「広報津」第389号(音声読み上げ)津市防災だより 令和4年 第1号

登録日:2022年4月16日


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折り込み紙3

津市防災だより 令和4年 第1号

令和4年4月16日発行
防災室電話番号229-3104 ファクス223-6247

津市自主防災協議会栗真地区の取り組み

栗真地区自主防災協議会会長 岩中 紀

栗真地区自主防災協議会は、防災活動の一つとして栗真小学校と一身田中学校の子どもたちのための支援活動に取り組んでいます。今回はその一部を紹介します。

昨年11月、栗真小学校でかがやき栗真小フェスティバルが開催されました。このイベントでは、各学年が生活科・総合的な学習の時間で学習した内容の発表を通して、聞き取る力、まとめる力、プレゼンする力、そしてコミュニケーション能力を高めています。子どもたちが地域に興味・関心、誇りを持ち、自分たちにできることを考え、その取り組みを地域や保護者に広め深めていくとともに、学校・地域・保護者が連携して子どもたちの生きる力を育てることを目的に、毎年開催されています。

本協議会では、体育館の一画に防災ブースを設け、地域が実施する防災活動について紹介したり、子どもたちが実際に体験したりできる取り組みをおこなっています。昨年は、市防災室の協力のもと、ダンボール間仕切りを組み立て、ダンボールベッドを使用する体験を行いました。また、非常持出袋の中身を紹介し、子どもたちに保存食のクラッカーとアルファ米を配布し、試食してもらいました。さらに、車椅子を自分で操作したり、友だちを車椅子に乗せて押したりする体験を行いました。他にも、栗真小学校の避難訓練への参加や、各自主防災会の防災倉庫の見学、防災資機材の使用体験、5年生を対象とした防災教室を実施しています。

また、昨年12月には、一身田中学校で一身田中学校防災大作戦が開催されました。次代を担う青少年が心身ともに健やかに成長し、社会の中でたくましく活動できるよう、北郊地区青少年育成指導協議会の指導のもと開催しているもので、本協議会は防災関係の活動を支援しています。

昨年は、市防災室と北消防署の協力を得て、1年生と2年生約100人が、防災資機材(発電機の操作、簡易トイレの組み立て、投光機の組み立て・操作など)の使用体験、AEDの使い方・心臓マッサージの方法を学習し、救急車と消防車の装備等の見学も行いました。

栗真地区自主防災協議会は、今後も、地域の子どもは、地域で守るという思いで、活動を実施していきます。

自主防災会の手引を改訂しました

災害に強い安全・安心な地域社会をつくるためには、日頃から自主防災の意識を持ち、災害発生時に的確な対応ができるよう研修や訓練を通じて基礎知識を身に付けておくことが大切です。

自主防災会の手引は、地域防災のリーダーとなる自主防災会長や自治会長をはじめ、役員の皆さんが自分たちのまちは自分たちで守るという理念のもと、防災活動の手引として活用していただけるよう作成しています。自主防災組織などのリーダーの皆さんはもちろん、市民の皆さんもこの手引を参考に、研修や訓練などを通じて災害に対しての備えと正しい知識を身に付けていただきますようお願いします。

自主防災会の手引は、防災室と各総合支所地域振興課で配布しているほか、津市ホームページからもダウンロードできます。

ハザードマップをご確認ください

今後発生が予想される南海トラフ巨大地震では津波被害のほか、次のような被害が発生すると考えられます。起こり得る被害を想定して、災害に備えましょう。

地震防災マップ

南海トラフを震源とする地震が発生した場合の、予測震度や津波の浸水が予測される地域などを色分けして表示しています。

津波警報等が発表された場合は、ハザードマップの津波浸水予測地域外である高台などの安全な場所を目指して避難しましょう。もし避難が間に合わない場合は、マップに記載されている津波避難ビルや津波避難協力ビルに一時避難し、少しでも高いところへ避難してください。

あらかじめ危険箇所や避難先を確認しておきましょう。

ハザードマップは津市ホームページ内の防災サイトで公開しているほか、防災室、各総合支所地域振興課、各出張所で配布しています。詳しくは、防災室または各総合支所地域振興課へお問い合わせください。

洪水ハザードマップ

想定し得る最大規模の降雨(1,000年に一度程度)によって洪水になった場合、どのくらい浸水する可能性があるのかを色分けして表示しています。

台風や大雨によって洪水・氾濫が発生した際の浸水予測や避難所などが掲載されていますので、あらかじめ自宅の災害リスク、周辺の危険箇所や避難先を確認しておきましょう。

土砂災害ハザードマップ

土石流や地すべり、急傾斜地の崩壊区域等の土砂災害が発生する恐れのある土砂災害警戒区域を色分けして表示しています。

土砂災害発生の危険がある箇所や避難所、土砂災害避難施設が掲載されていますので、あらかじめ危険箇所や避難先を確認しておきましょう。

タウンウォッチングをしてみましょう

タウンウォッチングとは自分たちのまちを見て歩き、災害が起こった時に危険な場所やもの、または役立つ場所やものなどを調べることです。災害が発生したことをイメージしながら実際にまちを見て歩き、自分たちの住む地域の状況や危険個所を知ることは、防災意識を高めることに直結します。

また、タウンウォッチング実施後に、得られた情報を地図上に示して避難経路を考えておくことで、地域への関心や理解をより深めることにもつながります。


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