「広報津」第418号(音声読み上げ)まちの情報ひろば、市長コラム、時代を映す保育の現場

登録日:2023年7月1日


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まちの情報ひろば

当事者間のトラブル等について、市は一切関与しません

イベント

小津安二郎生誕120年記念 ぐるっと三重上映キャラバン2023 イン 美杉

とき

7月17日月曜日・祝日13時30分から16時20分まで(13時開場)

ところ

美杉総合文化センター多目的ホール

時間と内容

13時30分から 映画解説
14時から 映画 晩春 上映(1947年、108分)
15時50分から 座談会(参加希望の人のみ)

定員

300人

問い合わせ

彼岸花映画祭実行委員会担当 仲村 電話番号090-2619-1226

合同企業説明会

就職氷河期世代を対象に10社による企業説明会を開催します。

とき

7月21日金曜日13時から16時まで、22日土曜日10時から15時まで

ところ

アスト津5階ギャラリー1

対象

おおむね37歳から52歳までの人

問い合わせ

おしごと広場みえ 電話番号222-3309

市民向け集会 なぜ再審法改正が必要か

とき

7月22日土曜日13時から17時まで

ところ

三重弁護士会館(丸之内養正町)

内容

ドキュメンタリー映画 約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯の上映、大崎事件弁護団事務局長・弁護士の鴨志田祐美さんによる講演など
詳しくは三重弁護士会ホームページをご覧ください。

問い合わせ

同会事務局 電話番号228-2232

津市民文化祭参加事業文化講演会 三重大学シリーズ はてな発見塾

とき

7月22日土曜日13時30分から15時まで

ところ

津リージョンプラザ3階第7会議室

内容

三重大学人文学部教授の川口敦子さんによる講演。演題は、キリシタン宣教師が観察した戦国時代の話し言葉、です。

定員

50人程度

問い合わせ

津文化協会担当 電話番号090-1236-1144

全盲の奏者 伊藤静生 ハーモニカコンサート

とき

8月2日水曜日13時から(12時30分開場)

ところ

久居アルスプラザときの風ホール

問い合わせ

ひぐらしハーモニカ教室代表 電話番号223ー2106

募集

伊勢本街道奥津宿ウォークとアマゴつかみ大会

とき

7月23日日曜日9時から14時30分まで

ところ

JR名松線伊勢奥津駅前観光案内交流施設ひだまり前集合

内容

ボランティアガイドと奥津宿の散策、アマゴつかみ

定員

先着50人

費用

1,500円(昼食代・保険料を含む)

申し込み

7月10日月曜日から17日月曜日・祝日までに伊勢本街道を活かした地域づくり協議会へ。電話番号212-0168

夏休みを満喫 親子で名松線魚つかみ

美杉地域の清流でアマゴつかみを楽しみませんか。親子で名松線に乗って美杉の川を遊びつくそう

とき

7月29日土曜日・30日日曜日9時から15時まで

ところ

JR名松線伊勢奥津駅集合(8時59分または11時2分同駅着の名松線をご利用ください)

定員

先着各30人程度

費用

1,000円(昼食代・保険料を含む)

申し込み

7月10日月曜日から20日木曜日までに名松線を守る会事務局へ。美杉総合支所地域振興課内、電話番号272-8080

世代交流ペタンク大会

とき

8月1日火曜日9時から12時まで
雨天時は8月8日火曜日に延期

ところ

久居スポーツ公園

対象

小学生以上

定員

先着48人

費用

400円

申し込み

7月10日月曜日から21日金曜日までに所定の申し込み用紙に必要事項を記入の上、郵送または電話、ファクスでアフタースクール夢へ。郵便番号514-1118 久居新町2809 コーポ新町A101、電話番号・ファクス253-4322

世代交流モルック大会

とき

8月7日月曜日9時から12時まで
雨天時は8月21日月曜日に延期

ところ

久居スポーツ公園

対象

小学生以上

定員

先着56人

費用

350円

申し込み

7月17日月曜日・祝日から23日日曜日までに電話またはEメールでパーシモン津担当へ。電話番号070-4037-2037 Eメールpersimmonz@ymail.ne.jp

