「広報津」第265号(音声読み上げ)次期津市総合計画の策定を進めています

登録日:2017年1月1日

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特集 津市の未来のグランドデザイン 次期津市総合計画の策定を進めています

総合計画とは

まちづくりという大きな事業を進めるためには、目指すべきゴールやそのゴールにたどり着くためのしっかりとした考えを持たなければ、取り組みがバラバラになってしまいます。そこで、ゴールとする将来のまちの姿やそこにたどり着くためのまちづくりの方向性などを示す市政運営の最上位の計画が総合計画です。

現在の総合計画が平成29年度で終了するため、新しい総合計画(次期津市総合計画)の策定を進めています。

津市総合計画策定のための市民意識調査結果

新しい総合計画の策定にあたって、津市への愛着度や定住意向、市政への評価やこれからのまちづくりの方向などの市民意識の現状を把握し、計画策定のための基礎資料とするためアンケート調査を実施しました。

調査内容

対象・配布数

津市に居住する15歳以上の男女7,000人 平成28年7月25日時点

調査期間・方法

平成28年7月29日から8月26日まで 郵送による配布・回収

有効回収数

2,678人

回収率

38.3パーセント

 

調査 あなたは津市に愛着を感じていますか

平成24年調査回答者数 2,954
平成28年調査回答者数 2,678

平成24年調査
  • とても愛着を感じている 26.6パーセント
  • どちらかというと愛着を感じている 47.0パーセント
  • どちらかというと愛着を感じていない 9.5パーセント
  • 愛着を感じていない 2.8パーセント
  • どちらともいえない 8.4パーセント
平成28年調査
  • とても愛着を感じている 29.2パーセント
  • どちらかというと愛着を感じている 50.3パーセント
  • どちらかというと愛着を感じていない 6.8パーセント
  • 愛着を感じていない 2.9パーセント
  • どちらともいえない 10.3パーセント

とても愛着を感じている、どちらかというと愛着を感じていると答えた人が、前回より5.9ポイント上昇

調査 あなたは今後も津市に住み続けたいですか

平成24年調査回答者数 2,954
平成28年調査回答者数 2,678

平成24年調査
  • ずっと住み続けたい 48.7パーセント
  • 当面は住み続けたい 30.3パーセント
  • できれば転居したい 7.8パーセント
  • すぐにでも転居したい 1.0パーセント
  • わからない どちらともいえない 6.8パーセント
平成28年調査
  • ずっと住み続けたい 54.6パーセント
  • 当面は住み続けたい 32.4パーセント
  • できれば転居したい 5.9パーセント
  • すぐにでも転居したい 0.8パーセント
  • わからない どちらともいえない 5.8パーセント

ずっと住み続けたい、当面は住み続けたいと答えた人が、前回より8.0ポイント上昇

調査 今後予想される社会経済情勢のもと限られた財源の中で、優先的に力を入れてほしい分野と、取り組みを少し後に回してもやむを得ないと思う分野は

それぞれ3つまで回答可

優先的に力を入れてほしい分野
  • 子育て・子育ち 36.1パーセント
  • 教育 20.3パーセント
  • 高齢者・障がい者福祉 45.3パーセント
  • 保健・医療 56.2パーセント
  • 防災・消防 26.4パーセント
  • 環境(再生可能エネルギー、ごみのリサイクルなど) 10.4パーセント
  • 住環境(道路・公園・公共交通など) 23.7パーセント
  • 商工・観光 8.2パーセント
  • 雇用 21.0パーセント
  • 農林水産 7.2パーセント
  • スポーツ・文化 4.8パーセント
  • 地域コミュニティー施設 4.5パーセント
  • 行財政改革 8.8パーセント
  • その他 3.8パーセント
少し後に回してもやむを得ないと思う分野
  • 子育て・子育ち 3.7パーセント
  • 教育 3.7パーセント
  • 高齢者・障がい者福祉 7.1パーセント
  • 保健・医療 4.1パーセント
  • 防災・消防 3.4パーセント
  • 環境(再生可能エネルギー、ごみのリサイクルなど) 13.6パーセント
  • 住環境(道路・公園・公共交通など) 16.7パーセント
  • 商工・観光 27.1パーセント
  • 雇用 5.3パーセント
  • 農林水産 15.5パーセント
  • スポーツ・文化 46.4パーセント
  • 地域コミュニティー施設 50.1パーセント
  • 行財政改革 12.5パーセント
  • その他 1.7パーセント

