「広報津」平成26年2月16日/第196号(音声読み上げ) 春の火災予防運動

登録日:2016年2月25日

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春の火災予防運動

問い合わせ 消防安全課 電話番号254-0354 ファクス256-7755

平成25年度全国統一防火標語 消すまでは 心の警報 ONのまま

春の火災予防運動期間
3月1日から7日

 冬から春へ季節が移り変わるこの時期は、空気が非常に乾燥して火災が発生しやすく、また強い季節風により、大火になりやすい時期です。火の元には、いつも以上に注意しましょう。

消火訓練や避難訓練に参加を

 春の火災予防運動期間中は、市内の自治会や事業所、学校などで、防火に関する講話や消火器の取り扱い訓練など、さまざまな行事が行われます。消火訓練を未体験の人が、実際の火災で初期消火に失敗し、負傷するケースもあります。これらの行事に積極的に参加して、市民一人一人が防火について考え、火災を出さない地域づくりを目指しましょう。

住宅火災を防ぐために

 平成25年中に津市管内で発生した火災は168件で、うち住宅火災は47件でした。住宅火災の主な出火原因は、台所のこんろ、居間や寝室のストーブ・たばこ、家の周りでの放火の疑いでした。住宅火災を防ぐためには、一人一人の心掛けが大切です。(平成25年中の数値は速報値)

◆こんろによる火災を防ぐには
 こんろにかけた天ぷら鍋などを放置し、火災になるケースが多く発生しています。こんろを使うときは、次のことに心掛けましょう。

  • 電話や来客などで少しの間でもこんろから離れるときは、必ず火を消す。
  • こんろの周りには、燃えやすいものを置かない。
  • こんろやガス管などは、定期的に点検する。

◆ストーブによる火災を防ぐには
 寒い時期にはストーブによる火災が多くなります。ストーブを使うときは、次のことに心掛けましょう。

  • 家具やカーテンに近づけないようにする。
  • 周りにスプレー缶などを置かないようにする。
  • 部屋に誰もいないときは必ず火を消す。
  • ストーブで洗濯物を乾かさない。
  • 給油するときは、必ず火を消してから行う。

◆たばこによる火災を防ぐには
 たばこが原因による火災は、喫煙者の火気管理がしっかりしていなかった場合や、不注意によるものです。これらを防ぐため、次のことに心掛けましょう。

  • たばこは必ず灰皿のある場所で吸い、その周りは常に整理整頓しておく。
  • 灰皿は縁が大きく深めのものを使い、常に水を入れておく。
  • たばこを捨てるときは、水をかけるなど火が完全に消えていることを確認する。
  • 布団やシーツなどの寝具類やパジャマなどの衣類は、防炎品を選ぶ。

◆放火による火災を防ぐには
 放火による火災は、防ぎようがないと思われがちですが、いくつかの点に注意することで、放火されにくくすることができます。放火されないよう、また万一放火されても被害を大きくしないよう、次のことに心掛けましょう。

  • 家の周りは、外灯をつけるなど明るくし、燃えやすいものを置かない。
  • ごみは、指定された日の朝以外に出さない。
  • アパートの階段、通路部分は整理整頓する。
  • 自転車やバイクのかごに物を入れっぱなしにしない。

火災件数の推移

平成18年以降最多の火災件数
 平成25年の火災件数は、平成18年の市町村合併後で比較すると、最多の発生件数となりました。前年と比較すると41件増加し、うち建物火災は14件、枯れ草などによるその他の火災は29件増加しました。

火災件数の推移
平成18年 154件
平成19年 162件
平成20年 126件
平成21年 109件
平成22年 110件
平成23年 108件
平成24年 127件
平成25年 168件
平成18年以降最多の火災件数

火災による死傷者数の推移

死者数が前年より4人増加
 前年と比較すると、平成25年の火災による死者数は4人増加し、増加したのは全て住宅火災でした。また、負傷者数も全体で3人増加しました。

火災による死傷者数
  火災による
死傷者数
火災による
死者数のうち
住宅火災
火災による
負傷者数
火災による
負傷者数のうち
住宅火災
平成25年 6 5 12 9
平成24年 2 1 9 8
平成23年 5 3 13 11
平成22年 9 7 12 8
平成21年 6 3 13 5
平成20年 6 6 11 7
平成19年 5 5 24 12
平成18年 4 1 19 8

