「広報津」第263号(音声読み上げ)表紙

登録日:2016年12月1日


このページは、音声読み上げソフトウェアに対応するため、語句のなかで一部ひらがなを使用しています。


表紙から5ページ目まで

表紙

広報津 平成28年12月1日 第263号

命をつなぐ!!津市の救急救命士

写真 高規格救急車内で、輸液の処置訓練を行う救急救命士

第28回市長対談 50年受け継がれる音頭に

歌手 山崎ていじさん、歌手 松原のぶえさん、津市長 前葉泰幸

平成28年10月9日、歌手の松原のぶえさん、山﨑ていじさんをお迎えし、新 津市誕生10周年を機に作られた津のまち音頭を歌うお二人に前葉泰幸市長がお話を伺いました。

10地域みんなで踊れる。合併後の一体感を生む

市長 まずは、松原のぶえさんをご紹介します。おんなの出船でデビュー後、第21回日本レコード大賞・新人賞をはじめ、さまざまな賞を受賞し、NHK紅白歌合戦には7回出場という実力派歌手でいらっしゃいます。

山崎 すばらしい!

松原 とんでもございません。

市長 そして、山崎ていじさんは昭和男唄で平成26年に第47回日本有線大賞・新人賞を受賞し、津市を拠点に全国で活躍しておられます。実力派歌手のお二人に、津の新しい音頭津のまち音頭を歌っていただき、本当にうれしい限りです。今日は津まつりにお越しいただいて、この後、お二人にステージで歌っていただきます。

山崎 楽しみですね。

松原 人前で披露するのは初めてです。

市長 一緒に踊りを披露する方々も今日はワクワクするとおっしゃっています。さて、山崎さん、この津まつり、いかがですか。何度もご出演いただいていますね。

山崎 津まつりに出ることは、本当に楽しみです。何年か前に、ホノルルマラソンに出場した際、後ろにゼッケンと自分のチラシを着けて走ったんです。そうしたら、私を追い抜こうとした女性に山崎さんですよね、津まつりで見ましたよと声を掛けていただいたんです。

市長 ホノルルで、ですか。

松原 すごいですね。

山崎 津まつりは全国から人が集まって、海外からも来られて本当に盛大なお祭りなのだと思いました。

市長 松原さんは初めての津まつりですね。どんな印象ですか。

松原 大きなお祭りに行く機会があまりないのですが、今回、音頭を歌ったことで参加できました。とにかく皆さんが一体になって、笑顔でいることが何よりもすてきだと思いました。

市長 見ている人も笑顔、踊っている人も笑顔と、皆さんが満面の笑みをたたえる、本当に素晴らしいお祭りになったと私も思っています。新しい津市の人口は28万人なのですが、1日で23万人くらいの人出があります。

山崎 すごいですね。

松原 多くの人が参加しているのですね。

市長 新しい津のまち音頭が、どのように出来上がったかといいますと、津市は10の市町村が合併しました。津市、久居市、河芸町、芸濃町、美里村、安濃町、香良洲町、一志町、白山町、美杉村の10市町村です。そうしますと、10の地域それぞれで踊られている音頭があります。例えば山崎さんが時々いらっしゃる美里地域では、美里音頭が今でも踊られています。私はひと夏で80回くらい盆踊りに参加しますが、合併して10周年を迎えた津市には、皆さんで一緒に踊っていただける音頭がない、という話になったのです。

松原 市長さんは大変ですね。

市長 松原さんのステージの数に比べれば少ないと思いますが、それぞれの地域で踊る音頭が違うわけです。私もいろいろな音頭をマスターしたのですが、各地域の人が一緒に踊るとなると、意外と炭坑節になってしまったりします。