調査 市政全般の満足度評価 調査した57項目の施策の満足度

数値は、満足度評価の回答の選択肢を、満足、やや満足、どちらともいえない、やや不満、不満の5つとし、その結果を点数化したものです。
調査項目は、前回の調査から一部変わっているところがあります。

平成24年調査回答者数 2,954
平成28年調査回答者数 2,678

美しい環境と共生するまちづくりに関する項目
平成24年調査
  • 資源の循環的利用の推進 1.77
  • 廃棄物等の適正な処理 0.59
  • 環境への負荷の少ない社会の形成 マイナス0.18
  • 環境共生社会の実現に向けた活動 マイナス0.23
  • 多様な自然環境の保全 マイナス0.41
  • 環境保全対策の推進 0.02
  • 市街地の整備 マイナス0.45
  • 住環境の整備 0.24
  • 良好な景観の形成 0.40
  • 公園緑地の整備及び緑化の推進 0.01
  • 上水道・簡易水道の整備 3.32
  • 生活排水対策の推進 0.92
  • 生活道路の整備 マイナス0.57
  • 墓地・斎場 1.07
平成28年調査
  • 資源の循環的利用の推進 2.49
  • 廃棄物等の適正な処理 2.04
  • 環境への負荷の少ない社会の形成 0.94
  • 環境共生社会の実現に向けた活動推進 0.77
  • 多様な自然環境の保全 1.11
  • 環境保全対策の推進 1.27
  • 住環境の整備 1.00
  • 良好な景観の形成 1.21
  • 緑化の推進と公園緑地の整備 0.93
  • 上水道・簡易水道の整備 3.87
  • 生活排水対策の推進 1.58
  • 生活道路の整備 マイナス0.22
  • 墓地の維持管理と斎場の整備 2.13
安全で安心して暮らせるまちづくりに関する項目
平成24年調査
  • 災害に強いまちの推進 マイナス0.91
  • 治山・治水対策の推進 マイナス0.50
  • 消防体制の充実 1.33
  • 交通安全対策の推進 0.13
  • 防犯対策の推進 0.11
  • 消費者の保護 0.39
  • 健康づくりの推進 1.35
  • 地域医療体制の充実 マイナス0.52
  • 地域福祉の充実 0.51
  • 高齢者福祉の充実 マイナス0.17
  • 障がい者・障がい児福祉の充実 0.09
  • 児童福祉の充実 0.03
  • 母子・父子福祉の充実 0.03
  • 国民健康保険 0.27
  • 低所得者福祉の充実 マイナス0.74
平成28年調査
  • 終わりなき防災施策の強化 0.75
  • 災害に強いまちづくりの推進 0.57
  • 消防力の充実 2.11
  • 交通安全対策の推進 1.14
  • 防犯対策の推進 0.88
  • 消費者の保護 0.44
  • 健康づくりの推進 1.71
  • 地域医療の推進 1.03
  • 地域福祉の充実 1.02
  • 高齢者福祉の充実 0.55
  • 障がい者(児)福祉の充実 0.51
  • 子育ち・子育て支援の推進 0.47
  • 一人親家庭に対する福祉の充実 0.26
  • 公的医療保険の運営 1.37
  • 低所得者福祉の充実 0.13
豊かな文化と心を育むまちづくりに関する項目
平成24年調査
  • 幼児教育 0.68
  • 学校教育 0.47
  • 高等教育機関 0.46
  • 生涯学習 0.94
  • スポーツ振興 0.29
  • 青少年の健全育成 0.09
  • 文化、芸術活動の充実 0.68
  • 歴史的資源の保全と活用 0.53
  • 人権・平和施策の推進 0.42
平成28年調査
  • 幼児教育 0.71
  • 学校教育 1.04
  • 高等教育機関 0.64
  • 生涯学習の推進 0.85
  • スポーツの振興 0.90
  • 青少年の健全育成 0.78
  • 文化、芸術活動の充実 1.02
  • 歴史的資源の保全と活用 0.99
  • 人権・平和施策の推進 0.89
活力のあるまちづくりに関する項目
平成24年調査
  • 産業拠点の形成 マイナス0.35
  • 農業の振興 マイナス0.88
  • 林業の振興 マイナス0.85
  • 水産業の振興 マイナス0.37
  • 工業の振興 マイナス0.72
  • 商業の振興 マイナス0.98
  • 勤労者福祉と雇用の推進 マイナス1.50
  • 交流拠点の形成 マイナス1.39
  • 道路ネットワークの整備 マイナス0.42
  • 港湾の整備 0.01
  • 公共交通の充実 マイナス0.60
  • 情報ネットワーク化の推進 マイナス0.34
  • 観光の振興 マイナス0.63
  • 競艇事業の活性化 マイナス0.39
平成28年調査
  • 総合的な産業振興の推進 0.09
  • 農業の振興 0.05
  • 林業の振興 マイナス0.19
  • 水産業の振興 0.25
  • 工業の振興 0.08
  • 商業の振興 マイナス0.74
  • 勤労者福祉と雇用の推進 マイナス0.43
  • 都市機能の整備 マイナス0.11
  • 道路ネットワークの整備 0.11
  • 港湾・海岸の整備 0.24
  • 公共交通の充実 0.11
  • 情報ネットワーク化の推進 0.23
  • 観光の振興 マイナス0.46
  • 競艇事業の活性化 0.18
参加と協働のまちづくりに関する項目
平成24年調査
  • 市民活動の促進 0.47
  • 都市間交流、国際交流の推進 0.15
  • 男女共同参画の推進 0.25
  • ユニバーサルデザインのまちづくりの推進 マイナス0.34
  • 広聴・広報 0.84
  • 情報公開の推進 0.19
  • 協働のまちづくりの推進 マイナス0.02
平成28年調査
  • 市民活動の推進 0.56
  • 国際・国内交流と多文化共生の推進 0.24
  • 男女共同参画の推進 0.30
  • ユニバーサルデザインのまちづくりの推進 0.06
  • 市民との対話と連携の推進 マイナス0.01
  • 総合支所と地域住民との協働 0.27

