適正飲酒とコントロール 平成26年9月1日発行(音声読み上げ)

登録日:2016年2月26日

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知っていますか?お酒のこと 適正飲酒とコントロール

 お酒は、伝統や文化とも関係が深く、適量の飲酒は生活を豊かにするものの一つです。しかし、不適切な飲酒はアルコールによる健康障害の原因となり、個人の健康問題だけではなく、その家族や周囲にも深刻な影響を与え、重大な社会問題を生じさせる危険性があります。
 

節度ある適正飲酒量

1日の目安量

ビール(5パーセント) 中瓶1本(500ミリリットル)
日本酒(15パーセント) 1合(180ミリリットル)
ワイン(12パーセント) 1.5杯(180ミリリットル)
缶チューハイ(7パーセント) 1缶(350ミリリットル)

  • 1日の飲酒量は純アルコール20グラム程度まで
  • 適量はいずれか1種類
  • 女性・高齢者は半分量が目安
     

お酒と上手に付き合うために

楽しみながら飲む
自分のペースでゆっくりと
食べながら飲み、適量で
週に2日は休肝日
無理強い・一気飲みはしない
強いお酒は薄めるか水分と交互に飲む
一度に多くの種類を飲まない
薬と一緒に飲まない
終わりの時間を決めておく
 1日の適正飲酒量のアルコール分解には6から9時間かかります。
 

おつまみ選びのポイント

  • 高たんぱく&低脂肪の食品 から 肝臓の機能を向上させる
     枝豆・豆腐など大豆製品、乳製品(胃の粘膜の保護、アルコールの吸収速度を遅らせる)、焼き魚などの魚類
  • ミネラル・ビタミン・食物繊維を多く含む食品 から たんぱく質・糖質・脂質の代謝機能を補助する
     野菜(サラダ、野菜ソテー、お浸しなど)、海藻、イモ類、果実
  • 炭水化物 から 満腹感が得られる
     お茶漬け、おにぎり、うどん

食べ過ぎ注意!
 

もっと知りたいお酒のこと

 「アルコール健康障害対策基本法」が6月7日に施行されました。
 

「お酒は20歳から」その訳は?

未成年の飲酒は法律で禁止されています!

未成年の人が飲酒すると

  • 脳が萎縮する危険性がある。
  • 肝機能が未熟なため急性アルコール中毒になりやすい。
  • アルコール依存症になりやすい。また、アルコール依存症の治療も難しい。
     

女性や高齢者はお酒に弱い?

 女性や高齢者は、成人男性に比べ体に占める水分量が少ないため、同じ量のお酒を飲んでも血中アルコール濃度が高くなりやすく、酔いやすいと考えられます。
 また、妊娠中の飲酒は胎児の胎児性アルコール症候群(FAS)や早産、流産、分娩[ぶんべん]異常を誘発する危険性があるため禁酒が必要です。
胎児性アルコール症候群(FAS)とは成長および脳・神経の機能障害、奇形など
 

アルコール依存症とは

 長期間にわたり飲酒を続けることで、アルコールへの精神的・身体的依存が形成され、どうしても飲まずにはいられなくなってしまった状態です。
 治療の基本は断酒(お酒をやめること)ですが、依存症の力は薬物に劣らないほど強烈で、さまざまな問題を起こしてしまったり、お酒をやめるのに大変な労力がかかったりします。

不適切な飲酒で起こりうる問題
救急受診
DV・虐待
職場の問題
事故・事件
家族の危機
飲酒運転
外傷・がん
うつ病
 

早めに専門機関へ相談を

 アルコールによる問題は早期発見・早期治療の方が禁断症状も軽く、治療効果も高くなります。断酒、減酒には本人の意思と行動が必要ですが、自分で相談することが難しい場合は、まず家族や周囲の人が専門機関に相談し、きっかけづくりをしましょう。
 

相談機関

機関別相談日程
  機関 内容など 受付時間・電話番号など
相談 三重県こころの健康センター 依存症専門電話相談 水曜日13時から16時(祝・休日、年末年始を除く) 電話番号253-7826
相談 津保健所 こころの病気や悩み相談 月曜から金曜日8時30分から17時15分(祝・休日、年末年始を除く) 電話番号223-5057
相談 市健康づくり課 健康に関すること、こころの健康に関することなど 月曜から金曜日8時30分から17時15分(祝・休日、年末年始を除く) 電話番号229-3310
相談 ASK(アルコール薬物問題全国市民協会) 治療相談先・自助グループなどの情報案内 月曜から金曜日10時から16時(祝・休日、年末年始を除く) 電話番号03-3249-2552
自助グループ AA関西セントラルオフィス AA(アルコホーリクス・アノニマス)〈対象:当事者〉 月曜から金曜日10時から17時、日曜日・祝日13時から16時 電話番号06-6536-0828
自助グループ アラノンジャパンGSO Al-Anon アラノン家族グループ〈対象:家族・友人〉 月から土曜日10時から17時(祝・休日を除く) 電話番号03-5483-3313
自助グループ 三重断酒新生会 本部及び断酒の家〈対象:当事者・家族〉 電話番号234-4840
アルコール依存症の対応可能な医療機関 県立こころの医療センター(城山一丁目) 相談は平日8時30分から17時(診療予約は別) 電話番号235-2125
アルコール依存症の対応可能な医療機関 おおごし心身クリニック(久居明神町) 火・木・金曜日13時30分から15時 電話番号255-7432
アルコール依存症の対応可能な医療機関 榊原病院(榊原町) 月曜から金曜日8時30分から17時15分(祝・休日、年末年始を除く) 電話番号252-0211
アルコール依存症の対応可能な医療機関 かすみがうらクリニック(四日市市) 月・火・木曜日9時30分から18時30分、第1・3土曜日9時30分から12時30分 電話番号059-332-2277

 

その他の情報

9月1日から30日は健康増進普及月間

保健センターでは、健康相談・栄養相談を実施しています。お気軽にご相談ください


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電話番号:059-229-3111
ファクス:059-229-3339