「広報津」第391号(音声読み上げ)下水道だより

登録日:2022年5月16日


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折り込み紙4

下水道だより

未来に引き継ぐ下水道 ボリューム14
令和4年5月16日発行
上下水道管理課 電話番号237-5811 ファクス237-5819

市民の皆さんに津市の下水道事業をもっと知っていただくため、課題や経営状況についてシリーズでお伝えしています。
今回は、下水道事業会計の令和4年度予算について、主な工事内容を中心に見ていきます。

令和4年度予算を見てみよう

収益的収支

収益的収支とは

その年度の下水道事業の提供に必要な費用と収益のことです。

収益的収支の金額

いずれも、税込み。

収入内訳
支出内訳

資本的収支

資本的収支とは

将来にわたり下水道を維持するために必要な施設の整備や拡充などに係る費用と収入です。

資本的収支の金額

いずれも、税込み。

収入の不足分は、減価償却費などで得られた資金で補います。

収入内訳
支出内訳

解説

先生のコメント。令和4年度の公共下水道事業の予算が確定したから紹介するね。

女の子のコメント。令和4年度も一般会計からの基準外繰入金が約7億円もあるんだね。

補足、基準外繰入金とは。

本来、下水道使用料で賄うべき額と、下水道使用の差額で、市の税金で補っている額のことです。

例えば、下水道使用料で賄うべき額が約31億円であるのに対し下水道使用料が約24億円しかない場合、差額の約7億円が収入不足分(基準外繰入金)であり、これを市の税金で補っています。これにより、市の税金で賄うべき額が約36億円であった場合、実際に市の税金で賄われている額は、収入不足分(基準外繰入金)を加えた約43億円となります。

補足、終わり。

先生のコメント。令和元年10月に下水道使用料が改定されたけど、汚水処理費など本来下水道使用料で賄うべき額が不足しているということなんだ。

女の子のコメント。企業会計は独立採算が原則だから、基準外繰入金をもっと減らさないといけないね。ところで、将来にわたり下水道を維持するために、必要な施設の整備や拡充などに係る費用に約98.2億円計上されているけど、どんなことをしてもらえるのかな。

先生のコメント。次の項で、どんな事業が行われるか詳しく見てみよう。

令和4年度の主な事業

先生のコメント。まず、令和4年度の公共下水道の整備は、主に次の処理区で進められるよ。

公共下水道の整備 約21.3億円

女の子のコメント。公共下水道の整備って汚水管のことだよね。この整備にかかる予算は約21.3億円なんだね。ところで、津市の下水道処理人口普及率は全国的に低いって聞いたけど、どれくらいなのかな。

先生のコメント。令和2年度末で、まだ51.3パーセントなんだ。ちなみに全国平均は80.1パーセントだよ。

女の子のコメント。ずいぶん低いんだね。

先生のコメント。志登茂川浄化センターの運用が平成30年4月にようやく開始されたから、重点的に志登茂川処理区内の整備を進めているよ。下水道の利用が可能になった地区から順に、みんなに早く接続してもらうことが必要だね。

女の子のコメント。雨水の排水はどうなっているのかな。

先生のコメント。主に次の雨水幹線の築造やポンプ場を建設しているよ。どれも完成までに数年かかる大規模な工事なんだ。

雨水排水施設の整備 約10.8億円

雨水ポンプ場の建設 約5.7億円

金額はいずれも令和4年度の事業費(税込み)。

女の子のコメント。たくさん雨が降っても浸水の心配がいらない街になるといいね。

先生のコメント。浸水対策事業については、令和2年度に個別補助事業制度が創設され、津市の事業も採択されたから、これを活用して10年間の雨水対策事業費を100億円から140億円に増額して、計画を前倒しして進めるよ。

お願い

公共下水道工事が完了し、下水道が利用できるようになった日から3年以内に、排水設備工事をおこなっていただきますようお願いします。

汚水管・管更生について

老汚水管の修理や耐震化は、内側を特殊な加工で改築する管更生工法を採用。道路を掘り返さず工事できるため、安価で短期間の施工が可能です。老朽管を放置すると、ひび割れ箇所から雨水が混ざり汚水処理費用がかさむことにもなります。

雨水管・幹線工事について

雨水幹線は、大雨の時に道路側溝などから集まった雨水を河川へ安全に放流し、街を浸水の被害から守るための重要な水路です。

おわび

広報津令和3年12月1日号折り込み紙 下水道だより ボリューム13の志登茂川浄化センターの写真説明に誤りがありました。栗真海岸に位置する、とあるのは、正しくは白塚海岸に位置する、です。おわびして訂正します。


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