「広報津」第402号(音声読み上げ)20歳が対象、2部制で開催 津市二十歳のつどいに参加しませんか、市長コラム 道路が描く都市の未来図

登録日:2022年11月1日


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20歳が対象、2部制で開催 津市二十歳のつどいに参加しませんか

民法改正により、令和4年4月1日より成年年齢が20歳から18歳に引き下げられましたが、飲酒や喫煙などの年齢制限は20歳のまま維持されています。津市ではこれらの制限がなくなる年齢を重要な節目として捉え、自立した社会人として責任ある態度を持ち、よりよい社会を築くために貢献しようとする20歳の人を祝い、励ますとともに進学や就職等で市外へ出た人が同級生との絆を深める場となるよう、津市二十歳のつどいを開催します。

新型コロナウイルス感染症防止対策のため、主に出身中学校別に2部に分けて実施します。式典の様子はユーチューブでライブ配信します。詳しくは津市ホームページをご確認ください。

令和5年 津市二十歳のつどい

とき

来年1月8日日曜日

ところ

サオリーナ(津市産業・スポーツセンター内)

スケジュール

第1部
時間

12時から12時30分まで。受け付けは11時30分から

対象(平成14年4月2日から平成15年4月1日までに生まれた人)

橋北・東橋内・西橋内・橋南・南郊・西郊・一身田・豊里・南が丘中学校出身者、当該校区在住者

第2部
時間

14時30分から15時まで。受け付けは14時から

対象(平成14年4月2日から平成15年4月1日までに生まれた人)

朝陽・芸濃・東観・久居・久居西・久居東・香海・一志・白山・美杉中学校出身者、みさとの丘学園出身者、当該校区在住者、国立・県立・私立中学校出身者

その他

問い合わせ

教委生涯学習課(青少年センター) 電話番号225-7172 ファクス228-4756

市長コラム 道路が描く都市の未来図

津市長 前葉 泰幸

伊勢平野のほぼ中心に位置する県都津市において、市内外への南北移動を円滑にする広域幹線道路の整備は長年の重要課題でした。

国道23号を補完する新たな南北軸

国道23号中勢バイパスは昭和59年の着工から40年の時を経て、鈴鹿安塚工区の完成をもって令和5年度中に南北33.8キロメートルの全線が開通します。1,955億円が投じられ鈴鹿から河芸、津、久居、嬉野、三雲まで西部丘陵地を縦貫するバイパスは、市街地の交通環境の改善と地域活性化に大きく寄与しています。

広域農道中勢地区グリーンロードも昭和50年の着工から平成25年の完成までに40年近い歳月を要しました。広域営農の基幹農道として県が104億円をかけて整備した全長26.6キロメートルは、完成後市に移管され、芸濃から安濃、美里、白山まで西部を南北につなぐ広域道路として、農業利用のみならず生活道路の役割も果たしています。

このほど県が測量、設計に着手した河芸町島崎町線の志登茂川河口の架橋が実現すれば、東部の南北軸がさらに強化されることになります。

旧10市町村を結んだ平成20年代

国と県の主導で南北軸となる広域幹線道路の充実、強化が進む一方で、合併により711平方キロメートルという広大な市域を擁することとなった津市は、各地域間の交流を促進する道路ネットワークの形成が求められました。

中でも副都市核・久居とのミッシングリンク(未開通区間)の解消は急務でした。市境でそれぞれ行き止まりだった片田工業団地の南端と戸木工業団地の北端をつなげるわずか116メートルの道路を4,300万円の小規模な事業として建設したところ、輸送車両のアクセス向上に加え、従業員の通勤時間の短縮もかなうなど、合併の効果が如実に表れた事例となりました。

津地域と久居地域を結ぶ都市計画道路、上浜元町線は市境付近で工事が遅れていました。南からは、旧久居市が市役所前から国道165号まで約1キロメートルを平成初期に完成させており、北の半田から市境までの1.9キロメートルを三重県が津久居線として、平成26年度の中勢バイパス久居工区の供用開始に間に合うよう工事を進めていました。

残る未整備区間は中勢バイパス半田東交差点から国道165号の交差点までの1,550メートル。この区間については合併直後に三重県との協議が整い、県と市が連携して整備を急ぐことになりました。県が北から800メートルに7億円を、市が南から750メートルに11億円を投じて施工し、ようやく本年3月末に完成にこぎつけ、久居中心部と神戸・半田地区が幅員12メートルから16メートルの広い道路でつながりました。

一志美杉線は沿線住民の重要な生活道路であると同時に、国道に接続して臨海部、山間部、関西圏を広域的に結ぶ幹線道路としての機能を持ち合わせています。美杉町下之川・一志町波瀬間は、久居への最短ルートとして下之川の住民の利便性を高め、一般廃棄物最終処分場へのアクセスルートにもなることから、県の全体事業費36億円の22.5パーセントを津市が特別に負担するという、他に例を見ない合意が成立しました。平成27年に矢頭トンネル1.6キロメートルが貫通し、その後も、室の口までの2.3キロメートルの拡幅工事が進んでいます。

環状放射型ネットワーク

平成30年から始まった津市道路整備計画は、社会経済情勢の変化に対応し、まちづくりや防災を意識したものとなっています。

計画路線の中では地域間連絡道路に区分される広明町河辺町線2の長岡町地内300メートルと、内多清水ヶ丘線(2期)の安濃町清水・内多間900メートルの狭あい部分の拡幅整備は合併前からの課題です。

観音寺町から長岡宮ノ前で中勢バイパスと交差し、清水が丘団地を経て安濃町内多で県道津芸濃大山田線に交わるこの路線は、津西地区と安濃を結び、さらに芸濃方面につながるネットワークを形成するものです。リニア中央新幹線三重県駅への接続まで視野に入れるとその意義はさらに高まります。

都市部環状ネットワークの一部に位置づけられている下部田垂水線1も長年待ち望まれている事業です。夢の第3の江戸橋が志登茂川河口架橋事業として現実のものとなりつつある今、国道23号上浜町二丁目交差点と主要地方道津関線上浜町六丁目交差点を結ぶ道路を、鉄道と立体交差する形で事業化できれば、市中心部における東西連携の役割を大いに発揮することを疑う余地はありません。

これらの道路整備計画を実現するには、地権者をはじめ地元の皆さまのご理解と、巨額にのぼる事業費の財源確保が欠かせません。まずは地域の皆さまとよくご相談し、財源をしっかりと見極めた上で、事業化の見通しがついた時点で予算を計上して市議会に諮ることとなります。

まちの姿を変える道路

平成6年に県総合文化センター東から一身田大古曽まで開通し、その後大里睦合町につながる4車線の津関線と、平成4年に供用を開始した垂水高架橋は、津駅西と垂水・城山のまちの姿を変えました。

先に掲げた3路線の構想は鉄道で東西に分断された市街地を津駅北側でつなぎ、津西地区から市域を超えて北へと展開する新しいまちの姿を示すものです。安全で快適な市民生活を支え、都市の可能性を広げる道路網の構築を推進してまいります。


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