「広報津」平成27年5月1日/第225号(音声読み上げ) 世界の空へ!海は近道10周年を迎えた津なぎさまち

登録日:2016年2月25日

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世界の空へ!海は近道 10周年を迎えた津なぎさまち

問い合わせ 交通政策課 電話番号229-3180 ファクス229-3336

 平成17年2月に津なぎさまちと中部国際空港を結ぶ高速船の海上アクセス拠点として開港した津なぎさまちは、平成27年2月に開港10周年を迎えました。津の港のこれまでのあゆみをご紹介します。

 津なぎさまちはこれまで、高波被害や他航路の就航、原油高騰など、さまざまな苦難を乗り越えてきたんだよ。

津なぎさまちのあゆみ

 津の港はかつて、「安濃津」と呼ばれ、「日本三津(日本の三大港)」のひとつとして重要な港でした。しかし、1498年の明応の大地震によって港の機能が失われたと伝えられています。
 津市では、平成17(2005)年2月17日の中部国際空港の開港に合わせ、高速船による海上アクセス拠点「津なぎさまち」を整備しました。

津の港の復興計画

昭和13年

(1)日中戦争により中止

昭和28年

(2)戦災復興事業・台風13号(伊勢湾沿岸の堤防の大被害)の復旧を優先し中止

昭和61年

(3)度目の正直!
津のみなと 500年ぶりの復活

津にえざき・なぎさまちプラン 
 津なぎさまちの整備事業が第3次津市総合計画の基幹プロジェクトの一つに位置付けられました。

平成7年12月から平成8年1月 市民の皆さんの署名活動

 地元の自治会を中心に、海上アクセスと港湾計画の実現に向けた署名活動が行われ、8万9,219人の署名が集まりました。

平成13年

運航事業者の決定

平成14から16年度 津なぎさまちの整備スタート

総事業費 約31億円

整備内容
三重県…防波堤、臨港道路などの整備
津市…旅客船ターミナル、駐車場などの整備
民間事業者…ベイシスカを整備・運営

平成16年

海上アクセス拠点の名称が、公募で「津なぎさまち」に決定

平成17年2月17日 津なぎさまち 開港!

中部国際空港の開港に合わせ、空港に向けた第1便が津なぎさまちを出発しました。

2月5日 竣功式
2月6日 開港祭

平成19年

高速船利用者数100万人突破

平成20年

国土交通省中部地方整備局から「みなとオアシス」に認定

平成23年

高速船利用者数200万人突破

平成26年

高速船利用者数300万人突破

平成27年 開港10周年

津なぎさまち開港10周年記念フォーラム開催

高速船利用者数の推移

平成16年度 67,056人
平成17年度 433,188人
平成18年度 387,522人
平成19年度 324,279人
平成20年度 280,719人
平成21年度 264,077人
平成22年度 277,023人
平成23年度 264,818人
平成24年度 268,323人
平成25年度 277,398人
平成26年度 262,536人

津なぎさまちってどんなところ?

セントレアまで高速船で45分!

 自動車や鉄道で約1時間30分かかる中部国際空港へ、45分で行ける高速船が運航しています。

運航本数は1日13往復26便!

 高速船は毎時0分発(昼間の時間帯を除く)で6時から22時まで運航しています。

乗船料 大人2,470円、小人1,240円
注:しょうがい者割引、団体割引、学生割引などもあります。

アクセスがとっても便利!

 伊勢自動車道津ICから車で約10分で行くことができ、市内外からのアクセスがとても便利です。また、高速船の運航時刻に合わせて、津駅と津なぎさまち間の路線バスが運行しています。(一部時間帯を除く)

どんな施設があるの?

旅客船ターミナル

 開放感のある待合ロビーの他、イベントなどができる交流広場などがあり、他にもコインロッカーや授乳室、多目的トイレなどが設置されています。

ベイシスカ

 旅客船ターミナルに隣接するBaySeaSky(ベイシスカ)は、英語のBay(港)、Sea(海)、Sky(空)から名前が付けられています。レストランや喫茶店、レンタカー会社などが入り、結婚式場としても利用することができます。

無料駐車場

 津なぎさまち内には341台分の無料駐車スペースがある他、4つの駐車場を備え、全部で661台駐車できます。第2駐車場と旅客船ターミナル間は無料送迎車があり、船の時間に合わせて、5時30分から0時まで利用できます。

津なぎさまち開港10周年記念イベント

 津なぎさまち開港10周年を記念して、さまざまなイベントが開催されました。

2月13日から25日 津なぎさまち絵画コンクール作品展示

津なぎさまちをテーマにしたみんなの力作がズラリ!
優秀者の授賞式も行われました!

3月21日 高速船に乗ろう&1日船長

高速船に乗船するみんなでハイ、ポーズ!
1日船長に任命されました!

2月15日 津なぎさまち開港10周年記念フォーラム

 津なぎさまちに関してさまざまな立場から活発な議論が繰り広げられました。その中から、国土交通省中部運輸局長の野俣光孝さん・津エアポートライン(株)代表取締役の小嶋光信さん・津市長の3人で行われたトークセッション「海上アクセスのこれまでとこれから」の中で挙がった質問の一部を紹介します。

津なぎさまちの管理運営費用はいくらかかっているの?

津市長 津なぎさまちの管理運営には年間で約5,500万円の費用がかかっています。これを、年間の高速船利用者数で割ると一人当たり約200円で、この200円分を津市が負担しているということになります。

高速船の昼間の運航時間帯を1時間に1本にできないの?

小嶋代表取締役 需要に合わせた航路を設定しており、航路を増やすと約4,000万円の経費がかかるため、これからも利用しやすいように、経営の範囲内でしっかりと現在のこの航路を守っていきたいと考えています。

高速船の利用者をもっと増やすための提案はありますか?

野俣運輸局長 津なぎさまちは三重県内の利用者が多くなっています。近年は日本への外国人旅行客も増えてきていることから、他の公共交通機関等と連携して、外国人旅行客などをいかに取り込むか努力が必要です。

これからの津なぎさまちはどのように発展していきたいと思っていますか?

津市長 津なぎさまち開港10周年記念フォーラムを開催して、もっと魅力のある津なぎさまちに、魅力のある航路にしていくための、さまざまなヒントを得られました。これからも常に頭を柔らかくし、いろいろなことを考えながら、この大切な場所、航路を守っていきたいと思います。


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