「広報津」第285号(音声読み上げ)アルコールと健康 未来の自分のために健康づくりを

登録日:2017年11月1日

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折り込み紙2

アルコールと健康 未来の自分のために健康づくりを

平成29年11月1日発行
健康づくり課 電話番号229-3310 ファクス229-3287

お酒は、適量を上手に飲めばストレスや緊張を和らげるなどの効用がある反面、飲みすぎると健康を害する危険性もあります。
世界保健機関(WHO)は、お酒は60種類を超える病気の原因であり、200種類以上の病気に関連している、と指摘しています。

  • 未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
  • 妊娠中や授乳中の人は、飲酒を控えましょう。

お酒と上手に付き合いましょう

お酒と上手に付き合うためには、飲む量、飲み方、飲むタイミングがポイントです。

飲む量

1日の適正飲酒量(純アルコール約20グラム程度)

  • ビール(5パーセント)の場合、中瓶1本(500ミリリットル)
  • 日本酒(15パーセント)の場合、1合(180ミリリットル)
  • ワイン(12パーセント)の場合、1.5杯(180ミリリットル)
  • 缶チューハイ(7パーセント)の場合、1缶(350ミリリットル)

適量はいずれか1種類です。
女性・高齢者は半分量が目安です。
なお、飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではありません。

飲み方

  • 胃腸の粘膜を保護しアルコール吸収を抑えるためにも、食事をしながらゆっくり時間をかけて飲む。
  • つらさを紛らわすための飲酒をせず、楽しんで飲む。

飲むタイミング

  • あらかじめ飲み始めや飲み終わりの時間を決めておく。
  • 週2日はお酒を全く飲まない休肝日をもうける。

お酒を飲まない日をつくることでアルコール依存症になるリスクを軽減させます。

飲酒量と体の変化

お酒は、脳を働かないようにする作用があります。飲み始めは陽気でも、飲む量が増えるにつれて脳への影響が大きくなり、感情を抑えることや歩行が困難になることがあります。さらには、呼吸ができなくなり命の危険を伴うこともあります。

少量飲酒すると

  • 楽しく、リラックス

多量飲酒すると

  • 気が大きくなる
  • 歩行困難、吐き気

いっきに多量飲酒すると

  • 体を動かしても起き上がれない
  • 呼吸ができない

津市民のアルコール摂取状況

津市第3次健康づくり計画策定のためのアンケート結果から、19.8パーセント(男性34.5パーセント、女性8.7パーセント)の人が、お酒を毎日飲む習慣があることが分かりました。

各年代ごとの結果

成人(男性)
  • 20歳代 7.8パーセント
  • 30歳代 28.7パーセント
  • 40歳代 34.0パーセント
  • 50歳代 43.3パーセント
  • 60歳代 43.7パーセント
  • 70歳代 34.9パーセント
成人(女性)
  • 20歳代 0.0パーセント
  • 30歳代 14.6パーセント
  • 40歳代 8.2パーセント
  • 50歳代 14.4パーセント
  • 60歳代 7.9パーセント
  • 70歳代 3.4パーセント

アドバイス

お酒を飲まないことで、脳が休まり、よりよい睡眠がとれますよ。

大切な赤ちゃんを守るために

妊娠中や授乳中の飲酒は妊娠経過や胎児・乳児の成長に影響を与えます。

妊娠中

妊娠中は、全期間を通じて飲酒をやめましょう。
女性は、男性と同じ量のお酒を飲んでも血中アルコール濃度が高くなりやすく、酔いやすいという特徴があります。また、アルコールは胎盤を通過しやすく、妊娠中の習慣的な飲酒は、流産や早産、さらに胎児の健康状態や体・脳の発育に悪影響を与えます。

授乳中

出産後も、授乳中は、飲酒を控えましょう。授乳中の飲酒は、母乳の分泌に影響を与えます。
また、アルコールは、母乳を通じて赤ちゃんに影響を与えます。

家族も協力しましょう

妊娠中・授乳中は、かわいい赤ちゃんのために、本人だけでなく家族もお酒を控えて協力しましょう。

アルコール依存症は早期治療がカギ

アルコール依存症はお酒を飲む人なら誰でもなり得る病気です。単に飲酒が続くだけなら、お酒好きの段階ですが、借金、家庭不和など重大な問題が起こっているのに飲酒をやめられないという段階になるとアルコール依存症が疑われます。アルコール依存症は意思の力では勝てないにもかかわらず、意思の力で克服しようとして失敗を繰り返すことが特徴です。

自分の力で解決することは難しいので、早めに相談機関に相談しましょう。

相談機関

こころのケアガイドブック 平成28年10月版より抜粋

相談
三重県こころの健康センター
  • 内容など 依存症専門電話相談
  • 受付時間 水曜日13時から16時まで。祝日・休日、年末年始を除きます。
  • 電話番号 253-7826
津保健所
  • 内容など こころの病気や悩み相談
  • 受付時間 月曜日から金曜日8時30分から17時15分まで。祝日・休日、年末年始を除きます。
  • 電話番号 223-5057
市 健康づくり課
  • 内容など 健康に関すること、こころの健康に関することなど
  • 受付時間 月曜日から金曜日8時30分から17時15分まで。祝日・休日、年末年始を除きます。
  • 電話番号 229-3310
NPO法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
  • 内容など アルコールをはじめとする依存症、薬物問題の予防に向けた取り組み
  • 受付時間 月曜日から金曜日10時から18時まで。祝日・休日、年末年始を除きます。
  • 電話番号 03-3249-2551
自助グループ
AA(アルコホーリクス・アノニマス) AA中部北陸セントラルオフィス
  • 内容など アルコール依存症からの回復を目指す人たちのグループ。対象は家族・友人です。
  • 受付時間 月曜日から金曜日11時から17時まで。祝日・休日、年末年始を除きます。
  • 電話番号 052-915-1602
アラノン家族グループ アラノンジャパンGOS
  • 内容など アルコール依存の問題を持つ人の家族と友人の自助グループ。対象は家族・友人です。
  • 受付時間 月曜日から土曜日10時から17時まで。祝日・休日を除きます。
  • 電話番号 03-5483-3313
公益財団法人 三重断酒新生会本部および断酒の家
  • 内容など 本部および断酒の家。対象は、当事者・家族です。
  • 電話番号 234-4840
アルコール依存症の対応可能な医療機関
県立こころの医療センター(城山一丁目)
  • 受付時間 月曜日から金曜日8時30分から17時15分まで
  • 電話番号 初診外来予約専用電話 253-3120
おおごし心身クリニック(久居明神町)
  • 受付時間 予約外来は、火曜日・木曜日・金曜日13時30分から16時30分まで。
    毎月1日、月曜日、祝日は休診です。診療は事前に予約が必要です。
  • 電話番号 255-7432
榊原病院(榊原町)
  • 受付時間 月曜日・水曜日から金曜日8時30分から17時15分まで。
    祝祭日・年末年始(12月29日から1月3日まで)は休診です。
  • 電話番号 252-0211

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電話番号:059-229-3111
ファクス:059-229-3339