「広報津」第376号(音声読み上げ)津市防災だより

登録日:2021年10月1日


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折り込み紙1

津市防災だより 令和3年 第2号

令和3年10月1日発行
防災室 電話番号229-3104 ファクス223-6247

津市自主防災協議会 香良洲支部の取り組み

津市自主防災協議会 香良洲支部会長 横井勝已

香良洲町は伊勢湾と雲出川、雲出古川に囲まれた三角州の地域です。近年の南海トラフ地震に対する防災対策について、平成26年度に作成した香良洲地区防災計画津波の目標に掲げる、高まる意識、繋がる思い、みんなが安全、安心に暮らせる防災まちづくり、を念頭におき、毎年の防災訓練・水防訓練や、一人一人の防災意識を高める防災教育を小中学校の児童・生徒、保護者、老人クラブなどで実施しています。平成29年度に実施した防災訓練では、市民約600人が避難経路や危険箇所をチェックしながら香良洲高台防災公園(令和6年度完成予定)へ避難しました。

また、風水害の対応について、各地区の防災担当員と防災会長を含め、要支援者への避難時の連絡体制の確立と避難訓練の実施を進めています。

昨年11月1日、コロナ禍における新しい生活様式を基本とした避難所の運営、をテーマとした津市総合防災訓練に参加しました。香良洲地域でもこの取り組みを広めていきたいという思いから、今年3月7日にサンデルタ香良洲で、避難所の受付訓練と間仕切り・段ボールベットの組み立て訓練を行いました。

受付訓練では、新型コロナウイルス感染防止のため、防護服、フェースシールド、マスク、手袋を着用し、受付時に避難者の体温測定、手指消毒の実施、健康チェックシートの記入・確認を行いました。そして、多目的ホールで3班に分かれ、地元消防団指導のもと、間仕切りと段ボールベットの組み立て訓練を行いました。

今回の香良洲防災訓練は、コロナ禍であることから、津市自主防災協議会の防災担当員と一部の消防団員合わせて約30人という少人数での実施となりましたが、津市自主防災協議会 香良洲支部では、この取り組みを多くの住民に広めていきたいと考えています。今後も少人数での開催になりますが、回数を重ね、防災意識を高めていきたいと思います。

備蓄品や防災グッズを見直しましょう

家庭で食料を備蓄する際は、3日分以上の備えがあると安心です。多めに食料の買い置きをし、賞味期限や保存した日付の古いものから順に食べていき、食べた分を補充するローリングストック法も有効です。

また、避難の際はつぎのチェックリストを参考に持ち出し品を準備し、感染予防のためマスク・アルコール消毒液・体温計はできる限り各自で携行してください。

持ち出し品チェックリスト

食料品
衣料品
その他

地震で起こり得る被害と対策について考えましょう

今後発生が予想される南海トラフ巨大地震では、津波被害のほか、次のような被害が発生すると考えられます。起こり得る被害を想定して、災害に備えましょう。

建物が崩れ、落下物が発生する

古いビルや家屋が崩れ生き埋めになったり、外壁や窓ガラスが落下し、けがをしたりする恐れがあります。

対策

行動範囲内の危険な箇所(古いビルやブロック塀など)を、事前に確認しておきましょう。

電気・ガス・水道が使えなくなる

停電や都市ガスの停止、水道の断水が起こり、復旧まで時間がかかる場合があります。

対策

電池やカセットコンロ、食料などを備蓄しておきましょう。生活用水の確保のため、湯船の水を捨てずに残しておくことも有効です。

電話がつながりにくくなる

通話の集中や通信設備の被災などにより、電話やインターネットがつながりにくくなります。

対策

連絡が取れない場合の集合場所を事前に決めておいたり、災害用伝言ダイヤル(171)を活用したりしましょう。

道路が通れなくなる

建物の崩壊や、自動車の集中による渋滞で避難が困難になることが予想されます。また、山間部では土砂崩れなどによっても道路の寸断が発生します。

対策

地震発生時は原則徒歩で避難しましょう。

地震による電気火災を防ぎましょう

地震による火災の出火原因は時代とともに推移しています。昔はかまどや七輪からの出火が多く、今ではガス・石油機器類からの出火が多く見られます。そして、近年の大規模地震発生時には、電気器具の故障や破損したケーブルからの出火など、電気を起因とする火災の発生件数が増加しています。

地震時の電気火災対策には感震ブレーカーが効果的です

感震ブレーカーは、地震発生時に設定値以上の揺れを感知した時に、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める器具です。感震ブレーカーの設置は、不在時の地震やブレーカーを切って避難する余裕がない場合に、電気火災を防止する有効な手段です。

主な感震ブレーカーの種類

感震ブレーカーを設置するときは急な停電に備えた対策も一緒に行いましょう

再通電時の火災を防ぐため、復電の際は以下に気を付けましょう


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