「広報津」平成27年9月1日/第233号(音声読み上げ) 津市版の人口ビジョンと総合戦略の策定を進めています

登録日:2016年2月25日

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地方創生に向けて 津市版の人口ビジョンと総合戦略の策定を進めています

 日本の人口は2008年をピークに減少し、津市の人口も2009年をピークに減少が続いています。この人口減少については、少子化や高齢化の進行も含め、以前から、津市をはじめ多くの地方自治体が課題として捉えていて、その解決に向けた取り組みを進めてきました。このような中で、国においては、昨年まち・ひと・しごと創生法が成立し、続いて、日本の人口の現状と将来の展望を提示する「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」と、この長期ビジョンを踏まえ5カ年の目標や具体的な施策をまとめた「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を閣議決定しました。
 そこで、津市においても、地方創生に向けた取り組みをさらに進めるため、津市版の人口ビジョンと総合戦略の策定に向けた骨子案を作成しました。
 今後は、骨子案をもとに市民の皆さんからアイデアなどをいただきながら、真に実効性のある津市版の人口ビジョン、総合戦略にしていきます。

人口ビジョンと総合戦略の骨子案の主な内容

人口ビジョン

 人口ビジョンの骨子案では、次のような津市の人口動向等の分析結果を示しています。

  • 総人口や年齢3区ぶん別の人口の推移
  • 出生数の減少と死亡者数の増加が続いている。
  • 近年、合計特殊出生率(注:)が上昇傾向にある一方、婚姻件数は減少し続けている。
  • 東京圏や愛知県、大阪府への転出超過が大きい。
  • 転入者の津市に住んでからの満足度では、「住居周辺の静かさや落ち着き」が最も高い。
  • 未婚の男女ともに独身生活の利点として「行動や生き方が自由」を挙げる人が圧倒的に多い。 など

注:合計特殊出生率…15から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもの

総合戦略(計画期間:平成27から31年度の5年間)

策定のポイント

  • 県都津市が有する資源や環境を最大限に活かした真に市民に求められる施策の展開
  • 「攻める戦略」と「守る戦略」の複眼思考
  • 国の「まち・ひと・しごと創生」政策5原則(自立性・将来性・地域性・直接性・結果重視)

4つの目標

出会い・結婚・出産・子育てしやすい環境づくり

(1)出会い・結婚(出会いの場の創出など)
(2)妊娠・出産(妊娠・出産から子育てへと途切れのない支援など)
(3)子育て(子どもたちの学力向上と安全の確保に向けた小中学校の教育環境の充実など)

産業振興、企業立地等による安定した雇用の創出・拡大

(1)産業振興の推進(企業の自動化・制御技術の導入、高度化に対する生産性向上支援など)
(2)企業立地の促進(国内企業に加えて外資系企業も含めた企業誘致の展開など)

定住・還流・移住などによる新たな人の流れの創出

(1)定住の促進(市内在学の高校生・大学生等の市内企業への就職の促進など)
(2)還流の促進(都市圏等の大学に進学した学生の市内企業へのUIJターン就職の促進など)
(3)移住の促進(ライフステージの節目などに求められる住宅取得等に係る支援の充実など)
(4)人々が行き交う津づくり(外国人も含めた観光客増加に向けた取組の促進など)

人と人が繋がった暮らしやすい地域づくり

(1)地域福祉の充実(医療・福祉・介護の連携による地域包括ケアシステムの確立など)
(2)安全で安心して暮らせる地域づくり(外国人を含めた地域住民の顔が見えるコミュニティの形成など)

その他の情報

地方創生に向けた皆さんのアイデアをお聞かせください

 少子化対策や雇用の創出など、津市版の総合戦略等を策定するためのアイデアをお聞かせください。電話、ファクス、Eメールなど、どのような方法でも構いません。骨子案は津市ホームページでご覧いただけます。

問い合わせ 政策課 電話番号229-3101 ファクス229-3330 Eメール229-3101@city.tsu.lg.jp

 

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