サマーキャンプスクール

とき

8月5日土曜日13時15分から6日日曜日11時30分まで

ところ

津市青少年野外活動センター(神戸)

内容

飯ごう炊さん、カレー作り、キャンプファイアなど

対象

市内に在住の小学4年生から6年生まで

定員

先着50人

費用

2,500円

申し込み

7月10日月曜日から25日火曜日まで8時30分から17時までに直接窓口または電話で同センターへ。電話番号228-4025
窓口優先

鈴鹿高専夏季ものづくり体験教室

楽しい電子回路工作
とき

8月22日火曜日・23日水曜日

定員(抽選)

各16人

身のまわりのおもしろ化学実験
とき

8月22日火曜日・23日水曜日

定員(抽選)

各32人

親子でポンポン船
とき

8月24日木曜日・25日金曜日

定員(抽選)

各16組

マイコン電子制御
とき

8月25日金曜日

定員(抽選)

40人

機械工学のひとこま
とき

8月25日金曜日・26日土曜日

定員(抽選)

各20人

ところ

鈴鹿工業高等専門学校

対象

中学生

費用

50円(保険料)

申し込み

7月7日金曜日から24日月曜日までに同校ホームページから

問い合わせ

同校総務課 電話番号059-368-1717

三重大学工学部技術部 夏休みものづくり・体験セミナー

ピンホールカメラを手作りして写真を撮ろう
とき

8月1日火曜日10時から16時まで

定員(抽選)

3人

伊勢型紙を切り抜いて写真立てに銀を蒸着しよう
とき

8月3日木曜日10時から16時まで

定員(抽選)

3人

3Dプリンタものづくり体験
とき

8月3日木曜日13時から17時まで

定員(抽選)

8人

液晶って何だろう
とき

8月4日金曜日13時30分から16時30分まで

定員(抽選)

6人

音の正体ってなんだ 音を使った工作実験
とき

8月9日水曜日10時から12時まで

定員(抽選)

8人

ブラックライトで光るものを作ろう
とき

8月9日水曜日13時から16時まで

定員(抽選)

6人

ところ

三重大学工学部(栗真町屋町)

対象

小学5年生から中学生まで

申し込み

7月19日水曜日までに同学部技術部ホームページから

問い合わせ

同学部 電話番号231-9475

健康

第267回住民健康講座 歯とからだの健康

とき

7月13日木曜日14時から15時まで

ところ

久居アルスプラザときの風ホール

内容

こう歯科院長の藤田耕さんによる講演

問い合わせ

久居一志地区医師会 電話番号255-3155

第6回定期総会記念講演会

とき

7月30日日曜日10時から12時まで

ところ

県総合文化センターセミナー室C

内容

神奈川歯科大学病理・組織形態学講座教授の槻木恵一さんによる講演で、演題はこんなにスゴイ 体内マスクで健康長寿 魔法のカクテル唾液の脅威のパワーが命を守る、です。

定員

30人

申し込み

保険でより良い歯科医療を三重連絡会へ。電話番号225-1071

みどりの丘カフェ

認知症の人やその家族、専門職などが集まり、介護などの悩みについて、お茶を飲みながら一緒にお話ししませんか。

ときと ところ
  1. 毎月第2土曜日 津西ふれあい会館
  2. 毎月第4土曜日 フレンテみえ2階セミナー室B(県総合文化センター内)

いずれも10時から11時45分まで

対象

介護や認知症に関心がある人、認知症の人やその家族など

定員

15人から20人まで

費用

300円

問い合わせ

みどりの丘集いの会担当 電話番号090-7676-3954

無料相談

一日合同相談(無料・秘密厳守)

とき

7月21日金曜日10時20分から12時まで、13時から15時15分まで
受け付けは10時から15時まで

ところ

久居総合福祉会館南館3階レクリエーションホール

内容

弁護士、税理士、司法書士、行政書士、土地家屋調査士、社会保険労務士、行政相談委員(市政相談員)、消費生活相談員による相談(1人30分以内)
弁護士による相談(定員先着14人)、税理士・司法書士による相談(定員先着各7人)は事前予約が必要です。

