「広報津」第376号(音声読み上げ)里親制度を知っていますか。10月は里親月間、持続可能なよりよい社会を目指して。エスディージーズ できることから始めよう

登録日:2021年10月1日


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里親制度を知っていますか。10月は里親月間

保護者の病気や養育困難、または保護者がいないなど、さまざまな事情で保護者と一緒に暮らすことができない子どもを、自分の家庭に迎え入れ、温かい愛情をもって養育する人を里親といいます。

里親の種類

養育里親

保護者と生活ができるようになるまで、または自立して生活できるようになるまで(原則18歳まで)養育する里親です。養育期間は1カ月未満の場合もあれば、数年間の場合もあります。

専門里親

虐待を受けた子ども、非行傾向のある子ども、障がいのある子どもなど、特に専門的な支援が必要な子どもを養育する里親です。

養子縁組里親

養子縁組によって子どもの養親となることを希望する里親で、養子縁組が成立するまで里親として養育します。

親族里親

保護者の死亡や行方不明などにより、子どもを養育できなくなった場合に、子どもの扶養義務者である親族(祖父母など)が養育する里親です。

里親になるまでの流れ

1 相談

お住まいの地域の児童相談所にご相談ください。里親制度について説明します。津市は中勢児童相談所 電話番号231-5666

2 研修

里親制度などに関する研修(座学3日間)を受講します。

研修は一部免除される場合もあります。

3 調査・申し込み

児童相談所の担当職員が家庭訪問し、家庭環境、経済状況、健康状態などに関する調査を行います。その後、要件を確認した上で、里親認定申請書を提出していただきます。

4 施設実習

県内の乳児院または児童養護施設での実習(2日間)を受講します。

5 審査・登録

県社会福祉審議会での審査を経て里親として認定されると、里親名簿に登録されます。

里親登録後、児童相談所が子どもの条件や里親の状況などを考慮し、子どもにとって最適な環境と里親家庭を選びます。

里親説明会、出前講座

里親制度を広く知ってもらうため、県内各地で里親説明会や里親出前講座が開催されています。里親説明会では、実際に子どもたちと暮らしている里親のお話を聞くこともできます。また、里親出前講座は、地域の会合や会社の研修会など少人数でも無料で開催できます。

里親説明会のスケジュールや里親出前講座について、詳しくは三重県ホームページをご覧いただくか以下へお問い合わせください。里親月間をきっかけに里親制度について学んでみませんか。

里親説明会、里親出前講座の問い合わせ

三重県児童相談センター総務・家庭児童支援室

郵便番号514-0113一身田大古曽694-1、電話番号231-5669

問い合わせ

こども支援課 電話番号229-3284 ファクス229-3451

持続可能なよりよい社会を目指して。エスディージーズ できることから始めよう

エスディージーズは世界の共通目標

最近、テレビや新聞などでエスディージーズという言葉やロゴマークを見たり聞いたりする機会が多くなりました。

エスディージーズ(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発のための2030アジェンダに記載されている、2030年までに達成を目指す国際社会全体の目標です。持続可能な世界を実現するために、貧困、教育、ジェンダー、エネルギー、生産・消費、気候変動などの17項目について2030年にあるべき姿を示していて、誰一人取り残さない(Leave No One Behind)を理念としています。

世界中の全ての国が共通して取り組み、日本でも持続可能なよりよい社会の実現に向けて、自治体や企業などで積極的に取り組みを進めています。

17の目標を示した世界共通のロゴマーク

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  8. 働きがいも 経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任 つかう責任
  13. 気候変更に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

コロナ禍におけるエスディージーズ

いまだ新型コロナウイルス感染症は収束に至らず、私たちの日常生活は、長期にわたり大きな影響を受けています。このような中、エスディージーズどころではないと感じることもあるかもしれませんが、コロナ対策として行政が行っている施策や、皆さん一人一人が気を付けていることの中にも、エスディージーズの達成につながる取り組みがあります。また、コロナ禍によってその大切さが認識され、大きく取り組みが進んだものもあります。

例えば、ギガスクール構想実現に向けた全児童生徒への1人1台の端末の配備は、目標4 質の高い教育をみんなに に、新型コロナウイルス感染症に関して偏見や差別をなくすことは、目標10 人や国の不平等をなくそう に関係しています。

コロナ対策以外でも、身近な取り組みとして、レジ袋を使わないようマイバッグを持ち歩くことが日常的になっているほか、ごみ拾いをしながらジョギングをするプロギングというイベントも各地で行われるようになりました。これらは、目標12 つくる責任、つかう責任 や、目標14 海の豊かさを守ろう などに関係しています。

コロナ対策もエスディージーズの取り組みも、一人一人の日々の心掛けの積み重ねが大きな成果につながります。コロナ禍でも持続可能なよりよいまちづくりを進めるために、そして、感染症が収まったときによりよい日常を迎えられるように、今できることから始めましょう。

エスディージーズをもっと詳しく知りたい人は外務省ホームページをご覧ください。

問い合わせ

政策課 電話番号229-3101 ファクス229-3330


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このページに関するお問い合わせ先
政策財務部 広報課
電話番号:059-229-3111
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