「広報津」平成26年4月1日/第199号(音声読み上げ) -教育方針から-

登録日:2016年2月25日

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-教育方針から-

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夢をもち、国際社会に生きる自立した元気な人づくりに向けて

 2月27日、平成26年第1回津市議会定例会の開会に当たり、石井雅子教育委員会委員長が教育方針を述べました。今号では、その主な内容を掲載します。なお、教育方針の全文については、津市ホームページでご覧いただけます。

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教育施策の推進に向けて

 少子高齢化、情報化、国際化など多様で変化の激しい社会を生き抜くためには、基礎・基本を身に付け、他者とのかかわりあいや実生活の中で、活用し実践できるよう「自ら学び、考え、行動する力」が求められています。
 こうした力を育むためには、学校、家庭、地域が一体となって地域の教育力を生かした教育活動の充実を図り、子どもたちを地域ぐるみで育てることが大切です。
 このことから、津市の学校・園では、地域コーディネーターが中心となり、保護者や地域の方々の協力を得ながら、地域に開かれた特色ある学校づくりを推進し、家庭や地域と連携して教育に取り組む体制を整えてきました。こうした地域社会全体で子どもを育てることを基盤とし、幼児期から義務教育9年間を見通した一貫した教育計画に基づく小中一貫教育を進めることにより、未来の津市を担う人材を育てます。

教育活動の推進

  • 津市小中一貫教育は、各中学校区の「めざす子ども像」の実現に向けて、中学校区の小中学校が一体となり、保護者や地域と連携して、子どもたちの「学力向上」と「学校生活の充実」を図ります。
  • 全国学力・学習状況調査を活用して、学習内容の定着状況をきめ細かく把握し、授業改善に取り組み、より効果的な学習指導を実現します。
  • 9年間の学びを見直した教科学習・生徒指導・人権教育等のカリキュラムを作成し、子どもたちが見通しを立てることができる分かりやすい授業を実践します。
  • 保護者および地域、各関係機関との連携のもとに、各教科の授業をはじめ、地域の豊かな資源を活用した土曜授業等を進めていきます。
  • 特別な支援が必要な子どもたちへの指導を充実していくため、専門性のある職員を養成するとともに、中学校区を中心に途切れのない支援・指導を行います。
  • 初期日本語教室「きずな」は、初期日本語指導の拠点として機能を充実していきます。
    また、「移動きずな教室」を実施して、日本語教育支援システムを構築していきます。
  • 中学校区が一体となった生徒指導の取り組みや人権教育の取り組み、小中学校の交流に取り組むことにより、子どもたちが「学校へ来るのが楽しい」と感じることができるよう、学校生活の充実を図ります。
  • 「津市いじめ防止基本方針」の策定を進めており、各小中学校においても、各校の実情に応じた「学校いじめ防止基本方針」を策定します。
  • 教職員による体罰は、決して許されない行為であり、教職員の体罰禁止については、各校・園長に対し、継続して指導を行うことで、全教職員に徹底します。
  • 学校防災アドバイザーを中学校区単位に引き続き派遣するとともに、地域と連携して、児童生徒の災害対応能力を高めます。
  • 学校給食を「生きた教材」として活用した食育をさらに進めるとともに、食物アレルギー疾患等を有する子どもたちへの対応食を万全にしていきます。
  • 「子ども・子育て支援新制度」の施行に向けて、関係部門との連携を図りながら、本市の新しい就学前教育の在り方を確立していきます。

学校環境の整備

  • 平成26年4月にいちし地域の小学校を再編して、いちし西小学校といちし東小学校が開校します。学校再編は、保護者や地域住民の皆さまのご意向を大切にしながら、子どもたちの望ましい学習環境となるよう取り組みを進めていきます。
  • 合併20事業の一つであるいちし中学校をはじめ、かんべ小学校、白塚小学校、一身でん中学校の大規模改造事業等の早期完成をめざし、着実に事業を推進します。また、美里地域の施設一体型小中一貫校の整備に向けた校舎の増築や小学校のプレハブ校舎の解消など必要な学習環境の整備に向けて取り組みます。

生涯学習の推進

  • 公民館では、地域社会におけるさまざまな現代的課題の解決に向け、関係諸機関と連携・協働しながら、人づくり・まちづくりに関わる講座を積極的に開催し、津のまちの姿を自ら学び考え、行動する能力を育むことで、地域力の向上に努めます。
  • 公民館施設の老朽化対策をはじめ、学習環境の改善を図るため、公民館施設の現状と在り方について検討し、計画的な事業の推進に取り組みます。
  • 市民の学習機会を充実していくために、生涯学習関連施設だけでなく、コミュニティ施設などを活用し、学校や高等教育機関と連携しながら地域力の向上に努めます。
  • 生涯学習の振興に寄与している社会教育関係団体に対し、各団体が自主的に事業活動ができるよう支援を行います。

青少年健全育成

  • 街頭指導など非行・被害防止のための活動を効果的に行うとともに、青少年の悩み事相談活動の強化や関係団体の育成など「津市青少年健全育成推進方針」に基づいた施策を計画的に推進します。
  • 放課後 児童クラブへの支援の充実や、千里ヶ丘地区の放課後 児童クラブの公設化に向けた取り組みを進めるなど、子どもたちの放課後の居場所づくりの充実に努めます。

歴史的資源の保存と活用の推進

  • 有形・無形の歴史的資源の保存・活用に努めるとともに、多気北畠[たげきたばたけ]氏遺跡については、調査研究を継続して実施し、国史跡指定への追加をめざします。
  • 市内郷土資料館や中央公民館など公共施設を利用して、地域の歴史に根ざした歴史資料等の展示を行い、津市の歴史・文化に触れる機会の充実に努めます。

図書館

  • 美杉図書室のリニューアルを行い、さらに市内全館において祝・休日開館を実施します。引き続き市民のニーズに応えられるよう、蔵書や図書館資料の充実を図るとともに、古文書の電子化など、新たなサービスを実施して利用者数の増加をめざします。

 

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