登録日:2016年2月25日
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3月20日、伊勢湾海洋スポーツセンターのハーバーマスター佐藤三郎さんを前葉泰幸[まえばやすゆき]市長が訪ね、マリンスポーツについて、お話を伺いました。
市長 今日は伊勢湾海洋スポーツセンターのヨットで伊勢湾洋上に漕ぎ出しました。伊勢湾海洋スポーツセンターは1972(昭和47)年にオープンし、その3年後の昭和50年に開催された国体の会場でもあります。佐藤さんはこの国体に出場されたんですね。
佐藤 はい。かれこれ40年近く前のことになります。
市長 その後、1984年のロサンゼルスオリンピックに、そして1988年のソウルオリンピックにも出場されました。オリンピックはいかがでしたか。
佐藤 各国から1チームだけが参加できる国と国との戦いですから、国内の大会とは雰囲気も全然違いましたね。
市長 試合に向けた体制にも違いはありましたか。
佐藤 我々選手のほかにドクターやトレーナー、ヨットを準備する人など、たくさんの人が一つのチームになって大会に挑むという感じでしたね。
市長 オリンピック選手でもある佐藤さんは、平成22年から伊勢湾海洋スポーツセンターでハーバーマスターとしてお勤めいただいています。どのようなことをされているのですか。
佐藤 セーリングやマリンレジャーを安全に、そして快適に楽しんでいただくためのお手伝いやアドバイスをしています。
市長 佐藤さんに直接教えていただけるヨットの体験や教室がありますね。まずは、体験コースについてお話ください。
佐藤 ここ伊勢湾海洋スポーツセンターでは、2人乗りの小型ヨットから少し大きめの4人から5人乗りのヨット、モーターボートなどの体験ができます。また、今年から家族でご乗船いただくと、参加費用が20パーセント割引される「家族割引」を始めました。
市長 ご家族だけで乗れますから気軽に楽しめますね。もう少し本格的にヨットを体験したいという人にはヨット教室も開かれていますね。
佐藤 1日コース、1泊2日コース、そしてマンツーマンで行うステップアップコースの3つがあります。
市長 さらに、レースに参加してみたいという人のためにヨットレース大会もありますね。
佐藤 初心者向けのディンギーヨットを使用したレースをはじめ、さまざまなタイプのヨットが出場できる伊勢湾オープンヨットレースを開催しています。この他にも、気軽にヨットやボートを体験できるイベントやフィッシング大会などもおこなっています。
市長 体験、教室、レース、イベントとさまざまな企画がありますので、ぜひ、たくさんの人に海の楽しさを味わってほしいですね。
市長 伊勢湾海洋スポーツセンターでは、船の保管・管理もおこなっていますが、現在何艇くらい保管されているのですか。
佐藤 現在約320艇ありますが、まだスペース的には余裕があります。
市長 利用されている人は県内・県外でみると、どのような状況ですか。
佐藤 利用されている人の3分の1が県外の人です。遠方ですと千葉県の人が保管されているんですよ。
市長 センターや津の海の評判はどうですか。
佐藤 津の海は障害物もなく、夏場は穏やかな波風でセーリングもしやすく、さらに交通のアクセスも良いと大変好評です。
市長 保管の費用はどうですか。
佐藤 他のマリーナと比べて格安になっています。
市長 ヨットをお持ちの人は、ぜひ伊勢湾海洋スポーツセンターをご利用いただきたいですね。この他にもセンター周辺にはご家族連れで楽しめる交通公園もありますし、夏には御殿場海岸でビーチバレーボール大会が開かれています。
佐藤 昔に比べると、この周辺もかなりにぎやかになりました。
市長 平成33年に開催される国体のヨット競技の候補地にも挙がっていますね。
佐藤 ぜひ、このセンターで国体を開催してほしいですね。ここで育った選手が三重県代表として活躍してもらえるように、私たちも一生懸命サポートしていきたいと思います。
市長 今日は伊勢湾海洋スポーツセンターのハーバーマスター佐藤三郎さんにお話を伺いました。気軽にマリンスポーツを楽しめ、競技選手たちにも愛される津の海は市民の大切な宝物です。ぜひ多くの皆さんにご利用いただければと思います。今日はありがとうございました。
佐藤 ありがとうございました。
佐藤 三郎さん
津市安濃町田端上野在住。昭和50年のみえ国体ヨット競技(スナイプ級)に出場し優勝。その後、オリンピックや世界大会に出場。平成22年4月から伊勢湾海洋スポーツセンターのハーバーマスターに就任
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