あけぼの 平成26年2月16日発行(音声読み上げ) いちし中学校区における小・中一貫9年間を見通した人権教育の推進

登録日:2016年2月25日

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いちし中学校区における 小・中一貫9年間を見通した人権教育の推進 -豊かな人間性の育成を目指して-

これまでのいちし中学校区の取り組み

 小学校4校(大井小・波瀬小・川合小・高岡小)といちし中学校が、互いに情報交換や交流をし合いながら各学校の教育活動を充実させ、併せて中学校教育を円滑にスタートし、小学校から継続した学習の積み上げを確実なものとするのに必要な視点や共通の学習経験を身に付けることができるよう、取り組みを進めてきました。
 

仲間づくり

人権教育の推進に向けて

保育園、幼稚園、小学校、中学校、保護者、地域

  • 子ども人権フォーラムの開催
  • 教育活動における実践交流
  • 一人一人の確かな学びの保障
  • 全ての子どもたちにとって分かりやすい授業
  • 切れ目のない支援体制の確立
  • 地域との連携推進
     

連携の深まり

児童の交流、合同行事の開催、教職員の共通認識の醸成
 

小中一貫教育によりさらなる教育活動の充実へ

一貫教育の推進に向けたシステム・組織体制・環境等の整備

人権教育を柱とした豊かな人間性の育成

  • 命の教育
  • 人権についての理解と認識の深化
  • 仲間づくり
  • 基本的生活習慣の定着と規範意識の育成
  • 心を耕す体験活動の推進

特別支援教育の理念を生かした学びの充実

  • 一人一人の確かな学びを保障する教育活動

いちし中学校区の目指す子どもの姿

自他を大切に、いじめや差別を見抜き、許さず、認めない児童生徒
豊かな感性と興味関心を持ち、自ら探求し、学び続ける児童生徒

 全ての学びには、人と人の関わりがあり、互いに認め合い大切に思う豊かな心が基本となります。
 そのための大きな柱が人権教育という視点であると捉え、命の教育・人権についての理解と認識の深化・仲間づくり・基本的生活習慣の定着と規範意識の育成・心を耕す体験活動の推進などを中心に据えながら、9年間にわたる小中一貫教育の構築を目指します。
 

子どもの未来を求めて!

 子どもが変わるとき、それは「自信をもったとき…」「認められたとき…」「感動したとき…」「目標をもったとき…」などです。そして、それは学校や家庭、地域の中で「認められている」「大切にされている」と実感したときでもあります。
 その大切な一瞬を仲間と共有することができるよう、私たちは、子どもの自尊感情を育むこと、仲間づくりを基盤に据えた教育活動を進めることを大切にしています。

地域の施設を訪問し、「ふるさと」を演奏する子どもたち
-交流体験活動-(大井小)

地域の人たちの思いに触れ、地域を大切に思う心を育む
-木工作品づくり-(波瀬小)

心のふるさとと仲間をつくる
-地域の人と里山について学ぶ-(波瀬小)

「歯をきれいに磨きましょう」と呼び掛ける子どもたち
-全校集会-(大井小)

視覚にしょうがいのある講師に盲導犬と一緒に来校してもらい、話を聞く
-いろいろな方の生き方に学ぶ-(高岡小)

地域を花でいっぱいに
育った花は地域や小学校に配ります
-久居農林高校との交流学習-(いちし中)

保育園・幼稚園の年長さんとのカレーパーティー
-保幼小の交流会-(高岡小)
 

「太鼓で感動させよう!」の学習から

 川合小学校では、子どもたちの持つ「しりたい!やってみたい!つながりたい!」という知的好奇心を揺さぶり、豊かな人間性あふれる子ども、エネルギッシュに活動する子どもの育成に取り組んでいます。そこで、特に川合地域の「もの・こと・ひと」との出会いを通して、地域の文化、伝統、人々のぬくもり、生きる力強さなどに学び、自分の生活に重ね、自分の生き方や考え方を見つめ直す取り組みを進めています。
 6年生では、今年も「太鼓」の学習に取り組みました。運動会での太鼓演奏に向けて、4月から木材を削ってのばち作りや家庭科での法被作り、そして基本練習の繰り返し。和太鼓演奏者の服部博之さんの生き方に学び、仲間と一緒に過ごす時間を大切にして、喜びや楽しさ、苦労やしんどさも共有してきました。そして、心を重ね合い一つの音を完成させてきました。その音色には、友だちへの感謝の気持ち、これまでお世話になった家族や地域の皆さんへの感謝の気持ちが込められています。


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