「広報津」平成26年9月1日/第209号(音声読み上げ) 野生鳥獣から暮らしを守る 津市の獣害対策

登録日:2016年2月25日

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野生鳥獣から暮らしを守る 津市の獣害対策

問い合わせ 農林水産政策課 電話番号229-3172 ファクス229-3168

 市内の中山間地を中心にシカやサル、イノシシなどの野生鳥獣による農作物や植林への被害が発生しています。さらに、集落への出没やアライグマなどによる被害も発生していることから、これら被害の拡大防止や有害鳥獣の捕獲などの取り組みを進めています。 

獣害対策の三本柱

1 個体数の調整

市内の猟友会の協力により、シカ・サル・イノシシの捕獲を推進 

2 防護柵の推進

電気柵・金網フェンスなどの設置に係る材料費を補助 

3 地域ぐるみの取り組み

野生鳥獣の地域への侵入を防止するため、地域獣害
対策協議会の設置や運営を支援 

データでみる津市の獣害被害・対策の状況

獣害被害額の推移
平成19年度 5,200万円
平成20年度 5,700万円
平成21年度 4,100万円
平成22年度 4,000万円
平成23年度 4,400万円
平成24年度 4,000万円
平成25年度 3,900万円

平成20年度をピークに減少するも、
依然、年間約4,000万円にも上る

主な有害獣捕獲状況
平成21年度 1,819頭
平成22年度 2,982頭
平成23年度 2,937頭
平成24年度 4,544頭
平成25年度 3,962頭
平成26年度(目標) 5,800頭 

有害獣捕獲数の内訳
  平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
(目標)
サル 60頭 131頭 109頭 130頭 80頭 150頭
イノシシ 153頭 315頭 173頭 1,448頭 786頭 1,600頭
シカ 1,603頭 2,536頭 2,655頭 2,966頭 3,096頭 4,050頭


獣害対策費の推移
平成19年度 1,800万円
平成20年度 2,900万円
平成21年度 3,300万円
平成22年度 4,800万円
平成23年度 3,500万円
平成24年度 5,400万円
平成25年度 7,300万円
平成26年度 1億300万円

注:平成19から24年度:決算、平成25年度:決算見込、平成26年度:当初予算

津市の獣害対策予算は、平成26年度に初めて1億円を超える

防護柵の設置距離
平成19年度 52.9キロメートル
平成20年度 112.6キロメートル
平成21年度 160キロメートル
平成22年度 221.4キロメートル
平成23年度 270.4キロメートル
平成24年度 313.9キロメートル
平成25年度 359.3キロメートル

県内近隣市の有害獣捕獲数(平成24年度)

シカ、サル、イノシシのほかアライグマなどを含む

津市 4,567頭
松阪市 1,297頭
伊賀市 1,264頭
亀山市 277頭
名張市 166頭 

地域獣害対策協議会による取り組み

 現在、市内には13の地域獣害対策協議会が設置され、農作物を守るため、地域ぐるみで有害獣の追い払い活動などが行われています。

平成25年度末時点での防護柵の総延長は約360キロメートルにわたり、津市から横浜間の距離に相当

里山と農地の間に設置された防護柵
ロケット花火によるサルの追い払い
田んぼの周りに設置された電気柵
水路に設置された電気柵(フラッドゲート)
前葉市長が白山町上ノ村地区と榊原地区の皆さんによる取り組みを現地視察(平成26年7月22日)

市内に設置された地域獣害対策協議会

穴倉地区
片田地区
大里山室町
赤坂
桂畑
三ヶ野地区
上ノ村自治会
北家城地区
八幡
白山町かわぐち地区
向居・山出地区
榊原第4東部地区
上稲葉
津市広域獣害対策連絡協議会拠点

防護柵のおかげで、野菜やコメなどが収穫できるようになりました! 

平成26年度の獣害対策

平成26年度当初予算 1億310万円 

目標1 有害鳥獣を減らす!

 自然植生に目立った影響が出ないような数まで減らす取り組みを支援

  • 捕獲檻設置等の補助金や捕獲の報奨金を増額して支給

 シカ雄成獣 5,000円 から 10,000円に増額
 イノシシ成獣 5,000円 から 8,000円に増額 

目標2 農地などへ寄せ付けない!

 農地を防護柵で囲むなど、地域ぐるみで野生鳥獣が寄り付かない環境を整備

  • 防護柵設置の指導や補助
  • 地域獣害対策協議会の設立や活動への補助
  • 追い払い用のロケット花火などの支給
  • 山林と農地の境界に大規模な緩衝帯を整備
  •  

今後の取り組み

  • 獣害対策の三本柱の取り組みを引き続き推進
  • 捕獲が困難で広いエリアを行動するサルについて、行動範囲と頭数を把握
  • 近年目立つアライグマによる農作物への被害や屋根裏をすみかとする生活環境被害への対策を充実
     

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電話番号:059-229-3111
ファクス:059-229-3339