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藤田こんにゃく
藤田 てい子さん
緑深く、美しい川が流れる美杉町八知。この地で採れた粘りのあるこんにゃく芋はやちだまと呼ばれ、昔から市場で高く評価されてきた。35歳の時、主婦業の合間にこんにゃく作りを始めた藤田さんは、今もなお生のこんにゃく芋を使用した手作り製法にこだわり、1日600玉を一つ一つ丁寧に作り上げる。一生懸命働くことが、ただただ楽しくて、これが自分らしい生き方だと思ったと、ほほ笑む藤田さんの手元に、慣れた手つきで丸められたこんにゃくが艶々と光る。食卓に並びやすいようなレシピを考案するなど、主婦ならではの視点で取り組む一方で、こんにゃくを使った寿司、ラーメン、羊羹などの商品開発にも情熱を注いできた。近年では弾力のある、もっちり、ざくっとした独特の食感の秘訣を求め、都会や海外から視察に訪れる人もいるという。技術も大切ですが、こんにゃくの味わい深さは空気と水の美しさで決まります。これからもずっと、この美杉町でこんにゃくを作り続けたい
津市の農林水産業をもっと元気にするため、ブランド品目として推進している13品目の産品
次回は、シイタケ