「広報津」第265号(音声読み上げ) 市長コラム 市長の活動日記から

登録日:2017年1月1日

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市長コラム

津市長 前葉 泰幸

自立の年

謹んで新春のお喜びを申し上げます。

新・津市が誕生したのは平成18年1月1日。合併した10市町村がそれぞれに期待と願いを持ち寄り思い描いた新しい津市の姿。昨年はそれを実際の形にして披露することが叶った合併10周年にふさわしい年となりました。

美杉町下之川の新最終処分場と片田田中町のリサイクルセンターの完成、雲出伊倉津町の防災物流施設と一志消防分署の供用開始で環境・防災面の強化が図られました。道の駅津かわげは、4月のオープン以来、来駅者が100万人に迫る勢い。全線復旧を果たしたJR名松線は、運行再開後の半年で延べ4万人にご乗車いただきました。

今年の春には3年をかけた一志中学校の大規模改造工事が完了。秋にはいよいよサオリーナがオープンし、津市4大プロジェクト事業も総仕上げの時を迎えます。

合併には行財政の効率化という大きなメリットがあります。組織をスリム化し財政基盤の強化を図ってきた津市は、その成果を市民の暮らしをより良くする取り組みへと投資しています。昨年は中学生の医療費無料化や保育園児の育休退園の廃止、プレハブ校舎の解消など子育て施策の充実に努めました。さらに、全ての小中学校の普通教室にエアコンを設置するべく、まずは中学校から工事を行います。

今年も地域に活力をもたらし、くらしの充実を図る施設を順次開設します。あのつ台に(仮称)津市ビジネスサポートセンターをオープンし、創業、新工場建設、新事業開拓など企業をワンストップで総合的に支援する窓口を提供します。西丸之内に津市応急クリニックを、美杉町奥津には津市家庭医療クリニックをそれぞれ新たに設け、医療の充実を目指します。

合併による財政上の優遇措置もあとわずかとなり、これから先、津市は成熟した都市として独り立ちをしていく覚悟が必要です。有利な財源である合併特例事業債をこども園の整備などに最後まで最大限活用しながらも、これまでに築いてきた健全な財政基盤でこれから迎える償還のピークをしっかりと乗り切っていかなければなりません。市民の皆さまが愛着を感じ、これからも住み続けたいと思えるようなまちづくりのために、限られた予算の中で解決すべき課題や優先すべき施策にいかに取り組んでいくのか、職員一丸となって考え抜き、実行に移してまいります。

市長の活動日記から

第9回高虎サミットイン津 津センターパレスほか 11月5日

高虎公ゆかりの都市が集い地域の活性化を目指す、高虎サミット。今年は津市で8年ぶり3度目の開催です。藤堂御宗家第15代藤堂髙正様ご臨席のもと、名張市長・甲良町長・宇和島市長にもご出席いただき、高虎公で結ばれた熱い絆を互いに確認し合いました。次回は甲良町で開催されます。

三重県・津市総合防災訓練 南が丘小学校、南が丘中学校ほか 11月13日

県と合同で実施した防災訓練に121機関から約2,100人が参加しました。

住民主体の避難所運営訓練、防災物流施設を使った救援物資物流訓練などの広域的かつ実践的な訓練とともに、初の試みとして沿岸部の育生・修成・藤水地区の全住民を対象とした津波避難訓練を行いました。

中部国道協会促進大会 霞が関ビルディング 11月16日

三重・愛知・岐阜・静岡・長野南部の自治体で構成する中部国道協会の会長として促進大会を開催しました。国会議員と国交省政務官をお招きし、昨年の2倍近い111人の市町村長が、産業基盤や防災のための国道整備の計画的で着実な実施を提言。4人の副会長とともに要望活動を行いました。


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