昨年度に引き続き、今年度も新型コロナウイルス感染症対策と熱中症対策を両立する必要があります。感染症対策のため、外出の機会が減り、暑さに慣れていないので熱中症が起こりやすくなります。またマスクを着用していると体内に熱がこもりやすく喉の渇きも感じづらくなります。日頃から体調管理を心掛け、お年寄りや子どもに限らず、みんなで声を掛け合って、熱中症に注意しましょう。
食中毒は1年を通じて発生していますが、細菌が原因となる食中毒は夏場(6~8月)に多く発生します。
中でも特に注意が必要なのが、鶏肉や牛肉などに付着する「腸管出血性大腸菌(O157、O111など)」や「カンピロバクター」などの細菌による食中毒です。抵抗力の弱い子どもやお年寄りの重症化による死亡例もあるため、注意が必要です。これらの菌は、十分な加熱(中心温度75度を1分以上)で殺菌することができるため、生肉や加熱が十分でない肉料理を食べることは避け、十分に火を通してから食べましょう。もし、お腹が痛くなったり、下痢をしたり、気持ちが悪くなったりと、体調の変化を感じたら、自己判断で薬を飲んだりせず、すぐにかかりつけのお医者さんに相談しましょう。
・家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(PDF/1MB)(PDF/824KB)