平成24年の前回調査と比較すると、市政全般で満足度は上がり、不満度が下がっています。

新しい総合計画の策定状況について

これまでの策定経過

次期津市総合計画の策定にあたっては、市民意識調査に加え、現行の総合計画の進捗状況などをまとめた、津市総合計画後期基本計画点検結果報告書や各種統計資料などをまとめた、データで見る津市の現状と課題を基礎資料として作成し、津市の現状や課題などの把握・分析を行いました。

そして、市内の各関係団体との意見交換会(市政インタビュー)や地域懇談会、電子メール、窓口などでお寄せいただいた意見などを踏まえ、理想とする都市像やそれに向けたまちづくりの方向性などをまとめ、学識経験者や各分野の団体等の代表者20人で構成する津市総合計画審議会での審議や、津市議会での協議などを経て、新しい総合計画の枠組みを示す、はじめにの部分とまちづくりの基本的な考え方を示す、基本構想の部分の現行案を作成しました。

津市総合計画後期基本計画点検結果報告書、データで見る津市の現状と課題、津市総合計画案(はじめに及び基本構想)は、津市ホームページでご覧いただけます。

津市総合計画案の概要 (はじめに及び基本構想)

第1部 はじめに 総合計画の枠組み
第1章 計画の趣旨

この総合計画は、市民が幸せに暮らし続けることができる県都の実現に向けたまちづくりの基本的な事項を明らかにするものです。

第2章 計画の位置づけ

津市の最上位の計画とします。

第3章 計画の構成と期間

基本構想(計画期間は特に定めない)と基本計画(計画期間は10年)で構成
注:基本計画は、第3部として今後作成を進めます。

第2部 基本構想
第1章 これまでの津市

自治意識の高い市民風土が根付き、都市機能が集積し、バランスのとれた産業構造を構築

第2章 これからの津市

第1項 望ましいまちの姿

市民がそれぞれの幸せを実感し、心豊かで笑顔あふれる人生を送ることができるまち

第2項 まちづくりの大綱

1 子どもたちの未来に向けて

  • 政策分野 子ども・子育て 安心して子どもを生み育てられ、子どもが健やかに成長できる環境の確立など
  • 政策分野 教育 子どもたちが確かな学力を身につけ、より良い人生を送ることができる教育の充実など

