あけぼの 平成26年2月16日発行(音声読み上げ) シリーズ学校・園では今11

登録日:2016年2月25日

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シリーズ学校・園では今11

南が丘中学校区 合同人権集会・子ども人権フォーラム

 南が丘中学校区では、小中合同で人権について考える機会を持っています。今回、同じ校区で生活する子どもたちが、自分だけでなく全ての人が安心して過ごせるようにと話し合いました。
 

南が丘小中学校合同人権集会

参加者 小学6年生全員、中学生全員、保護者

 昨年12月10日に中学生代表の司会のもと、南が丘小中学校体育館で小中合同人権集会が行われました。
 南が丘小学校の6年生は、福祉体験学習で6つのグループに分かれ、体験したことや出会った皆さんから学んだ次の6つのことを、映像を交えながら発表しました。

  • 車いす体験
  • 高齢者疑似体験
  • 車いすバスケットをしている人の話
  • 聴覚しょうがいのある人の話と手話体験
  • 視覚しょうがいのある人を支援している人の話
  • 聴覚・ろう重複センター工房ひまわりの皆さんとの交流

 子どもたちは、発表の中で「乗り物の中で席を譲るとか、日常生活の中で困っている時や災害時に助け合いたい」「ユニバーサルデザインの考えをもっと広めたい」「協力することで助けられる」といったことを参加者に伝えていました。
 南が丘中学校の人権サークル「MHR(南が丘ヒューマン・ライツ)」は、人権劇「Who is…-知らず知らずのうちに-」を上演しました。内容は、ある中学校の文化祭合唱コンクールをめぐっての出来事。音程を外したのは○○さんといううわさを流した人、それを信じた人、関わりになると厄介だからと見て見ぬふりをしていた人…。そのうち気まずい空気がクラスに流れ出し、傷つく人も生まれます。
 真実はそうではなかったと分かり、今度はうわさを流した人が無視されるようになります。「これって、いじめじゃないの!?」と気付き声を上げた人の行動から、皆の意識が変わり出します。「自分も実は加害者だった」と気付き、他人事であった自分の行動を振り返りました。
 今回、合同人権集会で、6年生や中学生による人権劇や学習発表を観ることで、子どもたちが自分自身を振り返り、誰もが安心して生きる社会をつくるためには何をすべきなのか、深く考える機会となりました。
 

子ども人権フォーラム

参加者 小学6年生16人、中学生23人

 小中合同人権集会後、小中有志が2つの分散会に分かれて、意見交流を行いました。「人を比べて優劣をつける考え方をしない」「ウワサを信じ込まずに止める」「体験して分かったことが多かったので、これからもいろいろな人と出会っていきたい」「大人の言動の中にも偏見や差別心を感じておかしいと思うことがある」など活発に自分の思いを出し合いました。また、「どんなことがあってもいじめは許されない」という発言から、参加した子どもたちは、これから正しいと思うことを実行していこうと決意していました。


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