このページは、音声読み上げソフトウェアに対応するため、語句のなかで一部ひらがなを使用しています。
広報津(PDF版)は広報津(PDF/8.55MB)からご覧いただけます。
裏表紙 |
津市長 前葉泰幸[まえばやすゆき]
津市の全ての小中学校の校舎、屋内運動場において、震災後の緊急かつ最優先課題であった耐震改修工事が完了し、平成24年度からは校舎の大規模改造事業を推進しています。改修や増築、大胆な設備刷新で施設の長寿命化を図り、快適な学習環境を整えます。
それぞれ約9億円を投じた白塚小、かんべ小、一身でん中は間もなく完成、続いていちし中など数校の工事が始まり、次々と学校がリフレッシュされていく一方で、教育現場には、子どもたちに我慢を強い、悪影響を及ぼす待ったなしの問題が存在しています。
一つは、小学校に入学して初めて経験する和式便器に戸惑ったり、汚く、臭く、暗いトイレの使用を嫌がったりして、排せつを我慢してしまう子どもたちが増えていることです。この健康を損ないかねない深刻な悩みの打開策として「トイレ快適化計画」を策定し、予算を優先的に確保することにしました。昨年度より洋式化対応の遅れている小中学校から順次トイレの改修工事を進めています。
二つ目に、何としても取り組みたいのが「プレハブ校舎の解消」です。児童急増に伴い、西が丘小学校では平成5年度に2教室、南が丘小学校では平成12から17年度に10教室のプレハブ校舎が設置されました。少子化の流れの中で校舎増築が見送られてきたのは致し方ない面もありますが、いまだに一部の児童の学びの場が老朽化したプレハブ校舎のままである事実に目を背け続けるわけにはいきません。両校区内の団地開発は現在も続いており、あらためて今後の児童数を推計してみたところ、少なくとも今後10年間は、ほぼ横ばいで推移することが判明しました。
そこで、今年度予算に南が丘小学校の校舎増築設計の経費を盛り込みました。来年度には10教室を擁する校舎を建設するとともに、西が丘小学校のプレハブ校舎の解消にも着手したい考えです。
今後も「学習の場」であると同時に「生活の場」である学校の環境改善に力を尽くしてまいります。
「TV版市長コラム」では、前葉市長がこのテーマを語ります
ホームページ 「津市長コラム」で検索
第84回全国市長会議の理事・評議員合同会議と通常総会に出席しました。全国には現在790の市と23の東京都特別区があり、全国市長会はその全て、813の首長で組織されています。基礎自治体の長として、最前線で奮闘する市長同士の意見交換は、毎回新鮮であり大いに刺激を受けています。総会では、地震・津波等防災対策の充実強化、都市税財源の充実強化など6つの決議が採択されました。今後は、国会、政府に対してその実現を働きかけていくことになります。また、この総会の日をもって、三重県市長会会長に就任しました。
「子供SOSの店」の活動は、津市商工会の取り組みです。地域の子どもたちを守るために、会員事業所を緊急避難場所として提供してくださっています。「子供SOSの店」のマップは、美里・安濃・いちし・白山・美杉の5地域の各小中学校に配布され、ステッカーは、子どもたちに分かりやすいよう協力事業所に貼られています。今年度に芸濃・香良洲地域のマップを作成し、同会の所管する7地域全てのマップが出来上がることをご報告いただきました。
マップとステッカーは各総合支所にも配置し、地域ぐるみの見守りを一緒におこなってまいります。
消防団員350人、消防職員60人の計410人が参加し、津市消防団の夏期訓練が行われました。
今回の訓練では、訓練想定や訓練実施順序などを事前に公表せず、ブラインド訓練として実施しました。失敗を恐れず、予想外の事象にどのように対処するかなど訓練を通じて確認し、今後の活動に役立ててもらいたいと思います。
また、今年の三重県消防操法大会に出場される河芸方面団・香良洲方面団の出場選手による展示操法も行われました。日頃の訓練の成果が発揮されることを期待しています。
「市長活動日記」は津市ホームページでご覧になれます
ホームページ 「津市長コラム」で検索
記事の先頭へ | 目次へ |
18ページ目から19ページ目へ |
|