登録日:2016年2月25日
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9月1日から30日は健康増進普及月間です
「血圧」とは、血液が流れる時に血管にかかる圧力のことです。血管に強い圧力がかかっている状態を「高血圧」と言います。
高血圧の目安
30歳以上の人の40パーセントから50パーセントが高血圧といわれ、若い人でも起こる、治療が必要な病気です。
原因として、病気によるものもありますが、多くは食事や運動、精神面など生活習慣に関係して引き起こされます。日常の生活を見直し、適切な血圧(至適血圧値)を保つことが大切です。
至適血圧とは…収縮期血圧130mmHg以下、拡張期血圧85mmHg以下
高血圧特有の自覚症状はほとんどありません。高血圧かどうかは自分で判断せず、必ず医師に相談しましょう。
高血圧は血管を傷つける大きな原因となります。血管は傷つくと、破れやすくなったり、詰まりやすくなったりします。
血液中の脂肪が血管壁にたまりやすくなり、動脈硬化が進みます。
脳や心臓、腎臓などに障害が起こり、命に関わる危険な状態を招くことがあります。
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積(肥満)があり、そこに高血圧、脂質異常症、糖尿病という生活習慣病の危険因子を2つ以上併せ持った状態のことです。脂質異常症も、糖尿病も血管を傷つける原因になるので、併せ持っていると危険は高まります。
生活習慣病は長年の生活習慣がもとになって起こる病気です。定期的に血圧測定や健康診査を受け、健康的な生活を送りましょう。
人間の体には、塩分濃度を一定(0.8パーセント)に保とうとする働きがあります。塩分を取り過ぎると、血液の濃度を一定にするため、水分を増やします。その結果、心臓で送り出す血液の量が増え、送り出す力も強くなるため血圧が上がるのです。また、腎臓にかかる負担も大きくなります。
日本人の成人に勧められている1日の食塩摂取の目標値は、男性9グラム未満、女性7.5グラム未満です。高血圧患者はもっと厳しく、1日6グラム未満といわれています。
注:厚生労働省「日本人の食事摂取基準2009」、日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2009」より
肥満は心臓に負担をかけ、血圧を高くします。体を動かしやすく、病気になりにくいといわれる適正体重を目指しましょう。
適正体重(キログラム) イコール 身長(メートル) 掛ける 身長(メートル) 掛ける 22[BMI(体格指数、22が標準)]
例えば、身長160センチメートルの人の場合、1.6 掛ける 1.6 掛ける 22 ニアリーイコール 56.3
およそ56キログラムが適正体重です。
習慣的な飲み過ぎは血圧を上げることにつながります。休肝日を作り、適度に楽しむようにしましょう。
1日の適度な飲酒量は
タバコを吸うと、体が内臓脂肪をため込もうとします。また、血管を収縮させて動脈硬化を早めます。
こんなに塩分が含まれている!
睡眠不足はホルモンバランスを崩し、血圧を上げる原因になります。睡眠はしっかり取りましょう。また、気持ちがリラックスし、血圧も下がる森林浴もお勧めです。津市 森林セラピー基地を利用してみませんか。
日常生活で体をもっと動かしましょう。
有酸素運動を習慣として取り入れると、血圧が効果的に下がります。1日30分程度のウオーキングをしたり、日常生活で小まめに動くようにしましょう。
体重を減少させると、血圧値の改善に効果的といわれています。
健康センターでは、健康相談・栄養相談を実施しています。
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