

都市計画事業 公園事業
都市計画事業 下水道事業
土地区画整理事業 津駅前北部土地区画整理事業
公債費 一般会計
公債費 下水道事業会計
公債費 土地区画整理事業特別会計
事業合計
平成27年度歳出目的別決算状況

歳出決算額 1,144億7,529万円

歳出決算額の内訳
主な事業の決算額 
議会費

市議会の運営などに使う経費

総務費

庁舎などの施設維持管理、市民活動、スポーツ・文化の振興、防災対策などに使う経費

民生費

児童手当や生活保護費の支給、各種福祉事業などに使う経費

衛生費

ごみ対策、環境対策、保健衛生などに使う経費

労働費

勤労者の支援などに使う経費

農林水産業費

農林水産業の振興、整備などに使う経費

商工費

商工業の振興、観光事業などに使う経費

土木費

道路や公園、河川の維持や整備、コミュニティバス運行などに使う経費

消防費

消防・救急業務、消防団運営などに使う経費

教育費

小・中学校、幼稚園、社会教育、短期大学などに使う経費

災害復旧費

道路や河川、農林業施設などの災害復旧に使う経費

公債費

長期借入金の返済などに充てる経費

諸支出金

共済組合への貸し付けに使う経費

各会計別決算の状況
一般会計
モーターボート競走事業特別会計
国民健康保険事業特別会計
介護保険事業特別会計
後期高齢者医療事業特別会計
市営浄化槽事業特別会計
簡易水道事業特別会計
農業集落排水事業特別会計
土地区画整理事業特別会計
住宅新築資金等貸付事業特別会計
椋本財産区特別会計
合計
企業会計
水道事業会計 収益的収支
水道事業会計 資本的収支
工業用水道事業会計 収益的収支
下水道事業会計 収益的収支
下水道事業会計 資本的収支
駐車場事業会計 収益的収支
駐車場事業会計 資本的収支
農業共済事業会計 収益的収支
市債(借入金)の状況
一般会計の平成27年度末現在高

一般会計合計 1,013億6,712万円

特別会計の平成27年度末現在高

特別会計合計 100億8,482万円

企業会計の平成27年度末現在高

企業会計合計 855億1,247万円

市債(借入金)合計 1,969億6,441万円

市有財産の状況(平成28年3月31日現在)

健全化判断比率および資金不足比率 津市の台所事情

地方公共団体の財政状況や経営状況が健全な状態であるかをチェックするため、地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づく指標を算定・公表しています。

財政状況を判断する5つの指標

自治体の財政状況を判断する健全化判断比率には、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率、資金不足比率の5つの指標があります。津市の財政状況は実質黒字であるため、実質赤字比率と連結実質赤字比率には該当せず、また、8つの公営企業で資金不足が発生していないため資金不足比率も該当しません。津市の財政状況は、実質公債費比率と将来負担比率の2つの指標で判断しています。

実質公債費比率

普通会計が負担する地方債の元利償還金等(借入金の返済)が、その自治体の標準的な収入に対してどの程度の割合かを示す指標です。

将来負担比率

地方債の残高や、数年間にわたる契約で約束された支払いなど、将来支払わなければならない負債が、その自治体の標準的な収入に対してどの程度の割合かを示す指標です。

健全かどうかの判断基準

財政状況が健全かどうかを判断する健全化判断比率には、市の財政状況が悪化して危なくなったときに警告する早期健全化基準(イエローカード)と、さらに悪化して自分では財政状況の立て直しができなくなったときに、国や県の管理の下で財政再建に取り組むことになる財政再生基準(レッドカード)があります。

また資金不足比率には、経営状況が健全かどうかを判断する経営健全化基準があります。

平成27年度の津市の財政状況

平成27年度の津市の財政状況は、全ての指標で基準値を下回っており、健全な状態といえます。

健全化判断比率
実質赤字比率
連結実質赤字比率
実質公債費比率
将来負担比率
資金不足比率

健全化判断比率の推移

実質公債費比率と将来負担比率は改善傾向にあります。平成27年度は実質公債費比率、将来負担比率とも低下しました。この傾向は全国的なものであり、法施行から8年が経過する中で財政健全化の取り組みが定着してきたこと、地方債新規発行の抑制や職員数削減を中心とした行財政改革の取り組みの効果が表れてきていることが要因と考えられます。

実質公債費比率の推移
将来負担比率の推移
市債残高の推移(普通会計ベース)
財政調整基金残高の推移

問い合わせ

財政課 電話番号229-3124 ファクス229-3388


 

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