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私の家族の構成は、私と妻と小学生の子どもの3人です。
子どもが誕生した時には、立ち会い出産を経験し、初めてのお風呂、おむつ替えを経験して、父親になった実感を得ました。
以前、夫婦2人だけの生活の時には、皿洗いをしたりゴミ捨てをしたり、家事を少ししていましたが、気持ちの上では主体的でない自分がいました。もちろん、育児も妻が主体的で、私は手伝い程度になるものと思っていました。
しかし、子どもが産まれ、妻に「あなたの方が上手にできるから」とおだてられると、お風呂に入れたり、おむつを替えたりすることが楽しくなり、育児に積極的に携わるようになりました。また、食後の皿洗いなど、妻に自分の時間を持ってもらえるように、進んでするようになりました。
私が、育児や家事に積極的に携わるようになり、そのことが知人に伝わると、多くの人が褒めてくれました。その時に、一つの疑問が湧いてきました。妻(女性)が育児に携わっても誰も褒めはしないのに、同じように私(男性)が育児に携わると、大抵の人は、なぜ褒めてくれるのだろうかと。
おそらく「男は仕事、女は家庭」の固定的な性別役割分担の意識があるからだと思いました。この意識があると、男女とも固定的な異性の領域に入り込むのは難しいように思います。
私が育児や家事に携わるきっかけとなったのは、私を褒める妻の一言でした。
テレビをゆっくり見たりする自分の時間が欲しいと思ったこともありました。しかし、就寝前に絵本を読み聞かせたり、一緒にお風呂に入ったり、日々子どもの成長を父親として喜べる時間は何物にも替えることができませんでした。また、妻と育児や家事の時間を共有することで、妻の生き生きとした姿を見ることもできました。初めは、褒められることがうれしかったのですが、次第に子どもと妻の笑顔を見ることが、うれしくなってきました。
家事や育児に参画する中で、固定的な性別役割分担の意識にとらわれることなく、柔らかな発想を持とうというのが、男女共同参画社会につながっていくのではないかと思います。
1講座から受講可能
とき | ところ | 内容 | 講師 |
---|---|---|---|
7月4日木曜日 19時から20時30分 |
久居総合福祉会館 第1研究室・第2研究室 |
女性の人権 「三重の女性史研究」 |
佐藤ゆかりさん (三重女性史研究会) |
7月11日木曜日 10時から11時30分 |
市久居庁舎3階 301会議室・302会議室 |
同和問題 「子どもたちから学んだこと」 |
鈴木武史さん (県教委人権教育課) |
7月18日木曜日 10時から11時30分 |
市久居庁舎3階 301会議室・302会議室 |
しょうがい者の人権 「しょうがいについて考えよう」 |
松田愼二さん (ピアサポートみえ) |
7月25日木曜日 10時から11時30分 |
市久居庁舎3階 301会議室・302会議室 |
外国人の人権 「多文化の共生について」 |
外岡博明さん (教委人権教育課) |
対象 市内に在住・在勤の人
定員 抽選30人程度
申し込み 電話または、はがき、ファクスで住所、氏名、電話番号を久居総合支所生活課(郵便番号514-1192 住所不要)へ
注:1講座から受講できます。申込時にお知らせください。
締め切り 6月28日金曜日消印有効
問い合わせ 久居総合支所生活課 電話番号255-8841 ファクス255-0960
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