山崎 なるほど。

市長 これは市議会でも議論になりました。平成21年ごろから、ぜひ合併後の一体感を作り上げるために、みんなで踊れる音頭を作ってはどうかという話が出ました。実際に平成25年ごろから検討が始まり、平成26年5月に10の地域から、踊りや伝統芸能、ロック、よさこい、いろいろな分野の人が参加して、津のまち音頭を考える会が発足しました。その後、津のまち音頭を考える会が市民アンケートなども行い、ちょうど合併10周年の年に作ってみようという話になったのです。そんな経緯を踏まえて、津市にゆかりのある人に歌ってほしいという思いから、山崎さんに声をお掛けしたのだと思うのですが、いかがでしたか。

山崎 本当にうれしかったですね。そのお話をいただいたときに、ちょっと驚いたのですが、私の今のマネジャーの祖父が、一番初めの津音頭の発案者だったと聞かされたときに、これはご縁があると、重みを感じずにはいられませんでした。

市長 津音頭ができたのは、今から50年以上前の昭和39年です。この津音頭を歌っているのが、北島三郎さんと五月みどりさんで、当時、北島さんはなんと28歳でした。

松原 お若いですね。

市長 松原さんは、北島三郎さんと親しくしていらっしゃるのですよね。

松原 師匠でしたから。

市長 その連想もあったのかもしれませんが、ぜひ松原のぶえさんと山崎ていじさんに歌っていただこうということになったのだと思います。作詞・作曲の、たなかつとむさんは三重県にお住まいで、日本ど真ん中祭りのテーマソングなども手掛けておられます。皆さん、本当にいろいろな議論を重ねて、たくさんの時間を割いて作り上げられました。最初に少しポップ調で出来上がってきたり、ゆっくりとした曲調で仕上がってきたり、ギターや三味線を弾きながら作られたりとみんなで創意工夫がこらされた歌なのです。お二人がデュエットするのは初めてですか。

松原 初めてです。

山崎 いつデュエットできるのだろうと思っていました。

独特の振り付けがアクセント。ノリが良く踊りやすいと好評

市長 この曲を聞いた時、レコーディングの時、どんな感じでしたか。

松原 とてもノリが良く、本当に弾んでいる感じがするというのでしょうか。それぞれ旧市町村の思いが歌詞の中に出てくるので、間違えないように、しっかり歌わなければいけないと思いましたし、明るくて、皆さんが笑顔になれるような音頭だと思いました。

市長 松原さんの明るい声が、本当に皆さん踊りやすいとおっしゃっています。

松原 本当ですか。うれしいです。

市長 山崎さんはどうですか。

山崎 少し早口になるところがあり、そこの部分が大変でした。でも、最後の津ぅ津々浦々とか、ものすごくノリが良くて、昨日もフェニックス通りで、市長とも踊りました。

市長 昨日は市民総踊りでした。いつもは津音頭と高虎音頭を踊りますが、旧津市以外の人もたくさん参加されています。その方々とも新しい音頭はいいねっていう話になって、踊ってみました。いつの間にか山崎さんが、私の後ろで踊っていましたね。

山崎 ものすごくノリノリなんですよ。

松原 山崎さんとも、レコーディングが終わって、他のお仕事の現場で一緒になると津ぅ津々浦々って、二人であいさつ代わりのように歌っていましたよね。

市長 津ぅ津々浦々のところ、両手を合わせて斜め上に突き上げる振り付けが、とてもお気に入りで、特に踊りをする人は、こういうアクセントがいいんですかね。

山崎 珍しいですよね。こういう振り付けって。

松原 昔のゴーゴーのような感じですよね。

市長 ツイストの要素もありますね。

松原 いろんな踊りが交じっていますね。

市長 昨日、私より少し年上の方に市長、もっとお尻を振ってと声を掛けられました。

松原 振りが足りなかったのですね。

市長 この振り付けをしたのが西川かずまささんといって、日本舞踊五流派の一つ西川流の家元です。もちろん古典舞踊から盆踊り、そしてミュージカル、現代ダンスといろいろと手掛けられています。松原さんも踊られましたか。

松原 まだ、踊っていないので今回ぜひ参加して踊ってみたいと思います。

市長 山崎さんは踊ってみてどうですか。

山崎 これは覚えやすいですよ。

松原 可愛らしい踊りなのでお子さんも一緒に踊れますね。大勢の皆さんが踊ってくださるといいですね。

山崎 いい感じで皆さん笑顔になっていましたよね。それも最高!