2 市民の健やかな人生設計に向けて

  • 政策分野 高齢・障がい福祉 高齢者や障がい者が自分らしく、また、心豊かに暮らすことができる地域づくりなど
  • 政策分野 保健・医療 乳幼児から高齢期まで生涯を通して健康に過ごせるまちの実現など

3 市民の安全と安心の確立に向けて

  • 政策分野 防災・消防 市民の命や財産をしっかりと守り、誰もが安全で安心して暮らせるまちの実現など
  • 政策分野 防犯・交通安全 犯罪・交通事故が起こらない、犯罪・交通事故に遭わないまちの実現など

4 市民の心豊かで快適な暮らしに向けて

  • 政策分野 環境 かけがえのない自然との調和が取れた恵み豊かな環境の継承など
  • 政策分野 住環境 良好な居住環境を提供し、誰もが安心して健やかに暮らせるまちの実現など
  • 政策分野 都市空間 子どもから高齢者まで全ての世代が快適で健康的な暮らしができる都市構造の構築など
  • 政策分野 生涯学習 生涯を通して教養や技術を高めることができる環境の実現など
  • 政策分野 スポーツ・文化 市民が心身ともに健やかで、市民の元気があふれるまちの実現など
  • 政策分野 コミュニティー 人と人のつながりがあるコミュニティーの形成による住んでいて良かったと感じられるまちの実現など
  • 政策分野 人権・男女共同参画 全ての人の人権が尊重される自由で平等な社会の実現など
  • 政策分野 国際国内交流・多文化共生 さまざまな都市との幅広い分野の交流を通じた相互に発展できるネットワークの構築など

5 市民の生活を支える地域経済の発展に向けて

  • 政策分野 商工・雇用 ものづくりや商いが地域に根付き継承される活力に満ちた地域経済や雇用の創出・拡大の実現など
  • 政策分野 農林水産 食の安定と市民の暮らしを支え続けられる生産振興の実現など
  • 政策分野 観光 津市が有する全ての資源の一体的な組み合わせなどによる魅力的な観光地づくりなど

6 市民の幸せを実現する市役所に向けて

  • 政策分野 対話連携 市政に対する市民の思いや願いに応える市民生活に身近な諸課題の迅速な解決など
  • 政策分野 地域連携 総合支所や地域との連携に携わる担当の地域の立場に立ち続ける取り組みの推進
  • 政策分野 行政経営 選択と集中の視点に立った新たな価値を生み出し続ける、創出による経営の推進
  • 政策分野 財政運営 厳しさを増す財政構造の変換などに対応し、次世代の負担とならない持続可能で計画的な財政運営

第3項 津市らしいまちの形成 

津市ならではの地勢や都市基盤を生かし、市民が暮らしやすく、活動しやすい、安全・安心で効率的なまちを形成

オープンディスカッションに参加しませんか

オープンディスカッションは、決められたテーマについて関心のある人がグループに分かれて、普段から思っていることや感じていることなどを気軽に自由に意見交換するオープンな場です。今回、次期津市総合計画がより良いものとなるよう、皆さんからまちづくりにおける課題やその解決に向けたアイデアなどをお聞きするため開催します。どなたでも自由に参加できますので、お気軽にご参加ください。

とき

2月19日日曜日13時から16時まで

ところ

中央公民館ホール

意見交換の分野

子育て、教育、福祉、保健・医療、防災・消防、防犯・交通安全、環境、都市空間、生涯学習、スポーツ・文化、人権・男女共同、国際国内交流、商工、農林水産、観光など

申し込み

当日参加も可能ですが、会場準備の都合によりあらかじめ参加を希望する人は、電話またはファクス、Eメールで住所、氏名、年齢、性別、電話、Eメールなどの連絡先と意見交換したい分野を政策課へ

皆さんの意見を聞かせてください!

これからのまちづくりの意見を、電話、ファクス、Eメールなど、どのような方法でも構いませんので、お聞かせください。

問い合わせ

政策課 電話番号229-3101 ファクス229-3330 Eメール229-3101@city.tsu.lg.jp


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