「広報津」平成24年12月1日/第167号(音声読み上げ) 市長コラム

登録日:2016年2月25日

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市長コラム

ポルタひさいの再生

津市長 前葉泰幸[まえばやすゆき]

 市長就任直後の昨年夏にポルタひさいを管理する久居都市開発株式会社の経営危機に直面して以来、津市が7億2,900万円の借金の肩代わりをすることはなんとしても避けようという強い思いと覚悟でこの問題と真剣に向き合い、市民の皆さんに丁寧に説明することを心掛けてまいりました。その結果、久居都市開発株式会社が所有する土地建物を津市が鑑定価格で購入することで債務の解消を図ることが、そのための唯一の手法であることを多くの皆さんにご理解いただけるようになりました。
 そこで、先月、市議会にポルタひさいを含む久居駅周辺地区のまちづくりビジョンを提示し、ご議論いただいているところです。
 「プランA」は、ポルタひさいを久居総合支所・津南工事事務所として活用するとともに、東たかと町の南庁舎を改修した上で久居保健センターとし、駅東口に久居市民会館に代わる市民ホールを新たに建設しようとするものです。久居総合支所の庁舎と久居市民会館はともに耐震性に問題があり、建て替えが予定されている建造物です。「プランB」は、ポルタひさいにさらに保健センターも配置し、東たかと町の庁舎は市民ホールに建て替え、駅東口を駅前公園広場や駐車場として整備しようとするものです。いずれのプランも40億円ほどかかりますが、もともと庁舎と駅東口を37億円かけて整備することになっておりましたので、ほぼ同規模の事業となります。
 新・津市の誕生から7年が経ち、他の地域では合併時に整備を予定していた事業が着々と進む一方で、久居地域の庁舎と駅東口整備は大きく出遅れてしまいました。ポルタひさいの再生を機に、久居駅周辺のまちづくりが新たな歩みを始めることが副都市核・久居の発展につながるものと確信し、引き続き鋭意取り組んでまいります。

「TV版市長コラム」では、前葉市長がこのテーマを語ります
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市長活動日記から

■上富良野町との災害時における応援協定調印式…10月9日

 友好都市である北海道空知郡上富良野町と「災害時の情報発信に関する相互応援協定」を締結しました。
 これは、大規模災害により、どちらかの自治体が被災した場合に、もう一方の自治体が衛星携帯電話で情報を収集し、ブログなどで情報発信するもので、私が今年7月に上富良野町を訪問した際に、距離が離れていることを生かした取り組みとして提案しました。
 津市と上富良野町は、平素からの相互応援により被災情報・避難所開設情報などを住民の皆さんへ的確にお伝えできる体制を確立いたします。

■吉田沙保里選手祝勝会(津センターパレス)…10月10日

 吉田沙保里選手のオリンピック3連覇、そしてレスリング世界大会13連覇達成の祝勝会が開催され、冒頭、ロンドンオリンピック金メダル獲得の映像が流れると、会場には再び「沙保里」コールが響き渡りました。
 私は祝辞で、市民の皆さんから寄せられた多くの祝意を、心を込めて吉田選手にお届けするとともに、建設準備中のスポーツアリーナの名称を吉田選手にちなんだ「サオリーナ」として議会に条例を提案することをご報告いたしました。
 吉田選手は、地元の皆さんの応援を力に、4年後のリオデジャネイロ五輪を目指したいと力強く語ってくれました。

■上野英三郎博士とハチ公 銅像除幕式(緑の風公園)…10月20日

 清々しい秋晴れの中、上野英三郎博士と「忠犬ハチ公」の銅像の除幕式が行われました。
 村田和俊会長、博士の孫である上野一人名誉会長をはじめとする「上野英三郎博士とハチの銅像を建てる会」の皆さんが、久居元町出身で近代農業土木の第一人者である上野教授を顕彰するとともに、全国初のハチと博士が寄り添った銅像を建立するため、ご尽力いただいてきました。
 お披露目された銅像は、上野博士とハチの深い絆が感じられる大変素晴らしいものでした。
 久居駅東口の新たなランドマークの誕生です。

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