歴史散歩vol.236

ページ番号1013654  更新日 2026年8月28日

西来寺(せいらいじ)の『禁中懺法講記(きんちゅうせんぽうこうき)』

禁中懺法講記(部分)の写真
禁中懺法講記(部分)

 津センターパレスから海に向かってフェニックス通りを進むと、天台真盛宗の別格本山である西来寺があります。延徳2(1490)年の春、真盛上人が各地を布教した際、観音寺で90日間にわたり説法をし、多くの信者を集めました。その後、これらの人々によってこの地に建立されたのが西来寺とされています。
 西来寺には、現在修理が行われている重要文化財の聖徳太子勝鬘経講讃図(しょうまんきょうこうさんず)をはじめ、多数の文化財が伝えられています。これらの文化財のうち、市指定文化財の『禁中懺法講記』は、第31代住職である真阿(しんな)上人(宗淵)ゆかりの文化財です。これは、真阿上人が京都大原にあった普賢院の住職を務めていた文化12(1815)年に、宮中で行われた懺法講という法会の様子を、文章と挿絵によって詳細に書き記したものです。当時、真阿上人はまだ30歳という若さで、推敲(すいこう)を繰り返し、文政8(1825)年にこの記録を完成させ、文政10年に住職に就任しています。

石水博物館特別展

この『禁中懺法講記』は、石水博物館で開催される特別展で公開されます。この機会に会場でご覧ください。
公開期間 9月5日土曜日から11月8日日曜日まで ※月曜日(祝日の場合は翌平日)を除く
費用 一般500円(中学生以下は無料)

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