登録日:2022年12月1日
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広報津 令和4年12月1日 第404号
津ぎょうざ小学校がBワン グランプリで日本一に導いた津ぎょうざは、学校給食が発祥の人気ご当地グルメ(10月25日 立成小学校)
津ぎょうざの皮はなんと直径15センチメートル。子どもたちの顔と比べてみてね
津北部地域の海岸堤防は、国の
による予算の増額により整備が加速しています。また、海岸堤防と道路の一体整備として、津市が上野地区海岸で堤防兼道路を事業化しています。
長さ1,149メートル、計画・整備進行中
長さ1,783メートル、うち整備済み1,129メートル
長さ924メートル、令和4年度整備着手
長さ1,000メートル、計画・整備進行中
長さ1,219メートル、うち整備済み993メートル
長さ1,165メートル、うち整備済み452メートル、令和5年度完成予定
長さ2,062メートル、令和3年6月完成
長さ3,800メートル、うち整備済み3,015メートル
通常予算 12,000,000円
通常予算 27,000,000円
通常予算 52,000,000円
通常予算 39,000,000円
長さ2,900メートル、うち整備済み1,570メートル
人口が増加していた時代に建てられた多くの公共施設が老朽化しており、人口が減少に転じた今、どのように施設の改修・建て替えなどをしていくのかが全国的な課題となっています。この難しい課題への津市の取り組みについて、ゴーちゃんがシロモチくんに尋ねました。
ゴーちゃんの発言。最近、津市のあちらこちらで、古くなった公共施設を見かけるんだけど、今後はどうなっちゃうのかな。
シロモチくんの発言。津市の公共施設は建ててから30年を超える施設が全体の60パーセントを超えていて、何とかしないといけないんだよ。そこで、平成28年度に津市公共施設等総合管理計画を作ったんだ。
ゴーちゃんの発言。その計画ってなにかな。古い施設は全部建て替えたらダメなのかな。
シロモチくんの発言。その計画の中では、施設を建ててから30年経った時点での大がかりな改修、60年経った時点での建て替えにかかる費用をシミュレーションしてるんだけど、計画を作るまでの過去10年で津市が改修・建て替えなどの施設整備にかけてきた費用の2倍弱の費用がかかってしまうから、全部建て替えるわけにはいかないんだ。
ゴーちゃんの発言。その費用は何とかならないのかな。
シロモチくんの発言。まず、津市の人口は減り続けていて、高齢化も進んでいるんだ。そうすると施設を利用する人も減るだろうし、建物の大きさや数もこれまでどおりとはいかないよね。
さらに、医療や福祉にたくさん費用がかかる中、働く人(生産年齢人口)が減っていくと、納められる税金も減ることになるし、そうなると施設整備に使える財源はますます少なくなるかもしれないんだ。
(ここからグラフ)
津市の人口構成予測のグラフ
老年人口とは65歳以上、生産年齢人口とは15歳から64歳まで、年少人口とは0歳から14歳までです。
平成27年
令和12年
令和27年
(グラフ、終わり。)
ゴーちゃんの発言。じゃあどうしていくのがいいのかな。
シロモチくんの発言。津市公共施設等総合管理計画では、必要な機能は残しながら施設を減らしたり、今ある施設を使ったりして、施設整備や管理運営にかかる費用を抑えていくことを目指しているよ。施設を別の機能に活用する転用、機能をまとめる集約化、施設を改修して寿命を延ばす長寿命化などを進めていく実施方針を打ち出しているんだ。
ゴーちゃんの発言。なるほど、将来を見通した公共施設の再編・再整備も必要なんだね。それと最近は時代の変化に応じて環境や人にとって優しいものにしないといけないよね。
シロモチくんの発言。そうだね。新しく施設を建てるわけじゃないけど、今ある施設を時代に合わせてより良くしていくことも必要になってくるんだ。
例えば最近は、環境に優しい太陽光発電設備やLED照明設備、多目的トイレを設置したり、新型コロナウイルス感染症対策としてエアコンを交換したりしてきたよ。
また、それぞれの施設について具体的に何をどうするかは、令和2年度に作った津市個別施設計画にまとめているよ。この計画に基づく改修には公共施設等適正管理推進事業債という有利な財源が活用できるよう、国も後押ししてくれているんだ。
ゴーちゃんの発言。実際に転用した施設って具体的にどんなものがあるのかな。
シロモチくんの発言。例えば、高野尾小学校の校舎の中にあった旧高野尾幼稚園があるよ。令和3年度いっぱいで閉園になったんだけど、その後、園舎を小学校に転用してその一部は放課後子供教室として活用しているよ。
他にも、閉校した学校を地域の人たちの活動の場所として使ってもらっているんだけど、今後さらに発展した活用ができないか検討していくよ。
ゴーちゃんの発言。小学生のための放課後の居場所づくりが小学校の中でできるのは、離れたところまで行くよりも便利だし安心で良いよね。じゃあ集約化した施設はどんなものがあるのかな。
シロモチくんの発言。例えば、複数の幼稚園と保育園の機能が一緒になってできた津みどりの森こども園があるよ。
ゴーちゃんの発言。元々の幼稚園はどうなったのかな。
シロモチくんの発言。いい質問だね。この地域では公民館や会館の老朽化の課題もあったんだけど、旧修成幼稚園は改修して新たな橋南公民館に転用、旧新町幼稚園は解体して跡地に新たな新町会館を整備することで解決したよ。
最終的に、元々の橋南公民館や新町会館は売却したんだ。
ゴーちゃんの発言。それなら施設を建てる費用を節約できるし、一石二鳥だね。売って得られた代金は施設を直す財源として活用できそうだね。
じゃあ長寿命化した施設はどんなものがあるのかな。
シロモチくんの発言。例えば、小学校や中学校は、合計68校の半数以上が建ててから30年を超えているんだけど、全学校で耐震化を完了した後、平成24年度からは合計9校の大規模改造をおこなって、令和3年度からは1年3校程度のペースで校舎の長寿命化改修を進めているところだよ。
他にも三重短期大学では、公共施設等適正管理推進事業債を活用して改修を進めているし、建物や調理設備が古くなっている一志学校給食センターも、長寿命化するために改修をおこなっているところだよ。
ゴーちゃんの発言。建て替えをしなくても、工夫をすることで必要な機能を実現できるし、限られた財源でより多くの施設を便利で快適にできるという考え方もできそうだね。それに、中身を新しくしながら古い建物を使い続けるのは、環境にも良いことだよね。
シロモチくんの発言。そうだよ。津市はこれからも時代の変化に合わせながら、将来に向けて持続可能な公共施設の最適化に取り組んでいくよ。
財産管理課 電話番号229-3126 ファクス229-3444
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