「広報津」第296号(音声読み上げ)津市防災だより 平成30年第1号

登録日:2018年4月16日

このページは、音声読み上げソフトウェアに対応するため、語句のなかで一部ひらがなを使用しています。


折り込み紙2

津市防災だより 平成30年第1号

平成30年4月16日発行
防災室 電話番号229-3104 ファクス223-6247

防災・減災に必要な女性の視点について

自主防災会津支部主催の研修会を開催

過去の大規模災害では、男女共同参画の視点からも女性の果たす役割が大きいとされており、特に女性の視点からの避難所運営が全国的にも課題となっています。そこで去る2月17日に特定非営利活動法人イコールネット仙台代表理事の宗片恵美子さんを講師としてお招きし、研修会が開催されました。

研修では、東日本大震災などの過去の大規模災害時における女性ニーズの調査や避難所での課題などが報告されました。地域の防災力を高めるために重要なこととして、1 自分たちが住んでいるまちに合った防災計画づくりや防災訓練を行うことが大切であり、その中でも地域の防災の担い手として、女性たちがリーダーシップを発揮できる仕組みと環境づくりも必要であること、2 災害から地域を守る人同士、女性同士の連携はもちろん、女性と男性が対等な形でつながることの2つが確認されました。

防災には、男女双方の視点が必要であることを理解した上で、男女が良い形でつながって防災・減災に努めてほしいと話がありました。

研修会参加者の声
  • 東日本大震災の実践体験を踏まえたお話で大変参考になった。
  • 防災には、女性が活躍する必要性があると気付かされた。
  • 女性の声が届くことの重要性を感じた。
  • 女性を意識した研修は初めてだったので良かった。

男女問わず多数の参加者からの声をいただきました。研修会の内容からも、防災室では男女双方の視点を地域の防災活動に取り入れていただくように推進していきます。

女性の皆さんへ
プラスアルファで非常用持ち出し袋に追加して備えよう

女性の体はストレスなどで心と体の変化を受けやすいものです。日頃から心と体を守るために災害時の備えをしておきましょう。地震はいつ、どこで発生するか分かりません。一般的な防災グッズに加えて、プラスアルファで女性のための非常用物品を備えましょう。

一般的な防災グッズの例
  • 保存食など
  • マスク
  • 救急用品
  • 常備薬
  • お薬手帳
  • 診察券
  • 耳栓・アイマスク
  • 携帯充電器
  • 小銭
  • メガネ、コンタクト
  • レインコート・ポンチョ
  • 使い捨てカイロ
  • ウエットティッシュ
  • 手指消毒用スプレー
  • 口腔ケア用ウエットティッシュ
  • その他、個人が必要とするもの
女性のための非常用物品の例
  • 下着(生理用下着含む)
  • 生理用品(中身の見えないごみ袋)
  • ひざ掛け(防寒用)
  • ドライシャンプー(頭・全身用)
  • 化粧落とし(ウエットティッシュタイプのもの)
  • その他、個人が必要とするもの

津市防災だよりに防災活動を掲載しませんか

地域で自主的な防災活動に取り組んでいる団体などを市民の皆さんに広く知っていただくため、津市防災だよりで活動内容を紹介します。詳しくは防災室(電話番号229-3104)または各総合支所地域振興課までお問い合わせください。

一志町波瀬地区 夜間訓練

昨年10月28日に、一志町波瀬地区の住民の皆さんによる、震度5強の地震を想定した夜間訓練が行われました。

  • 避難所を想定した間仕切り設置訓練
  • 簡易トイレ組み立て訓練

豊が丘地区 防災の取り組みについて

豊が丘小学校支援団体 キラリ豊が丘 宮崎正之さん

地域住民有志による豊が丘小学校の防災教育をご紹介します。

子どもたちへの防災教育は、学校側が行う防災ノートを題材にした幅広い知識を得るものと、それぞれの地域特性を反映したより身近な内容のものとが、車の両輪のように行われることがベストとの思いから、豊が丘の特性を生かした防災教育を始めようと考え、スタートしたものです。

