「広報津」第307号(音声読み上げ)津市防災だより 平成30年第2号

登録日:2018年10月1日

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津市防災だより 平成30年第2号

平成30年10月1日発行
防災室 電話番号229-3104 ファクス223-6247

防災意識の向上と地域が一丸となれる組織に

津市自主防災協議会芸濃支部会長 落合 公広

芸濃地域は、津市の北西に位置し面積は64.57平方キロメートル、河内渓谷を水源とする安濃川が流れ、各所に風光明媚な見どころがあります。
各自治会ではそれぞれに自主防災会を結成し、日頃から資機材や備蓄品の確保、避難訓練などを行っています。
津市自主防災協議会芸濃支部としては、例年、5月に水防訓練を行い、台風などに備え土のう工法等の習得に努めたり、2月には講演会などを開催して研修をしたりしています。
また、昨年9月に開催した芸濃中学校グラウンドでの防災訓練では、芸濃中学校の生徒も含め約500人が参加し、初期消火・応急手当て・炊き出しなど、消防団と連携して救出救護訓練を実施しました。
今年は新たな取り組みとして、6月17日に土砂災害避難訓練を実施し、55人が参加しました。土砂災害危険箇所の7地区を対象に、防災行政無線を使い土砂災害に係る避難準備・高齢者避難開始の発令を伝え、土砂災害避難施設への避難訓練や防災学習会を行い、防災意識の向上を図りました。
芸濃支部では、今後も災害時における地域の危険箇所を点検しながら、より安全な避難行動への取り組みを進め、いつ起こるか分からない大地震や土砂災害に備え、自分の身を守るための一人一人の防災意識の向上や、地域が一丸となって協力できるよう共助力の強化、そして、心配りができる組織づくりに努めていきたいと考えています。

自主防災会の手引きを改訂

平成30年3月に自主防災会の手引きを改訂しました。
災害に強い安全・安心な地域社会をつくるためには、日頃から自主防災の意識を持って災害発生時に的確な対応ができるよう研修や訓練を通じて基礎知識を身に付けておくことが大切です。
自主防災会の手引きは、地域防災のリーダーとなる自主防災会長や自治会長をはじめとする役員の皆さんが、自分たちのまちは自分たちで守るの理念の下、防災活動時に活用できるよう作成しています。災害に対しての備えと正しい知識の習得にぜひご活用ください。
防災室、各総合支所地域振興課で配布しているほか、津市ホームページからもダウンロードできます。津市 自主防災会の手引きで検索して下さい。

地震による電気火災の予防を

東日本大震災の本震による火災111件のうち、原因が特定されたものが108件で、半数を超える58件が揺れに伴う電気機器からの出火や、停電が復旧した時に発生する電気火災でした。
地震発生時は、電気機器のスイッチを切ってプラグをコンセントから抜き、避難する時はブレーカーを切にしましょう。また、普段から使用していない電気機器のプラグは抜いておきましょう。
地震発生時に設定値以上の揺れを感知したときに、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める感震ブレーカーの設置も火災予防に有効です。ぜひご活用ください。

主な感震ブレーカーの種類

  • 分電盤タイプ(内蔵型)
  • 分電盤タイプ(後付型)
  • コンセントタイプ
  • 簡易タイプ

災害の備えに ハザードマップをご確認ください

津市では、地震・洪水・土砂災害に関するハザードマップを作成し市民の皆さんへ配布しています。また、津市ホームページ内の防災サイトでも公開しています。

地震防災マップ

南海トラフを震源とする地震が発生した場合の予測震度や津波の浸水が予測される地域など

洪水ハザードマップ

大雨により河川が氾濫した場合の浸水想定区域など

土砂災害ハザードマップ

土砂災害が発生する恐れがある土砂災害警戒区域など

ハザードマップを見るには

津市ホームページ内の防災サイトで公開しているほか、防災室、各総合支所地域振興課、各出張所で配布しています。詳しくは、防災室または各総合支所地域振興課へお問い合わせください。
ホームページは、津市 ハザードマップで検索してください。

ブロック塀の安全チェックを

古いブロック塀などは、厳しい自然環境の下で、年数とともに老朽化し、ひび割れや欠け、鉄筋のさび、傾きなどが発生します。これらを放置したままにすると大きな地震の際に倒壊し、人の命に関わったり、災害時に救助活動の妨げになったりすることがあります。
維持管理は、所有者・管理者の責任であり、日頃から点検し、異常や規定を満たしていない場合は、早急な転倒防止対策や改善策を施すとともに通行者へ注意表示などを行い、適切に補修、撤去などを行いましょう。
ブロック塀などを撤去後、生け垣(樹木植栽)を設置する場合に、その生け垣の設置費用の一部を補助する制度の開始を予定しています。詳しくは、広報津10月16日号をご覧ください。

ブロック塀の点検のチェックポイント

一つでも不適合があれば危険なので改善しましょう。まず、外観で下記の1から5までをチェックし、一つでも不適合がある場合や分からないことがあれば専門家に相談しましょう。

出典 パンフレット 地震からわが家を守ろう
日本建築防災協会 2013年1月 より一部改

チェック1 塀は高すぎないか
  • 地盤から2.2メートル以下か
チェック2 塀の厚さは十分か
  • 10センチメートル以上か(塀の高さが2メートル超2.2メートル以下の場合は15センチメートル以上)
チェック3 控え壁はあるか(塀の高さが1.2メートル超の場合)
  • 塀の長さ3.4メートル以下ごとに、塀の高さの5分の1以上突出した控え壁があるか
チェック4 基礎があるか
  • コンクリートの基礎があるか
チェック5 塀は健全か
  • 塀に傾き、ひび割れはないか
チェック6 塀に鉄筋は入っているか

この項目については、専門家に相談しましょう。

  • 塀の中に直径9ミリメートル以上の鉄筋が縦横とも80センチメートル間隔以下で配筋されていて、縦筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれ鍵掛けされているか
  • 基礎の根入れ深さは30センチメートル以上か(塀の高さが1.2メートル超の場合) 

なお、組積造(レンガ造、石造、鉄筋のないブロック造)の塀の場合は、チェックポイントが異なります。

問い合わせ

建築指導課 電話番号229-3187 ファクス229-3336
都市政策課 電話番号229-3290 ファクス229-3336


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