申し込み

7月7日金曜日8時30分から地域連携課へ。電話番号229-3105

スポーツ通信

対象

市内に在住・在勤・在学の人

申し込み

種目によって申し込み方法が異なります。

軟式野球(中学生の部)、バスケットボール(一般の部)の場合

各競技団体へ申し込み

上記以外の競技の場合

津市スポーツ協会(メッセウイング・みえ1階)などにある申込用紙を同協会へ。同協会ホームページからダウンロードも可能です。

補足

競技団体の申込先・方法のほか詳細については、津市スポーツ協会にお問い合わせいただくか、同協会ホームページをご覧ください。

問い合わせ

同協会 電話番号273-5522

津市民体育大会

軟式野球(中学生の部)
とき

8月11日金曜日・祝日から13日日曜日まで・26日土曜日

ところ

安濃中央総合公園内野球場、芸濃グラウンド他

対象

中学1年生・2年生

定員(先着)

21チーム

申込期間

7月14日金曜日から29日土曜日まで

バスケットボール(一般の部)
とき

8月13日・20日・27日いずれも日曜日

ところ

安濃中央総合公園内体育館、サオリーナ

対象

津市バスケットボール協会加盟チームに所属の高校生以上

定員(先着)

上限なし

申込期間

7月7日金曜日から28日金曜日まで

津市民スポーツ教室

少林寺拳法
ときと ところ

8月5日土曜日

対象

小学生以上

定員(先着)

各10人

申込期間

7月10日月曜日から31日月曜日まで

バドミントン
とき

8月26日土曜日・27日日曜日いずれも9時から16時まで

ところ

サオリーナ サブアリーナ

対象

市内中学校 バドミントン部

定員(先着)

上限なし

申込期間

7月10日月曜日から8月4日金曜日まで

スポーツウエルネス吹矢
ときと対象

9月3日日曜日

  1. 10時から11時30分まで 小学4年生以上の初心者・経験者
  2. 13時30分から15時まで 小学4年生以上の経験者
ところ

サオリーナ サブアリーナ

定員(先着)

各50人

申込期間

7月10日月曜日から8月16日水曜日まで

市長コラム、時代を映す保育の現場

津市長 前葉 泰幸

2022年の人口動態統計によると、女性1人が生涯に産むこどもの推定人数合計特殊出生率は過去最低に並ぶ1.26、出生数は77万747人と、統計開始以来初の80万人割れとなりました。

新型コロナウイルスの感染拡大による出産控えも影響し、想定を超えるスピードで少子化が進む一方で、共働き世帯が専業主婦世帯の2倍を超すなど、逆に保育を必要とするこどもの数は急激に増加しています。

合併後初の待機児童

本年4月、合併以来、待機児童ゼロを続けてきた津市に初めて待機児童が発生しました。その数57人。全員が1歳児です。

一般的にどこの都市でも、育児休業期間後の職場復帰のために預け入れを開始する1歳児の入所は競争率が高い傾向があります。働く親にとって就労の継続はキャリア的にも経済的にも死活問題であり、将来への不安を取り除くためにも1歳で確実に保育園に入所できる環境を整えることが何より重要です。津市は、わたくしりつ保育園の園舎の新増築や6つの市立こども園の開園など施設整備を進め、16年間で保育定員を1,572人分増やしてきました。

社会問題化する保育士不足

ところが、ここ数年、わたくしりつ保育園において募集した数の保育士を採用できない事態が生じるようになってきました。保育園に通うこどもの数が増え続けているのに対し、養成される保育士の数は変わらないため需給のバランスが崩れてきたのです。

採用活動に努める園と市が保育士の職場復帰セミナーを共催するなど、保育士資格をお持ちで離職中の方向けに再就職支援も行ってきましたが、令和元年度から4年度までのわたくしりつ保育園における保育士の採用者数は239人と、募集人数320人の74.7パーセントにとどまる厳しい結果となりました。

この影響が大きいのは0歳児から2歳児までです。保育士1人が保育可能なこどもの数は0歳児が3人、1歳児5人、2歳児6人と、3歳児の20人、4・5歳児の30人に比べ手厚い保育を必要とするからです。

