「広報津」平成27年10月16日/第236号(音声読み上げ) シリーズ人権(65)

登録日:2016年2月25日

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シリーズ人権(65)

ありのままを認める

 「どうして、こんなにだだくさにしかできないの!」
 幼稚園年少の時、私は先生にいつもそんなふうに怒られていました。関東生まれの私には「だだくさ」という意味もわかりませんでしたが、ひどく傷ついた覚えがあります。たぶん、2月生まれで他の園児より幼く、不器用で、ほとんどしゃべらない私に、先生は手を焼いていたのだと思います。
 年長になると、担任の先生が替わりました。頭ごなしに怒るようなことはせず、分け隔てなく皆に優しく接してくれる先生でした。文字を書く練習が始まったり、鉄棒に取り組んだりする活動がありました。そのどちらも大好きで、一生懸命に頑張ったことを覚えています。先生やクラスメートとの関わりが増える中で、少しずつ友だちも増えていき、だんだん幼稚園に行くのが楽しくなってきました。
 小学校に上がると、言葉が違うことでからかわれ、無口になってしまいました。しかし、ある日、母がテレビのニュース番組を私に見せ、「ほら、アナウンサーもあなたと同じ言葉で話しているのよ」と言ってくれたとき、目の前に光が差したような気がしました。「私の話し方でいいんだ。」そう思えた私は、学校でも家でいる時と同じように話したり、母が教えてくれたことを同級生に伝えたりしました。すると、からかわれることもなくなり、皆と一緒に楽しく学校生活を送れるようになりました。
 人は生まれたときから、一人一人個性を持ったかけがえのない存在です。そしてそのことは、子どもだけでなく、全ての人に当てはまることだと思います。つまり、その人のありのままを認めることで、人は自信を持って生きていくことができるのだと思います。
 私たち大人は、子どもたちが自信に満ちあふれ、笑顔で自分らしく生きていけるように見守っていきたいですね。

その他の情報

高齢者の皆さんへ 季節性インフルエンザ予防接種を開始

 従来は3種類のインフルエンザウイルスに対応したワクチンでしたが、今シーズンから4種類に対応したワクチンになり、広くインフルエンザウイルスによる重症化を防ぐことができます。ワクチンの変更により、自己負担額が変わります。

対象 津市に住民登録があり、次のいずれかを満たす人

  • 接種日当日に65歳以上の人
  • 接種日当日に60から64歳で、心臓・腎臓・呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能にしょうがいがあり、日常生活が極度に制限される人

接種期間 10月15日木曜日から来年1月31日日曜日
接種場所 県内の協力医療機関
接種回数 1回
自己負担額 1,200円 注:生活保護受給者は自己負担額の免除がありますので、「生活保護受給証明書」を医療機関に提出してください。
接種時の持ち物 健康手帳 注:各保健センターで交付しています。

問い合わせ 健康づくり課 電話番号229-3310 ファクス229-3287

 

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