「広報津」平成24年9月1日/第161号(音声読み上げ) 市長コラム

登録日:2016年2月25日

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裏表紙

市長コラム

力強い防災施策はみんなの手で

津市長 前葉泰幸[まえばやすゆき]

 東日本大震災は、私たちに災害に対する備えの重要性をあらためて認識させました。「津市民の命を守る」と掲げた公約の実現に向け、防災施策を迅速に構築することが津市長としての務めであると思い定め、就任以来懸命に努力してまいりました。
 1年半の期間に津波対策など防災施策を矢継ぎ早に打ち出すことができましたのは、ひとえに市民や事業者の皆様のご理解とご協力の賜[たまもの]です。
 津波避難対策の一つとして平成23年6月より募集を開始した「津波避難ビル」、現在指定されている36棟のうち16棟は民間の事業者の皆様がいち早く募集に応じ協力してくださったものです。
 介護が必要な高齢者やしょうがい者が避難生活を送るための「福祉避難所」指定の際には、市内の老人福祉施設、老人保健施設およびしょうがい者支援施設の経営者の方々全員がその必要性をご理解くださり、ほぼ全ての施設と協定を締結するに至り、53施設を確保することができました。
 「地域防災計画」の中に新たに「津波対策編」を策定することは斬新なアイデアであり、今や同種の試みが全国的に広がりつつありますが、津市はもう一歩進んでいます。この計画に基づき、市民が自主的に地域ごとの津波避難計画の策定や避難所の運営体制の強化などを進めているのです。
 市民や事業者の皆様の真摯[しんし]な姿勢と熱い行動力が、津市の防災施策を先進的な取り組みへと押し上げてくださっていることに心より感謝申し上げます。
 8月1日、津市の防災施策のあり方を審議する津市防災会議の女性委員の数をそれまでの2人から、一挙に8人に増やしました。防災の施策は老若男女全ての方々に安心していただけるものでなくてはなりません。そのためにも委員のメンバーはバランスの良い人選が必要なのです。
 これからも、力強い防災施策をみんなの手で作り上げていきましょう。

「TV版市長コラム」では、前葉市長がこのテーマを語ります
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市長活動日記から

■みえ短期大学「自治体行政特論」講話…7月24日

 みえ短期大学の「自治体行政特論」は、津市を題材に市職員等がリレー方式で講師を務めています。
 今回は「市長が語る津市政」として、私が講師を務め、屋内総合スポーツ施設や新最終処分場の建設など100億円規模のプロジェクトや、災害対応力を強化する取り組みなど、市の重要施策を話しました。多くの学生からご意見やご質問があり、皆さんの「津市をもっと良くしたい」という気持ちを感じ、うれしく思いました。
 今後も多くの方に津市政に興味を持っていただけるよう、さまざまな場所へ出向き、分かりやすく説明する「身近な市長」でありたいと思います。

■宮城県松島町 大橋健男町長来訪…7月25日

 宮城県松島町は、東日本大震災で甚大な被害を受け、長期間の断水、給水制限など、町民の皆さんは厳しい生活を余儀なくされました。津市は、震災直後から水道局職員8人と給水車2台を派遣し、給水活動による支援を行いました。
 この日、松島町の大橋健男町長がお越しになり、「水は命に関わるもの。迅速な支援に助けられた」とあらためて感謝の言葉をいただきました。
 また、ライフラインが断絶する中、首長として住民生活を守るために指揮を執った経験談をお聞きするとともに、私からは津市の防災対策を紹介するなど互いに意見交換をしました。

■中心市街地活性化オープンディスカッション ステージ3…7月28日

 今回は討論会の前に、日頃見過ごしがちな、まちの「ええとこ」を歩いて探していただきました。私も参加者の皆さんと大門周辺を歩き、その後、感じたことを観光大使になったつもりで発表してもらい、意見を出し合いました。
 私は昨年、約30年ぶりに津市に戻ってから、子どものころに見た中心市街地のにぎわいを再び取り戻すには何が必要かを考えてきました。この「オープンディスカッション」を提案したのも、地元商店街や行政など限られた中での課題ではなく、市民全体の課題であると思ったからです。興味を持たれた方は、ぜひご参加ください。

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