「広報津」平成27年4月1日/第223号(音声読み上げ) 介護保険サービスと介護保険料

登録日:2016年2月25日

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介護保険サービスと介護保険料

問い合わせ 介護保険課 電話番号229-3149 ファクス229-3334

介護保険料のしくみ

 介護保険料のうち65歳以上の高齢者が支払う保険料は、各市町村が3年ごとに決めています。平成27年度からの保険料は、要介護認定率(介護サービスが必要とされた高齢者の率)の増加などによる介護保険サービス費用の増加や、第1号被保険者の負担割合の変更などの影響で、上昇することになります。

要介護認定率の推移

平成12年度 11.4パーセント
平成13年度 13.2パーセント
平成14年度 15.1パーセント
平成15年度 16.8パーセント
平成16年度 18.1パーセント
平成17年度 18.8パーセント
平成18年度 18.6パーセント
平成19年度 18.4パーセント
平成20年度 18.2パーセント
平成21年度 18.4パーセント
平成22年度 19.1パーセント
平成23年度 19.6パーセント
平成24年度 20.2パーセント
平成25年度 20.2パーセント
平成26年度 20.4パーセント

介護保険の財源

公費
50パーセント
65歳以上の人の保険料(第1号被保険者)
注:平成27年度から22パーセントに変更(平成24から26年度は21パーセント)
22パーセント
40から64歳までの人の保険料(第2号被保険者)
28パーセント

 介護保険サービスにかかる費用は、自己負担分(原則1割)を除いた半分を公費により国・県・市が負担し、残りの半分を40歳以上の被保険者の保険料でまかないます。

介護保険料の決め方

65歳以上の人(第1号被保険者)の保険料

基準額の設定
 平成27年度から29年度までの3年間の介護保険サービスにかかる費用などの見込み額を基に、市内の65歳以上の人数で割って、保険料の基準となる額を算出します。

津市の介護保険サービスにかかる費用
約846億円

掛ける

65歳以上の人の負担割合
22パーセント

割る

市内の65歳以上の人数(3年間)
約25万人

イコール

基準額(年額)
74,000円

所得段階別保険料
 保険料額はこの基準額を基に、本人と世帯の課税状況や所得状況に応じた所得段階により、個人ごとに決定します。 注:広報津4月16日号で詳しくお知らせします。

40から64歳までの人(第2号被保険者)の保険料

 各医療保険者が健康保険料と一緒に徴収し、社会保険診療報酬支払基金に「介護給付費納付金」として納めます。支払基金ではこれを第2号被保険者分として、各市町村に定率で交付します。

国民健康保険に加入している人…世帯ごとに決まります。
所得割 足す 被保険者均等割 足す 世帯別平等割イコール介護分保険料

職場の医療保険に加入している人…医療保険ごとの介護保険料率と給与・賞与に応じて決まります。
給与・賞与(標準報酬)掛ける介護保険料率イコール介護保険料

特別養護老人ホーム待機者解消に向けて

特別養護老人ホームの施設定員数と入所待機者

施設定員数(床)
平成22年度 1,109床
平成23年度 1,209床(この年度に開設した床数 100床)
平成24年度 1,259床(この年度に開設した床数 50床)
平成25年度 1,269床(この年度に開設した床数 10床)
平成26年度 1,421床(この年度に開設した床数 152床)
平成27年度 1,481床(この年度に開設した床数 60床)

入所待機者
平成22年度 491人
平成23年度 427人
平成24年度 388人
平成25年度 438人
平成26年度 300人強(見込み)
平成27年度 さらに減少

 平成22年9月に491人だった入所待機者は、毎年施設を整備することで減少しています。

その他の整備
 特別養護老人ホームだけでなく、機能訓練や日常的介護を受けながら家庭への復帰を目指した介護老人保健施設(平成27年度に80床)や、有料老人ホーム等で日常生活の支援などが受けられる特定施設入居者生活介護(平成26年度に120床、平成27年度に60床)を整備し、本人に合った施設や住まいのニーズに対応して、待機者の削減にもつなげてきました。

整備の検討課題

 平成26年4月におこなったアンケート結果では、介護サービスを使いながら自宅で生活したいと考えてはいるものの、介護してくれる家族の負担などを理由に、特別養護老人ホームを中心とした施設入所のニーズは高く、今後も入所待機者の増加が予測されます。
 一方、施設サービスは在宅サービスに比べて保険料に与える影響が大きく、アンケート調査では、これ以上の保険料の増額は抑えることを望む声も多い状況です。
 施設サービスを必要とする人が適切に利用できるよう、待機者の状況や介護保険料への影響などを総合的に勘案し、今後120床の整備を予定しています。 

今後の整備予定数

開設年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度
整備床数 60   60

 

施設サービスと保険料負担のバランス

必要としている人へ必要なサービスが行き届くよう、整備と負担のバランスを取っていきます。

 

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電話番号:059-229-3111
ファクス:059-229-3339