市長 各世代の皆さんが踊れるということも、ポイントになったようで、あまりにもゆっくりすぎたり、速すぎたりすると、どちらかの世代が踊れなくなってしまいます。これまでの津音頭よりも、いろいろな振りが入っていて、少し難しいという方もいますが、覚えたら楽しいという方もいて、さまざまなご意見があります。でも、昨日は少なくとも皆さんノリノリでした。

山崎 ノリノリで、2、3回目で完璧でした。

市長 踊っている方々から市長、もう1回、お願いだから津のまち音頭を掛けてとアンコールがかかりました。 

山崎 よかったですね。

松原 うれしいですね。

地域の皆さんに育まれずっと愛される音頭に

市長 各地でだいぶ練習会をしました。盆踊りは、先ほど80カ所とお話ししましたが、今年、私の見たところ20カ所はもう津のまち音頭が掛かっていて、これからもどんどん増えてくると思います。北島三郎さん、五月みどりさんの津音頭は50年前のことですが、50年間ずっと踊られている音頭です。ということは、この津のまち音頭も、これから50年は歌い、踊り継がれていくことになります。

松原 105歳になっちゃう。

山崎 私は90歳です。

松原 あれっ、おかしいですね。

市長 やはり踊りや音頭というものは、人々の手によって、地域でずっと育っていくものだと思います。曲が生まれて、素晴らしい二人の実力派歌手に歌っていただいて、音になった。踊りも素晴らしい振り付けをしていただいた。これからこの音頭、この踊りを津市民みんなのものにしていくのは、津市民自身です。地域の皆さんに愛される音頭になればいいなと思います。

山崎 いいですね。

市長 ぜひ、松原さん、山崎さんからこの津のまち音頭について、津市民の皆さんにメッセージをお願いします。

松原 今回、ご縁をいただいて津のまち音頭を歌わせていただくことになって、すごくありがたい気持ちでいっぱいです。たくさんの皆さんが踊ってくださっているとお聞きして、本当に幸せだと感じています。歌わせていただいたからには、10年、20年、果ては50年、60年とたくさんの皆さんに愛していただけたらうれしいと思いますし、私も事あるごとに宣伝していきたいと思います。どうぞ皆さんもこれから何かあるたびに、この歌を歌っていただき、また踊っていただけたらと思います。今回は、本当に皆さんとご縁をいただけたことをうれしく思います。ありがとうございます。

山崎 松原さんと同じ気持ちなんですけど、これからずっと受け継がれていくこの津のまち音頭を歌わせていただくことになって、本当にうれしく思います。ぜひ、いろんな地域で歌って、そして踊っていただいて、参加する皆さんがみんな笑顔になって、いつまでも元気に踊っていただくことを、私も切に願っております。これからもどうぞよろしくお願いします。

市長 津の皆さんが津のまち音頭を歌い踊っていくと、どんどん笑顔になっていくと思います。市民の皆さん、津のまち音頭をよろしくお願いいたします。

歌手 松原のぶえさん

本名 廣原伸恵
生年月日 昭和36年7月18日
出身地 大分県中津市耶馬溪町
血液型 O型
趣味 レコード鑑賞、アウトドア(キャンプ・釣り)

歌手 山崎ていじさん

本名 山﨑禎次
生年月日 昭和32年7月8日
出身地 島根県浜田市三隅町
血液型 O型
趣味 スポーツ観戦(ボクシング・バスケットボール・相撲)


 

次のページへ

第263号の目次へ


このページに関するお問い合わせ先
政策財務部 広報課
電話番号:059-229-3111
ファクス:059-229-3339
メールアドレス:229-3111@city.tsu.lg.jp