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私の家庭では共働きをしていて、家族で家事を分担しています。しかし、夫はこれまで帰宅後、食事を済ませるとテレビを見るなどしていました。そんな時、私は「私も疲れているのに、夫は好きなことばっかりして…」という不満を持っていました。
職場では、女性だからとか男性だからとかいったことを意識したことはあまりありませんが、いざ家庭ではというと、夫に強いことも言えず、半分あきらめていました。
ところが、夫は退職してからというもの、ごみを集積所に運んだり、買い物にいったりするなど、家事をするようになりました。それでも最初のころは、「男でごみを出しに来るのは、○○さんと△△さんだけだ」と男性のごみ出しが少数派であることを気にしたり、「買い物のカートを押すのは、男のすることではない」などと言ったりして、ためらいがありました。しかし、今では自ら進んでやっています。その心境の変化を、夫に聞いたところ、「買い物していると、近所の人もカートを押してるのに出会うしなぁ。以前は、カートを押しているところを見られたら、恥ずかしかったけれど、今ではそんなことはないなぁ。お互いができるときに、できることをしたらええわな」という答えが返ってきました。夫はこれまでも、家の中のことを少しはやっていましたが、外では「男のくせに」とか、「妻にやらされていると思われたくない」など、いわゆる世間体を気にしていたことが分かりました。
夫の意識の変化を知り、私にも「女のくせに、でしゃばって」と周囲から見られることを気にしたり、「これは男性の役割だから」と半ば任せていたりすることがあることに気が付きました。そう考えると、家庭だけでなく、職場や地域でも同じようなことがあることにも気付いていきました。
これからの社会は今よりも、もっともっと女性だから男性だからといった考え方にとらわれず、お互いに支え合っていける社会にしていくことが大切だと感じています。
平成18年から広報津に連載中の「歴史散歩」が1冊の本になりました。第1回から第100回を収録し、市内のさまざまな歴史遺産をまとめて紹介します。
販売場所 教委生涯学習課、教委各教育事務所、津リージョンプラザ
販売価格 1冊500円
発行予定部数 1,000部(無くなり次第、販売終了)
問い合わせ 教委生涯学習課 電話番号229-3251 ファクス229-3257
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