今年4月の保育園申込者数1,509人のうち1歳児は736人と、前年より104人も増えています。たとえ定員に余裕があっても、保育士の配置基準の観点から園側が受け入れることができたのは増加分の半数が精一杯で、57人が待機児童となってしまいました。

申し込みが集中する1歳児の受け入れを確実にするためにも、保育士の確保が急務です。津市では、高田短期大学と三重大学で合わせて毎年130人ほどの学生が保育士資格を取って卒業します。この方々に津市のわたくしりつ保育園に就職していただけるよう、また、市外で学ぶ方々が津市に戻ってきてくださるよう就職支援金の制度を創設するため、津市議会に提案した6月補正予算案に関連する経費を盛り込みました。

保育士が長く働ける職場に

予算案には1,000万円を計上し、来年度から、津市で新たに保育士、保育教諭、幼稚園教諭としてわたくしりつの保育園、こども園、小規模保育施設、幼稚園に就職した方に10万円、1年間継続勤務された時点でさらに10万円を支給することとします。

保育士の処遇改善を人材確保につなげようとする自治体が増えてきています。保育を志す方が津市で働く選択をしてくださることを願っています。

時代に合わなくなったルール

保育の現場が抱えるもう一つの課題は、使用済み紙おむつの持ち帰りルールです。

便による体調管理、ゴミ回収までの使用済み紙おむつの保管場所と処分費用などの理由から、布おむつを使っていた時代の古い慣習が見直されないまま現在も続いています。これにより、重たい荷物とこどもを抱えて送迎する保護者にも、取り替えた紙おむつを一人一人間違わないよう振り分ける保育士にも相当の負担が生じています。

臭いの問題もあり、送迎に公共交通機関を利用する都市部を中心に園廃棄への移行が進んでいますが、津市立の25ある全ての保育園、こども園では、原則として使用済み紙おむつは保護者にお持ち帰り願って家庭ごみとして処分していただいています。わたくしりつでも39のうち10の園では今も持ち帰っているのが実情です。

福祉を担う保育園経営の難しさ

多くの保護者を悩ませてきた持ち帰りルールの見直しがなかなか進まなかったことには理由があります。保育は児童福祉の重要な領域として、運営費用の多くは国の社会保障の財源が充てられていますが、使用済み紙おむつの保管と処分にかかる費用は公定価格に含まれていないからです。

そこで、使用済み紙おむつを一時的に保管するごみ回収ボックスの設置に、国の補助制度を活用することにしました。予算案に計上した776万円は、ご希望をいただいたわたくしりつ34園分の補助金および津市立25園分の購入にかかる経費です。

使用済み紙おむつは保護者が持ち帰れば家庭ごみとして津市が無料で回収します。園廃棄の場合でも市立の園は現行の公共施設ごみ回収ルートに乗せて市職員や委託業者が可燃ごみと併せて収集することが可能ですが、わたくしりつの場合、事業系一般廃棄物として処理費用が必要になります。

厚生労働省の全国調査によると、多くのわたくしりつ園が自らの運営費の中でやりくりする一方で、保護者から月200円から300円程度の実費を徴収している園もあるようです。しかし、津市のわたくしりつの園あるいはその保護者に紙おむつの廃棄にかかる費用を新たにご負担願うのは難しいと判断しました。

負担を減らし子育てしやすいまちに

津市は、三重県下で初めて、使用済み紙おむつの回収処分に補助金制度を創設することとし、3歳未満児を受け入れている38園の処理費用とゴミ袋代などを児童1人当たり1カ月250円分支援する経費386万円を予算案に盛り込みました。

こどもたちのためにもっとできること

議会の予算議決が得られれば、支援金は現在就職活動中の来年春採用の方から支給し、使用済み紙おむつの持ち帰り廃止は直ちに実行に移してまいります。

今後はさらに、こどもと妊産婦の医療費助成の拡充や子育て応援ヘルパーの派遣など、よりきめ細かい津市独自のこども・子育て政策を広く深く展開できるよう、鋭意検討を進めてまいります。


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