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津市長 前葉泰幸[まえばやすゆき]
災害対策本部の設置基準は、「市町村の地域に災害が発生し、又は災害が発生するおそれがある場合」と災害対策基本法で規定されています。津市で「暴風、大雨、大雪、洪水、高潮警報のいずれかが発表されたとき」には、警報発令と同時に災害対策本部を設置します。気象状況や河川水位の監視警戒、避難勧告・指示の発令、避難所の開設、被害情報の収集や被災者の救出など、2,500人の全職員が役割と責任を付与されており、市役所挙げて災害応急対策を実施します。
災害の予防から応急対策、復旧復興の進め方をすべて記した大綱が、各市町村の「地域防災計画」ですが、市長就任後間もなく、災害対応時にこの計画書が活用されている様子がないことに気づきました。抽象的な表現が多く、各自の判断で動くしかなかったのです。そこで、「津市地域防災計画」を見れば「だれがどのタイミングで何をしなければならないのか」が分かるようにしたいと考え、平成24年度から25年度の2年間で全職員が徹底的に見直しを行うことにしました。特に危機管理部の職員は2年間常に机上に計画書を置き、不十分な点や不明瞭な記述を見つけるたびに書き込みを行う作業を毎日続けました。その結果、2年間で680カ所もの大幅改定が行われ、実践の場で活用できる災害対応のバイブルが出来上がったのです。
同時に、図上訓練を毎年実施するようにしました。大勢で津市の地図を囲み、災害をイメージしながら地域の課題を発見し、対応を考え、動きます。昨年度は大地震を想定し、「非常参集から発災後3時間まで」、「24時間後まで」、さらに「1週間後まで」と、3回に分けて実施しました。
台風11号が来襲した8月、依[よ]るべき防災計画が机上にあり、図上訓練を通じて自らの任務と責任を頭と体に叩き込んでいる職員は迷うことなく行動しました。災害対応力とは平素の準備の総力といえましょう。
今回の動きを振り返ることで、次なる課題も明らかになってきました。河川の水位情報の把握や避難所運営時の配慮など、よりきめ細かな対応策を検討してまいります。
「TV版市長コラム」では、前葉市長がこのテーマを語ります
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敬老の日を前に、最高齢の挿絵画家として現役で活躍されている103歳の中一弥さんを訪問し、長寿をお祝いしました。
中さんは、数々の著名な小説家の挿絵を手掛けられ、代表作に池波正太郎氏の「鬼平犯科帳」や「剣客商売」などがあります。今年4月には、80年以上にわたり名作家たちと伴走してきた功績がたたえられ「吉川英治文化賞」を受賞されています。自分らしい生き方を貫かれ、信念を持って仕事を続けられている中さんに、敬服いたしました。
私たち津市民の誇り、吉田沙保里選手が、9月11日にウズベキスタンで行われた2014年レスリング世界選手権女子53kg級で優勝し、世界大会15連覇を達成されました。
翌12日、市役所では、本庁舎に15連覇達成の懸垂幕を設置し、1階ロビーには吉田選手の写真パネルを掲示して、この偉業を市民の皆さんと共にお祝いしています。
吉田選手はこの後、韓国で行われたアジア大会でも貫禄の4連覇を達成されるなど、女子レスリング界に功績を刻み続けています。
津市は今年3月「バイオマス産業都市」に選定されました。
その実現に向け、間伐材などの未利用木材を燃料とする「木質バイオマス発電プロジェクト」を進めており、この発電事業への進出を決定されたJFEエンジニアリング株式会社と連携協定を締結しました。
平成28年には一般家庭45,000戸分に相当する20メガワットのバイオマス発電所が津市に誕生します。新たな産業の創出と林業の活性化につながるものとして積極的に推進いたします。
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