「広報津」平成23年8月16日/第136号(音声読み上げ) シリーズ人権(43)

登録日:2016年2月25日

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シリーズ人権(43)

わが家のお弁当

  • あの人は毎日 遅くまで 残業している。
  • あの人は、仕事も家事も両方こなしているらしい。
  • あの人は上司とよく一杯飲みに行っている。
  • あの人はいつも私にお茶を入れてくれる。

 上の例を見て、皆さんはこの行動は、男性・女性のどちらがおこなったものだと思いましたか。また、この行動を男性がおこなった場合、女性がおこなった場合にどのような印象を持ちましたか。
 職場で男女が同じような行動をとっても、それが男性であるか女性であるかによって、その行動に対する見方が違ってくるということはありませんか。また、行動によって、それをおこなったのは男性であるか女性であるか決めつけてしまうということはありませんか。
 先日、私の周りでもこんなことがありました。わが家では夫婦が起きるのはほぼ同じ時間、先に台所に行ってお弁当の用意をするのは夫である私の担当です。職場でこのことを話す機会があったのですが、驚かれたり、感心されたりと色々な反応がありました。
 ここで、職場の人が驚いたり感心したりすることを皆さんはどう感じましたか。
 なぜ、わが家ではこのようなことになっているかというと、理由は単純で、「身支度に時間がかからなくて時間が空いている方がお弁当の用意をしている」ということです。
 このことを話すと、職場の人から「そういう考え方だったんだ」、「女性がすることが当たり前だと思っていたよね」といった話が出ました。
 こんなところにも思い込みや固定観念はあるのだなあと 改めて 気付かされることになりました。
 思い込みや固定観念は誰もが持っています。そしてそれは、時として、偏見や差別につながることがあると思います。
 しかし、自分だけでなく誰しもそうした傾向があるということをまず自覚することができれば、それだけでも偏見や差別をなくしていく一歩になるのではないかと思います。

人権啓発講演会

問い合わせ 白山市民会館 電話番号262-7026 ファクス262-5638

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とき 9月10日土曜日19時30分から21時注:19時開場
ところ 白山市民会館2階大会議室
定員 先着200人
参加費 無料
申し込み 不要
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