「広報津」平成28年2月1日/第243号(音声読み上げ) 市長コラム・市長活動日記から

登録日:2016年2月25日

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市長コラム・市長活動日記から

「育休退園」を廃止します

津市長 前葉泰幸[まえばやすゆき]

 『ぼくは、2さい。ほいくえんのたんぽぽぐみだよ。先生はやさしい。なかのいいおともだちもできた。
 こないだ、ぼくはお兄ちゃんになった。妹がうまれたんだ。おかあさんはおしごとおやすみするよ。
 きのう、先生からいわれた。おかあさんがおうちにいる子は、ほいくえんにいけないんだって。
 先生、どうしてそんなこというの?ぼくのこときらいになったの?ぼく、ほいくえんにいきたい。みんなとあそびたいよう!』

 保育所は、保護者の労働、疾病などにより保育を必要とする乳幼児を預かり、保育する施設です。そのため、保護者が下の子を出産後、育児休業を取得すると、上の子も家庭での保育が可能となったとみなされ保育園を退園することとなります。これが「育休退園」です。
 津市ではこれまで上の子が3歳児以上の場合は保護者の希望に応じ保育園の継続利用を認めてきています。ただし、2歳児までは入園希望が多く年度途中に待機児童が出てしまう実情もあることから、育休退園をお願いしてきました。
 しかし、私は一番に配慮すべきは、突然保育園を退園「させられる」子ども本人の気持ちではないかと考えます。そこで、政策を変更して育休退園の廃止を検討することにしました。
 昨年「子ども・子育て支援新制度」が始まると、国は「子どもの発達上環境の変化が好ましくないと考えられる場合」には、育休取得時であっても保育所の継続利用が認められることを自治体に通知しました。市区町村は保護者の希望や地域の実情を踏まえて判断ができるため、津市においては育休退園という環境の変化が子どもの発達上好ましくない場合に該当することもあると認め、通園の継続を可能にします。
 育休退園をやめることによって新たな待機児童が生まれることになっては元も子もありません。そのため平成28年度は1・2歳児の定員を93人増やし、継続して通園を希望する子どもの分も含めて十分に確保します。
 津市では、本年4月から、育児休業中でも、保護者の希望に応じて保育園を継続利用できるようになります。子どもの気持ちの分かる優しい市政を進め、子育てしやすいまちを目指します。

「TV版市長コラム」では、前葉市長がこのテーマを語ります
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市長活動日記から

平成27年 年末の交通安全県民運動及び年末年始特別警戒合同出発式(お城 西公園)…12月1日

 年末年始にかけての交通事故、犯罪、火災を防ごうと、津市交通安全対策会議、津市防犯協会、津市消防本部の3団体合同による「市・警察・消防合同出発式」が行われました。県下で唯一の実施となる3団体合同の出発式に、自治会・幼稚園など約350人が参加し、「安全・安心なまち津市を目指して」をスローガンに、警戒活動の強化を誓いました。

南長野イルミネーション2015点灯式(南長野生活改善センター)…12月5日

 13回目となる今回は「伊勢志摩サミット日本のおもてなし」がテーマ。メーンオブジェは過去最大規模で、高さ約8メートル、全長約15メートルの巨大な伊勢エビと夫婦岩がサミット開催を祝いました。点灯式入場者数も過去最大。「南長野12志会」の方々が約30万球を使って製作したイルミネーションが夜空に浮かび上がり、休耕田の水面でも光り輝く様子は圧巻でした。

「ようこそ高木勇人選手!」母校かんべ小学校で交流会(同所)…12月8日

 プロ野球巨人軍の高木勇人投手が母校のかんべ小を訪問しました。昨年入団し開幕5連勝を飾るなど大活躍の先輩がユニフォーム姿で登場し、キャッチボールをしたり、白衣で給食の配膳を担当し一緒に食べたりして全校生徒と交流を深めました。放課後は市長対談に応じていただき、かんべスポーツ少年団時代の思い出や来季の抱負などをうかがいました。


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