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津市長 前葉泰幸[まえばやすゆき]
津市消防の昨年度の救急出動件数は1万4,196件です。ここ10年で約4割増加しており、その半数近くが夜間の出動です。
夜間の救急診療は、市内の10病院が2病院ずつ輪番制で対応していますが、さまざまな事情で搬送先が決まらず、救急隊員が受入可能な病院を探して何度も照会することを余儀なくされる場合があります。
この「動き出さない救急車問題」の解決に向け、これまで救急車を受け入れる病院側と搬送される患者側双方への対策を講じてきました。
まず、受入体制の充実を図るため、県立いちし病院に医師3人を増員しました。さまざまな症状の患者を診断することができる家庭医療学を専門とする医師が、救急患者の受け入れにも大きく貢献しています。今年度から、医療機関と救急隊員が患者情報を瞬時にやりとりすることが可能なタブレット型端末の運用も開始します。
また、24時間体制で医師が電話相談に応じる「救急・健康相談ダイヤル24」のサービスを実施し、年間1万4,000件を超えるご利用をいただいております。休日や夜間に受診できる新しい応急診療所の開設準備にも着手しました。
効果は数字の上からも少しずつ現れ始めています。0から1回の救急搬送照会で受入先が決定する理想的なケースは、平成25年度の場合9,207件で70.9パーセント。2年前の平成23年度と比較すると約3ポイントアップし、年間937件分が改善されました。最も問題となる10回以上もの照会を要したケースについては、平成25年度は116件で0.9パーセント。2年前は247件で2.0パーセントだったことを考えると半分以下にまで減っています。
他に搬送手段のない重篤な疾病者を迅速に医療機関に搬送する救急業務は地方自治体の責務です。救急システムをより柔軟に運用し、救急患者の受入体制を一段と強化することに力を尽くす所存です。
医療に関係する方々もこの難問に真剣に向き合いご協力くださっています。さらなる対策の構築に向けてこれまで以上に連携を深め、限りある医療資源や人的資源で最大の効果が得られるよう努めてまいります。
「TV版市長コラム」では、前葉市長がこのテーマを語ります
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市営白塚団地3号館に津波避難用の外部階段や屋上フェンスを設置し、5月1日付けで63施設目となる津波避難ビルに指定しました。約300人の収容が可能で、年齢的、身体的に遠くまで避難できない方や災害救助に従事し逃げ遅れた方などが、一時的に津波から避難できる場所を市営住宅の活用により確保しました。この日、地域住民の皆さんとともに外部階段で屋上に上り、避難経路を確認しました。
今後も公共施設の津波避難ビルへの活用を進めます。
ボートレース津において5月15日から20日まで開催の「第24回津ボート大賞」でデビューする日本モーターボート選手会三重支部の松尾拓(ひろむ)選手と松井洪弥(こうや)選手が来訪されました。
お二人は、福岡県にあるボートレーサーの養成学校「やまと学校」を、訓練中のリーグ戦勝率1位、2位の成績で卒業し、デビュー前から大変な評判となっています。
ファンの皆さんからの注目、プレッシャーをパワーに変えて活躍されることを期待しています。
防災行政無線による緊急放送をより分かりやすく聞き取りやすくするため、プロのアナウンサーや防災の専門家による検討会を立ち上げました。聞き取りやすい文案や、発音、復唱のポイントなど、効果的なテクニックまで検討していただけるようお願いしました。
緊急放送に携わる市職員に話し方の特訓もします。避難勧告など迅速な対応が求められる情報が、市民の皆さんの元に確実に届くよう、さまざまな角度から真剣に取り組んでまいります。
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