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10月5日 市本庁舎 大会議室
現在、市内では中学校区ごとに人権フォーラムが開催されています。さらに人権を大切にする仲間の輪を広げるために、人権を大切にする活動に取り組む市内の高校生や青年で構成されている津市反差別青少年友の会に委託し、第1回津市中学生人権フォーラムを開催しました。このフォーラムには、市内各地から55人の中学生が参加しました。
最初に10のグループに分かれ、それぞれのテーブルで名札を作りました。そして、その名札を使った自己紹介でスタートしました。
各テーブルには、それぞれ青年と高校生がコーディネーターとして加わりました。司会をしたり、会話を盛り上げたりしながら、初めて顔を合わせる中学生が参加しやすいようにしてくれました。
市内で人権を大切にする活動をしている青年や高校生の様子をまとめたDVDを視聴しました。中学生の皆さんは興味津々で見入っていました。
中学生・高校生・青年全員で、ワークショップ(参画型体験学習)を行い、一人一人が大切な存在であることや、誰にも大切な役割があることを確かめ合いました。またいじめや差別を許さないこと、人権を大切にしていくことについても一緒に考えていこうと話し合いました。
部落問題との出会いの中で「差別を許さない生き方」を大切にしてきた城山千聡さん。「差別をする自分になりたくない」という思いから人権について学び続け、仲間と一緒に「差別を許さない生き方」の輪を広げる活動をおこなっていることについて、自分自身のエピソードを交えて話していただきました。
城山さんの話を聞き生活を振り返る中で、学校でのいじめや友達関係の悩みについて自分の思いを出し合いました。またフォーラムを通して、自ら行動に移さないと何も始まらないことや、思いを言葉で伝えたり、思いを伝えてくれた仲間に自分の思いを返したりすることで、自分の気持ちに向き合えたり、これまで気付けなかったことに気付けたりすることを確かめ合いました。
この話し合いで出された意見を基に、人権が大切にされた学校のイメージを「ある中学校の10年後の人権活動を記した未来新聞」という形で模造紙にまとめました。
私は人見知りで、人と向き合うのは苦手だけど人権活動をすれば何かが変わりそうだと思った。
ワークショップで教えてもらったことを、学校の活動に生かしていけたらいいなと思った。
いろいろな考え方の違いもあったけど、いじめや差別をなくそうとする気持ちは同じだった。
人権のことについて、こんなに深く考えたことがなくて、すごく興味深かった。
自分が思っていることを言えて良かった。悩んでいたことが解決した。
差別について知ること、気付くことが大事。知らなければ行動できない。
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