あけぼの 平成24年11月16日発行(音声読み上げ) きずな教室(初期適応支援・初期日本語指導教室)がスタートしました!

登録日:2016年2月25日

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きずな教室(初期適応支援・初期日本語指導教室)がスタートしました!

 今年4月から成美小学校の1室を借りて、外国につながる子どもたちを対象に、きずな教室がスタートしました。
 

きずな教室ってどんな教室?

 日本語が分からない外国につながる子どもたちが、日常生活で必要な日本語の力を「話す・聞く」「読む」「書く」のカリキュラムに沿って、短期間(3カ月から4カ月)で習得することを目的にした教室です。
 

いつ、どんな勉強をしているの?

 9時から11時15分まで勉強します。1時間目は「話す・聞く」の勉強、2時間目は「読む」「書く」の勉強をしています。その後の「きずなタイム」では、ゲームや遊びを通して日本語を覚えたり、日本の学校生活や日本の行事について聞いたりしています。
 現在、市教委職員の他に、1日2、3人のボランティアが指導に当たっています。ボランティアには約20人の皆さんに登録していただいているので、1対1の指導が可能になっています。
 その後は、それぞれの通っている学校に帰り、学校のみんなと一緒に給食を食べたり、昼休みを一緒に過ごしたり、午後からの授業を受けたりして、家に帰ります。
 

「きずな」ってどういう思いで付けられたの?

 人はさまざまなつながりの中で生きています。遠い国からこの津市に来た子どもたちに大切にしてもらいたいものは、人とのつながりです。日本の学校の友だちとのつながり、先生や周りの人とのつながり…。そんなつながりを深めていくために、この教室で日本語を覚え、人と関わることの楽しさを実感してほしいと願い「きずな」と名付けました。
 また、この教室では大人もみんなで「チーム」を組んで、外国につながる子どもたちの日本語の力を育てています。通っている学校の先生との連携を密にしたり、教室内での子どもたちの状況を共有したりして、子どもたちを取り巻く大人もまた「きずな」を大切にしながら指導に当たっています。

 きずなでひらがなやカタカナを勉強して、スーパーや看板に書いてある字や、友だちの名前が読めた時、とてもうれしかったです。きずなタイムも楽しかったです。

 通っている学校で日本語の勉強をしている子どもたちのために、カリキュラムや教材をどの学校でも使えるようにすることで、どの学校へ行っても一定の日本語教育を受けられるようにしていきます。

きずな教室に関する問い合わせ
教委人権教育課 電話番号229-3249


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