「広報津」平成24年9月1日/第161号(音声読み上げ) シロモチくんとゴーちゃんが語る津市政(4)

登録日:2016年2月25日

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シロモチくんとゴーちゃんが語る津市政(4)

津市の防災対策は?

 

問い合わせ 防災室 電話番号229-3104 ファクス223-6247

 

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、想定をはるかに上回る大規模な地震や巨大な津波によって、甚大な被害がもたらされました。特に津波による被害を少しでも防ぐため、避難の方法や手段に重点を置き、これまでの考え方を見直すことが必要となりました。地震が発生した際の備えや津波から安全に避難するため、津市がおこなっている防災への取り組みについて、津市PRキャラクターのシロモチくんとゴーちゃんが分かりやすく解説します。

 ねえねえ、シロモチくん。東日本大震災では、大きな地震や津波でこれまで経験したことのないような大きな災害が起きたんだけど、津市でもあんなに大きな地震や津波が来るかも知れないの?

 ゴーちゃん、東海・東南海、南海地震って聞いたことあるかな?これらの地震はいつ発生してもおかしくないといわれているとても大きな地震なんだ。もしこれらの地震が起きると、津市でも長くて強い揺れと津波が発生することが予想されているんだよ。

 へ~、そうなんだ。津波ってとても心配なんだけど大丈夫なの?

 うん。今ある堤防は予想されている津波の高さより高く造られているから大丈夫なんだよ。

 でも、この前「津波浸水予測図」っていうのを見たんだけど、予想されている津波より堤防の方が高いんだったら、どうしてこの地図が必要なの?

 良い質問だね。今の堤防は高さ6メートルで、とても頑丈にできているんだけど、万が一、大きな地震で壊れたときのことを考えて、この地図を準備したんだよ。

 もし津波が来てもこの「津波浸水予測図」があると安全な場所がすぐに分かるから、とても便利だし安心だね。

 そうだね。東日本大震災でも地震で防潮堤や堤防が壊れてしまって津波の被害を受けたから、こういった地図を普段から作っておくことはとても大事だよね。もちろん、市内の堤防もこれから地震に強く、頑丈な堤防に改修される予定なんだよ。

 でも、地震で堤防が壊れて津波が来たらどうしたらいいの?

 東日本大震災の後、ゴーちゃんと同じように多くの人から津波に対する不安の声がたくさんあったんだ。それで津市では、いち早く地域防災計画に津波対策編を作って、津波が発生したときは、急いで「より遠く」「より高い場所」へ避難することを決めたんだよ。

 それでも逃げ遅れてしまったときは、どうすればいいの?

 そういう時のために、津波避難ビルを指定することにしたんだよ。

 津波避難ビルって、どんなビルなの?

 24時間365日いつでも津波から避難できる建物で、市内には民間施設と公共施設を併せて36施設が指定されているんだ。この他にも、小学校・中学校の校舎の屋上にフェンスを設置して、津波から避難できる場所を増やしているところなんだよ。

 良かった。避難できる場所がどんどん増えてきてるんだね。

 それと7月16日号の広報津と一緒に沿岸地域の標高マップを配布したんだ。これは沿岸地域の標高を分かりやすく色分けした地図だから、あらかじめ安全な場所を確認しておくといいね。

 そうだね。私が住んでいた河芸町の本城山は高いところだから安全だね。

 うん、そうだね。大きな津波から命を守るためには、まずは「逃げる」ことが最優先なんだ。だからいざという時に正しく避難ができるように、地域の人たちと一緒に避難ルートや危険箇所などを確認したり、地域独自の津波避難計画を作ったりして、いろんな支援もしているんだよ。

 日頃から準備をしておけば安心だね。でも、大きな津波が来ることを知ることはできるの?

 テレビやラジオ、防災行政無線で知ることができるんだけど、この他にもメールやファクスでもお知らせしているんだよ。

 そうなんだ。メールやファクスでお知らせが来るのはすごく便利だね。でも、日本語が分からない人にはどうやって知らせるの?

 そうだね。市内には多くの外国籍の人たちも生活しているからね。そういう人のために今年6月から県内で初めて多言語版のメール配信を始めたんだ。4種類の外国語とひらがなで書かれたやさしい日本語が選べるんだよ。

 日本語が分からない人にもメールでお知らしてくれるんだね。いつでも情報が入るように事前に登録をしておくと安心だね。

 それからもう一つ。介護が必要な高齢者などの皆さんが安心して避難できるように、福祉避難所として53カ所を指定しているんだ。

 それはとても心強いね。災害が起きたときも普段と同じような支援を受けることができると安心できるね。

 うん。そうだね。

 ほかにも進められているものはあるの?

 うん。市では、平成24年度と25年度の2年間を「災害対応力強化集中年間」として、防災を担当する職員を増やして、防災対策の強化に取り組んでいるんだよ。

 ふ~ん。これからはどんなことをするの?

 地域防災計画を見直したり、津波避難計画を作ったり、その他にも大きな災害が起きた時に、避難所の指定や運営、災害用備蓄品のことなどを中心に、これからどう対応するのかを徹底的に見直ししていくんだ。

 いざという時のために、いろんなことが話し合われたり、決められたりしているんだね。良かった。

 市もいろんなことを考えているけど、「自分の命は自分で守る」「地域で助け合う」ことがとっても大切だから、ゴーちゃんもしっかり備えてね。

 うん。防災のことがよく分かって、とても安心したよ。シロモチくんありがとう!

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