「広報津」第295号(音声読み上げ)特集 教育方針より 子どもたちが未来を切り拓く力を育む

登録日:2018年4月1日

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特集 教育方針より 子どもたちが未来を切り拓く力を育む

これからの社会を創り出していく子どもたちが、夢や希望を持ちながら、自ら未来を切り拓いていく力を育んでいくことは、教育行政に課せられた使命です。この使命の実現に向け、津市の教育大綱と4月に策定する津市教育振興ビジョンの考えを踏まえ、今日の教育課題に柔軟かつ着実に対応していきます。

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小中一貫教育の推進や新学習指導要領に対応する取り組み

  • 2014(平成26)年度から始まった小中一貫教育については、2017(平成29)年度に全ての中学校区において本格実施となり、小中連携の枠組みができ、中学校区で子どもを育てるという意識の醸成が図られています。
  • 2018(平成30)年度は、小学校では2020年度から、中学校では2021年度からの新学習指導要領の全面実施に向け、主体的・対話的で深い学びを実現するため、これからの子どもたちに必要とされる資質や能力の育成を図ります。具体的には英語教育や道徳教育など、特定の研究テーマに特化した研究プロジェクトをモデル校で取り組み、公開授業や報告会などを通じた授業改善を行い、中学校区および津市全体にその手法や成果などを発信します。
  • いじめの問題や増加傾向にある不登校については、未然防止および早期発見・早期対応につながる有効な方策に係るさらなる検討を行い、改善に向けた取り組みを強化します。
  • 授業改善マニュアルや家庭学習マニュアルによる体系的な授業改善に引き続き取り組むとともに、基礎・基本の定着を図り、より分かりやすい授業を実現するため、試行的にデジタル教科書の導入を図ります。

教員が子どもたちと向き合う時間の確保

  • 臨時講師の配置をはじめ、2018(平成30)年度から教員事務の負担軽減に向けた教員支援員を配置します。また、特別支援教育支援員・教育相談員を増員し、特別な支援が必要な子どもたちへの理解や指導の方法などを相談できる体制をさらに充実します。
  • 統合型校務支援システムの機能の拡充を図り、教員の事務的作業の一層の軽減を図るとともに、津市立中学校部活動指針の下、引き続き部活動の休養日の適切な設定を通じ、子どもたちや教員への負担軽減を図ります。
  • 日本語初期指導教室きずなに新たに副教室長を配置し、外国につながる児童・生徒が、日本の学校生活に早く適応し、不安なく過ごせるよう支援します。

幼児教育の充実

  • 一部の幼稚園において、園児数の大幅な減少に伴い、集団生活の下での質の高い幼児教育の提供が困難な状況になりつつあるため、市立幼稚園のあり方の検討に基づき、各地域や各園の実情を踏まえながら、第二期津市子ども・子育て支援事業計画の策定の時期を逸することなく、幼児の適正規模集団の確保に向けた取り組みを推進して、幼児教育の充実を目指します。
  • 幼稚園教育において積み上げてきた豊富な実績や経験を、こども園の教育にしっかりと引き継ぎ、より質の高い幼児教育に向けて取り組みます。

学校施設の整備

  • 学校施設の大規模改造事業については、合併後、単年度で最も多い5校(新町・藤水・西が丘小学校、南郊・久居中学校)の改修工事に取り組みます。
  • 芸濃小学校では、児童数の増加に伴い、普通教室棟の増築の実施設計を行うとともに、小学校の普通教室へのエアコン整備について、16校の整備および14校の実施設計を行います。
  • 櫛形・片田・栗真小学校において、給食調理の共同化に伴う配膳室の整備を行うとともに、安東小学校の配膳室の整備に係る実施設計を行います。
  • 学校トイレの洋式化は、大規模改造工事やトイレの修繕等において取り組むとともに、その他の維持補修も適切に修繕等を行い、施設の適正な維持管理を行います。

国宝指定されたせんじゅじ みえいどう・にょらいどうの価値や魅力の情報発信および旧明村役場の公開活用

  • 国宝指定されたせんじゅじ みえいどう・にょらいどうについては、一身田寺内町とともに、その歴史的資源としての価値や魅力の情報発信に努めます。
  • 国の登録有形文化財である旧明村役場庁舎については、9月ごろの開館を予定しており、地域における日常的な管理の下、地域の団体が主体となり、公開や活用を行うため、さまざまなノウハウなどを提供し、事業の着実な進捗に向け取り組みます。

公民館の整備

  • 出張所と一体となった一身田公民館の新築工事に着手し、公民館利用者の安全性や利便性に十分配慮の上、事業の進行管理を確実に行います。
  • 老朽化に対応した施設整備については、配置と総量の適正化に努めつつ、地域との十分な協議を踏まえ、地域活動や学習活動の拠点としての機能と役割を果たすことができるよう取り組みを推進します。
  • 久居公民館の調理室等の改修工事や川合公民館の空調機器の改修工事など、各公民館の適切な維持管理については、計画的に対応します。

放課後児童クラブ施設整備、放課後子供教室の設置

  • 老朽化や利用児童数の増加により生活環境が悪化している施設や施設を借用しているクラブの解消に向け、新町地区放課後児童クラブを校舎内へ整備することをはじめ、三重大学教育学部附属小学校敷地内への観音寺地区放課後児童クラブの整備、一志東地区放課後児童クラブの一志東小学校1階多目的ホールへの整備を進め、児童の生活環境の改善を進めます。また、上野地区放課後児童クラブについては、借用していた上野小学校体育館2階ミーティングルームを専用施設として、その整備に向けた実施設計を行います。
  • 対象児童数が少ないなどの理由により、放課後児童クラブを組織化することができない校区を中心に放課後の子どもたちの居場所確保の一助とするため、津市としては初めて、明地区、辰水地区に放課後子供教室の設置を進めます。

読書習慣が身に付くような環境づくり

  • 子どもたちが今まで以上に本に出会い、親しむことができるよう、おはなし会や本を身近に感じられるようなイベントを充実させ、本に触れ合う機会を増やし、読書習慣が身に付くような環境づくりを進めます。

総合教育会議を踏まえた教育行政の取り組み

  • 総合教育会議での議論を大切にしながら、その時点における教育課題を的確に把握し、教育委員会として、市民に開かれた教育行政の下、津市の子どもたちの幸せな将来を見据え、教育施策を具現化していく必要があります。そのため教育委員会は、自らの教育内容に責任を持ち、庁内外のさまざまな機関と連携し、協力をいただきながら、着実に教育行政に取り組んでいきます。

問い合わせ

教育総務課 電話番号229-3292 ファクス229-3332


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