この防災教育には3つ特徴があり、1 1年生から6年生までの全学年・全クラスに授業を行う(生徒は卒業するまでに内容の異なる6回の授業を受ける)、2 豊が丘地域の特性(特徴)をしっかり理解した上でそれに合致した内容とする、3 子どもを通じて家庭(家族)も巻き込んだ内容となるよう心掛けるということです。全保護者への授業参観案内、事前事後の宿題など家庭での会話を通じて関心を持ってもらい、保護者の声や感想が返ってくるよう積極的に働き掛けています。

この活動を永く継続していくため、学校側(校長・防災担当教員)、保護者側(PTA役員)、地域住民有志の3者の意思疎通を重視しています。また、実際に先生役を務める地域住民のレベルアップや授業内容の更なる工夫にも努め、実施3年目の平成29年の授業では、手作りのパワーポイントによる授業を実施しました。マスコミにも毎年取り上げられ関心を呼んでいます。

今後も、地域の自主防災組織と連携を密に、授業内容も進化させつつ、将来的に、防災授業が道徳や英語のように正規の教科として昇華していくよう頑張りたいと思っています。

緊急速報メールを活用した洪水情報の配信スタート

国土交通省では、洪水時に皆さんの主体的な避難を促進するため、携帯電話事業者が提供する緊急速報メールを活用した洪水情報のプッシュ型配信に取り組んでいます。5月1日から、雲出川が対象河川となり、津市でも次のとおり配信が開始されます。

配信イメージ

1 河川氾濫のおそれ
見本

(件名)
河川氾濫のおそれ

(本文)
雲出川のマルマル(津市マルマル町)付近で水位が上昇し、避難勧告等の目安となる氾濫危険水位に到達しました。堤防が壊れるなどにより浸水のおそれがあります。
防災無線、テレビ等で自治体の情報を確認し、各自安全確保を図るなど、適切な防災行動をとってください。
本通知は、中部地方整備局より浸水のおそれのある市町村に配信しており、対象地域周辺においても受信する場合があります。
(国土交通省)

2の1 河川氾濫発生(河川の水が堤防を越えて流れ出ている時)
見本

(件名)
河川氾濫発生

(本文)
雲出川の津市マルマル地先(右岸、左岸、南側、北側)付近で河川の水が堤防を越えて流れ出ています。
防災無線、テレビ等で自治体の情報を確認し、各自安全確保を図るなど、適切な防災行動をとってください。
本通知は、中部地方整備局より浸水のおそれのある市町村に配信しており、対象地域周辺においても受信する場合があります。
(国土交通省)

2の2 河川氾濫発生(堤防が壊れ、河川の水が大量に溢れ出している時)
見本

(件名)
河川氾濫発生

(本文)
雲出川の津市マルマル地先(右岸、左岸、南側、北側)付近で堤防が壊れ、河川の水が大量に溢れ出しています。
防災無線、テレビ等で自治体の情報を確認し、各自安全確保を図るなど、適切な防災行動をとってください。
本通知は、中部地方整備局より浸水のおそれのある市町村に配信しており、対象地域周辺においても受信する場合があります。
(国土交通省)

配信対象

対象地域内の携帯電話など
NTTドコモ、KDDI・沖縄セルラー、ソフトバンク(ワイモバイル含む)

問い合わせ

国土交通省三重河川国道事務所 電話番号229-2216

川の防災情報

河川の水位や雨量の情報がインターネットで確認できます。
パソコンから http://www.river.go.jp/
スマートフォンから http://www.river.go.jp/s/


前のページへ

次のページへ

第296号の目次へ

このページに対するアンケートにお答えください

このページは見つけやすかったですか?
このページの内容はわかりやすかったですか?
このページの内容は参考になりましたか?

このページに関するお問い合わせ先

政策財務部 広報課
電話番号:059-229-3111
ファクス:059-229-3339