「広報津」第280号(音声読み上げ)平成29年上半期 火災・救急・救助統計、シリーズ人権 第74回

登録日:2017年8月16日


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平成29年上半期 火災・救急・救助統計

火災 出火原因1位はたき火

上半期に発生した火災は72件で、昨年同時期と比較すると20件増加し、うち建物火災も15件増加しましたが、車両火災は1件減少しました。出火原因の1位はたき火(約22%)で、周囲の枯れ草や可燃物に燃え移った火災がたくさんありました。風の強いときは、たき火を自粛するとともに、後始末をきちんと行ってください。また、こんろが原因の住宅火災が4件(住宅火災の25%)ありました。こんろを使うときはその場を離れないなど、取り扱いに十分注意しましょう。

火災概況

火災件数合計
建物火災
建物火災のうち住宅火災
林野火災
車両火災
その他の火災
死者
負傷者

出火原因

たばこ
こんろ
焼却炉
ストーブ
排気管
電気機器
電灯・電話等の配線
配線器具
火あそび
マッチ・ライター
たき火
火入れ
放火
放火の疑い
その他
不明・調査中

救急 軽症患者が全体の約半数

上半期に発生した救急出動件数は7,263件でした。事故種別では急病が4,591件と最も多く、全体の約63パーセントを占め、次いで一般負傷が1,117件(約15パーセント)、交通事故が591件(約8パーセント)でした。昨年同時期と比較すると、出動件数は201件増加し、搬送人員は208人増加しました。
また、搬送人員全体の約49パーセント(3,239人)が軽症患者でした。軽いけがや病気(擦り傷、歯痛、風邪など)の場合は、自家用車やタクシーなどでかかりつけの病院へ行きましょう。本当に救急車を必要としている貴い命を救うため、救急車の適正利用にご協力をお願いします。

救急概況

出動件数
急病
一般負傷
交通事故
その他
搬送人員

救助 建物等による事故が増加

上半期の救助件数は68件でした。そのうち、交通事故が37件で全体の約54パーセントを占め、次いで建物等による事故が16件、その他の事故が12件でした。昨年同時期と比較すると建物等による事故が12件増加し、多くは建物内にいるはずの高齢者が呼び掛けに応答がないといった内容でした。
気温が上昇する季節です。建物内での熱中症などに気を付けるとともに、レジャーの際の長距離運転による交通事故や、海・川での水の事故にも十分注意しましょう。

救助概況

救助件数合計
交通事故
水難事故
機械による事故
建物等による事故
その他の事故

問い合わせ

火災については、予防課 電話番号254-0356 ファクス256-7755
救急については、消防救急課 電話番号254-1600 ファクス254-1607
救助については、消防救急課 電話番号254-1601 ファクス254-1607 

シリーズ人権 第74回

頑張っているお母さんたちへ

私は、二人の子どもの母親です。今はもう二人とも小学生になり手が掛かることも少なくなりましたが、小さい頃は子育てと仕事の両立が本当に大変で、世の中の仕事をしているお母さんたちって、みんなこんなに頑張っているの?と毎日が必死でした。

妻、母、社会人、それぞれの役割を一人前にこなしたいと必死で、役割に縛られない自分自身の時間を持つ余裕はなく、またそんな時間を望むこともいけないことだと思っていました。私自身が、女性はこうでなければという固定観念にとらわれすぎていたように思います。

その反面、夫は、家事・育児にほとんど関わっていませんでした。夫にとって、家にいる時間は全て自由時間です。また、仕事でも、残業しがちな夫に比べ、私は保育園のお迎えに間に合わせるために必ず定時で仕事を終えなければなりません。さらに子どもが病気の時に仕事を休んで病院に連れていくのも私の役目です。

周りに頼らず全部自分でしなければと頑張り続ける結果、自分自身が疲弊し、夫への不満が募るばかりの日々でした。

そんな時期に読んだある育児本に、このようなことが書かれていました。家族のためにと思って頑張っているお母さん、毎日楽しく過ごせていますか?子どもたちにとっては、全てを完璧にしようと思うあまり疲れてイライラしているお母さんよりも、料理や掃除が多少手抜きであっても、余裕があって笑顔のお母さんと過ごせることの方が幸せなんですよ。

まるで自分のことを言われているようでハッとしました。家族のためにと思って頑張った結果、自分が笑顔でいられないようでは間違っていたのではないかと。

そこで初めて、夫へ自分の思いを話し、家庭への協力をお願いしました。すると、思っていたよりもすんなり受け入れてくれ、家事も分担してくれるようになりました。夫も、それまでの私が何も求めなかったので、ここまで不満が溜まっていることに気付いておらず、また、手伝いたい気持ちはあっても何をしたらいいのか分からなかったようです。この出来事が、いつも一緒に過ごしている家族であっても、言わないと伝わらないということにお互いが気付くきっかけとなり、これからはもっと日々の出来事や思いを共有しようと話し合いました。今では、夫が子どもたちに、お母さん忙しいから、みんなで手伝おうと声掛けして、食事の片付けや洗濯物の取り込みなどをしてくれます。夫と二人の子どもたちが競争しながら洗濯物を畳んでいる様子は、見ていてほほ笑ましいです。

家族みんなが笑顔で過ごすためには、男性だから、女性だからといった理由で役割を分担するのではなく、協力し合うことが必要です。

家族のために一生懸命なお母さん、毎日笑顔で過ごせていますか?

30代 女性


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