 

 住宅用火災警報器は適切な維持管理を

 住宅用火災警報器は、住宅防火対策の1つとして、平成20年に設置が義務化されました。この火災警報器のおかげで、火災の発生に早く気付き避難ができて命が助かった、消火器などによる初期消火に成功し大事に至らなかった、また鍋の空だきに気付いて火災に至らなかったものなど、火災による被害を軽減できた事例が数多く報告されています。この住宅用火災警報器を「いざ」というとき機能するよう、適切に維持管理しましょう。

住宅用火災警報器が汚れていたら
 住宅用火災警報器にほこりなどが付くと、火災を感知しにくくなります。汚れている場合は乾いた布などで拭き取りましょう。

定期的に点検を
 住宅用火災警報器がきちんと作動するか確認しましょう。住宅用火災警報器本体から下がっているひもを引く、あるいはボタンを押すなどして、作動するかどうか点検しましょう。

交換時期の確認を
 電池が切れる時には、音声や注意音が鳴ります。電池が切れたら、新しいものに交換しましょう。また、警報器本体の寿命はおおむね10年程度です。設置後10年を目安に本体を交換しましょう。

平成25年の火災・救急・救助概況

火災

 平成25年中に市内で発生した火災は168件で、市町村合併後最多となりました。火災種別でみると、枯れ草などが燃えたその他の火災が最も多く、次いで建物火災、車両火災、林野火災の順となりました。建物火災は73件で、うち半数以上の47件が住宅火災でした。また火災による死者は6人で、うち住宅火災による死者は5人でした。
 火災原因は、全体ではたき火、放火・放火の疑いが多く見られ、住宅火災の原因では、こんろ、放火・放火の疑い、たばこ、ストーブによる火災が多く見られました。

火災区分と発生件数の推移
区分 平成25年 平成24年 増減
火災件数合計 168件 127件 41件
建物火災 73件 59件 14件
建物火災の
うち住宅火災
47件 35件 12件
林野火災 9件 2件 7件
車両火災 11件 19件 マイナス8件
船舶火災 0件 1件 マイナス1件
その他の火災 75件 46件 29件
死者 6人 2人 4人
住宅火災の
死者
5人 1人 4人
負傷者 12人 9人 3人

平成25年中の数値は速報値です。

救急

 平成25年中の市内における救急出動件数は1万4,196件で、前年に比べ347件増加し市町村合併後最多の出動件数となりました。
 事故種別でみると、例年同様、急病が8,741件と最も多く、次いで一般負傷の2,214件、交通の1,370件の順となっています。また、傷病程度では、全体の約半数を軽症者が占めており、この中にはタクシー代わりに救急車を呼んだとみられるケースもありました。救急車の適正利用にご協力をお願いします。

救急出動区分と件数
区分 平成25年 平成24年 増減
出動件数 14,196件 13,849件 347件
搬送件数 12,828件 12,548件 280件
搬送人員 12,995人 12,722人 273人
交通事故 1,370件 1,415件 マイナス45件
一般負傷 2,214件 2,198件 16件
急病 8,741件 8,395件 346件

平成25年中の数値は速報値です。

救助

 平成25年中の市内における救助出動件数は132件で、前年に比べ19件増加しました。事故種別でみると、最も多いのが交通事故による救助出動の67件で、全体の51パーセントを占めています。また、建物等による事故が19件発生し、前年と比較すると11件増加しました。
 前年に比べて出動件数は増加しましたが、現場到着時、既に地域住民により救出済みで救助の必要がなかったものなどが多く、活動件数は前年と同件数、救助人員は1人減少しました。

救助出動区分と件数
区分 平成25年 平成24年 増減
出動件数 132件 113件 19件
活動件数 72件 72件 0件
救助人員 73人 74人 マイナス1人
火災 9件 2件 7件
交通事故 67件 63件 4件
水難事故 11件 9件 2件
建物等による事故 19件 8件 11件

平成25年中の数値は速報値です。

問い合わせ
消防安全課 電話番号254-0354 ファクス256-7755
救急課 電話番号254-1600
警防室 電話番号254-1601

 

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