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税金は、さまざまな住民サービスを提供するための大切な財源です。しかし、近年の長引く景気の低迷により、市税収入は減少する一方、市税の滞納が増加しています。市税の滞納は納付した人との間に不公平が生じるだけではなく、市の財政を圧迫するなど、大きな影響を及ぼします。このような厳しい状況の中で、財源の確保を目指して、より一層の歳入確保に努めていきます。
平成22年度における市税滞納額は約37億2,729万円となりました。今回は、今後の収税課の取り組みや、税金の便利な納付方法についてお知らせします。
平成22年度の現年度分収納率は、98.2パーセントとなりました。税金は、市民の皆さんに公平に負担していただくものです。納めていただけなかった滞納者に対しては、市民の皆さんに不公平が生じないよう、厳正に対処していきます。
市税滞納額の推移
区分 | 平成19年度 | 平成20年度 | 平成21年度 | 平成22年度 |
---|---|---|---|---|
課税額 (現年課税分) |
423億6,081万円 | 427億3,525万円 | 407億6,520万円 | 401億5,851万円 |
滞納額 現年課税分 |
10億6,897万円 | 10億604万円 | 9億5,643万円 | 7億2,875万円 |
滞納額 滞納繰り越し分 |
32億178万円 | 32億5,310万円 | 31億2,789万円 | 29億9,854万円 |
滞納額 滞納額計 |
42億7,075万円 | 42億5,914万円 | 40億8,432万円 | 37億2,729万円 |
収納率 (現年課税分) |
97.5パーセント | 97.6パーセント | 97.7パーセント | 98.2パーセント |
滞納者に対しては、納税していただいている市民との公平性を確保するため、法に基づいて厳正に対処しています。平成18年度から差し押さえ処分を強化しており、平成21年度からは滞納者宅の捜索をおこなって、隠している現金を探し出すほか、美術品、家具、大型家電、自動車などを差し押さえています。捜索により差し押さえられた動産は、指定期日までに滞納市税の完納がなければ、インターネット公売により売却し、滞納市税に充当します。
その他にも、差し押さえの対象としている財産は、預貯金や給与、生命保険などがあり、平成22年度には1,341件の差し押さえを行い、約1億2,960万円が滞納市税に充当されています。
各種公金の歳入確保に向けた取り組みを推進するため、今年4月に特別滞納整理推進室を設置しました。
同室では、市税に加え国民健康保険料、介護保険料、保育所入所負担金を対象に、各担当課の収納業務で滞納となっている事案を移管・集約し、給与や不動産などの差し押さえ処分をおこなっています。
実績としては、4月から8月までの5カ月間で、税および国民健康保険料の滞納者の預金や不動産など47件の差し押さえを実施しました。捜索などにより差し押さえた動産や自動車は、インターネット公売を行いました。このような差し押さえや公売をおこなった結果、特別滞納整理推進室移管分の8月末までの徴収実績額は、1億7,042万8,520円になりました。
今後も、負担の公平性を基本に滞納処分を実施していきます。各種公金の納期内納付について、皆さんのご理解をお願いします。
市税の納付は、口座から自動的に納付できる安心で便利な口座振替をご利用ください。納期ごとに納める手間が省け、うっかり忘れることもありません。
申し込み手続きは市内の銀行、信用金庫、農協、労働金庫、郵便局の窓口で受け付けています。
市民税・県民税(普通徴収)、固定資産税、都市計画税および軽自動車税の納税がコンビニでできます。納税通知書(年度の最初にお送りするもの)には、コンビニで納付するためのバーコードが印刷されています。また、裏面には利用可能なコンビニのロゴが印刷されていますので、全国の店舗で休日や夜間でも納付していただけます。
納付書については、税金の期別をよくお確かめのうえ、納付してください。コンビニでは内容などの確認は行いませんので、納付書の期別に注意してください。
○次のような場合、コンビニでの納付はできません
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