人権だより 平成25年3月16日発行(音声読み上げ) 仲間とともに 差別なき明日へ輝く宝とともに-このなかま、このつながり、このいばしょ-

登録日:2016年2月25日

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仲間とともに
差別なき明日へ輝く宝とともに-このなかま、このつながり、このいばしょ-

 「差別なき明日へ輝く宝とともに-このなかま、このつながり、このいばしょ-」
 このテーマは、部落解放第44回全国高校生集会のテーマです。これはまさに、今白山 地域で取り組んでいるテーマそのものです。
 地域内の各小・中学校では、地域の人たちの「差別を許さない」という熱い想いを受けて「差別に負けない力、差別を許さない力をつけていこう」と、人権学習が進められています。その学習を通して、「本当の仲間」にこだわりを持った子どもたちは、自分自身のことや仲間のことを深く見つめていきます。また、白山市民会館では、小学生による地域めぐりをおこなったり、ゲストティーチャーとして地域の人を招いたりするなど「地域との出会い直し」の中で、地域とそこに暮らす人々への誇りを確かなものにしていきます。こうした学びは、一人一人の自己実現と仲間とのつながりをさらに深めることへとつながります。
 人権学習は、子どもたちにとって、差別についての知識の習得にとどまるものではありません。何が差別なのか、いじめなのか、正しく学び気付くことが、差別を許さない仲間づくりや自分の居場所づくりへの力となるのです。
 学校での人権学習は社会教育へとつながり、その一つに、希望者が参加する白山市民会館「中学生友の会」の学習があります。
 この「中学生友の会」で学習を深め、高校生になった一人は、第50回全国同和教育研究大会で、「つれをつくれ」と、その想いを全国の仲間に発信しました。そして、この想いは今も大切に受け継がれ、「人権のまち白山」の火が途絶えることのないようにと、今日も子どもたちの学びを深めています。
 市内の各地域でも、人権学習が行われています。学校や地域で育った子どもたちが、高校生や青年となって集う「津市反差別青少年友の会」があります。ここに集う青少年たちは、部落差別をはじめとするさまざまな差別や人権問題の解決に向け、仲間と強くつながりながら活動しています。
 今、私たちは、こうした青少年の活動を支えていくことや、そこに集う子どもたちを育てていくことが大切であると考えます。そして、年代の垣根を越えた仲間と共に、人権のまちづくりに努めていきたいと考えます。
 最後に、ある中学生が一年間の学びの集大成として、自分たちの後に学ぶ後輩に残したメッセージを紹介します。
 「ありますか?差別とたたかう心と勇気 この場所が心を育て この仲間が勇気をくれた」


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