「広報津」第317号(音声読み上げ)水道局だより 平成31年 第1号

登録日:2019年3月1日

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折り込み紙1

水道局だより 平成31年 第1号

私たちの暮らしの中の水道 ボリューム3
平成31年3月1日発行
水道局 電話番号237-5811 ファクス237-5819

身近にある水道について知っていただくために、水道事業の現状・課題・経営状況をシリーズでお伝えしています。今回は、これから先も安定して水道水を届け続けるためにしておかなければいけないことについて、第2次津市水道事業基本計画を基に紹介します。

当たり前のように水が出る水道を守り続けるには

男の子のコメント
前回、耐震化率の低い津市の水道施設をなんとかしようと計画を立てたって教えてもらったけど、どんな計画なのかな。

先生のコメント
第2次津市水道事業基本計画っていう10年間の計画を作ったんだよ。

第2次津市水道事業基本計画

  • 計画期間 2018年度から2027年度まで
  • 理念 持続する水道
  • 目標
    1 安全で安心な水道の確保(安全)
    2 災害に強い水道の確立(強靭)
    3 水道運営基盤の強化(持続)

水道事業を取り巻く課題は、つぎにあげるようにたくさんあるから、この計画ではその課題を整理し、目標を設定して何をしていくか決めたんだ。その目標についてお話しするね。

  • 第2次津市水道事業基本計画は、津市ホームページでご覧いただけます。
    第2次津市水道事業基本計画、で検索してください。

津市の水道事業の課題

課題1

水道施設(水道管、浄水場等)の耐震化率が低い
コメント 地震の強い揺れに耐えられないんじゃないかな。

課題2

水道施設(水道管、浄水場等)が古くなってきている
コメント 水が濁ったり、施設が壊れたりしないかな。

課題3

一部の地域では水源の水質が悪くなりつつあり、水量も少なくなってきている
コメント これから先も安全な水を安定して確保できるかな。

課題4

給水収益が減少する中、健全な経営が難しくなってきている
コメント 水道事業を続けられるのかな。

第2次津市水道事業基本計画 目標

1 安全で安心な水道の確保(安全)

先生のコメント
安全で安心な水道水を提供できるよう、水源から皆さんの家庭までの水質管理を徹底していくよ。
安心して水が飲めるよう、水質基準に基づいて毎日市内各地で水を取って検査しています。

2 災害に強い水道の確立(強靭)
水道管の耐震化

先生のコメント
災害時にも安定した給水を行うため、水道管や浄水場などの耐震化を、耐震性の有無や重要度を基に優先順位を付けて進めていくよ。

  • 基幹管路 10年間で約13キロメートル(事業費48億円)
  • 基幹管路以外(老朽管路) 10年間で約98キロメートル(事業費59億円)

基幹管路は、皆さんの家に水道水を届けるための重要な太い水道管。壊れるとその先の広い範囲で断水が発生する。
水道管の耐震化とは、例えば大きな揺れに対して水道管が破裂しないよう、曲がっても折れにくい、揺れに強い耐震管にするなどの対応のことです。

緊急遮断弁の設置

先生のコメント
地震などで水道管が破裂した時に、配水池(浄水場できれいになった水を貯めておく場所)から皆さんの元に届ける水の流出を防ぐために、配水池への緊急遮断弁の設置も進めているんだ。配水池の中には避難所などに水を届ける際の給水基地になるところもあるから対策が重要なんだよ。

  • 配水池88カ所のうち、10年間で16カ所設置予定(事業費9億円)

緊急遮断弁は、地震の揺れや水道管が折れて急激に増えてしまった水の流れを察知して自動的に閉じる弁のことです。
水道管が破裂すると、配水池の近くの水道管に設置した緊急遮断弁が作動して配水池の水を確保します。

3 水道運営基盤の強化(持続)

先生のコメント
安定して水道水を提供するために、自己水(津市で作っている水)と県営水道(三重県から買っている水)の配分バランスや配水ブロックの見直しを検討するよ。水源の水質悪化や水量の減少が見られる地域、停電など非常時に課題がある地域については、安全・安心な水を安定して提供できるように、県営水道の水系に切り替えていくよ。

津市における自己水と県営水道の比率
自己水 49パーセント 県営水道 51パーセント(平成29年度末時点)

女の子のコメント
三重県とも協力しながら水道事業を進めているんだね。

男の子のコメント
去年も日本各地で地震や豪雨の影響で水が使えなくなったって聞いたし、いつでも水道水を使えるように対策してもらっていると安心だね。僕たちがいつでも水道水を使い続けるためには、地震に強い水道管にするなど、たくさんのことをしていく必要があるんだね。

先生のコメント
今は当たり前のように水道水が使えるけど、今後自然災害や異常気象などで安全・安心な水道の維持が難しくなってくるかもしれないんだ。その分お金がかかるけど、さまざまな状況を想定した水道の整備が重要なんだよ。

子どもたちのコメント
今のことだけを考えていては駄目なんだね。昔の人たちが守り続けてきた津市のすばらしい水道を私たちの手で、次の世代につなげていこう。

今の水道を維持することはもちろん、50年先、100年先の世代まで安定して水道水を届け続けるのは、今を生きる私たちの責任です。

お知らせ 水道の使用開始・中止の届け出をお忘れなく

水道の使用開始・中止の届け出は、引っ越しの2日から3日前までに津市水道サービスセンターへご連絡ください。

受付時間

月曜日から金曜日8時30分から17時15分まで
祝日・休日を除く

手続きに必要なもの

  • 水栓番号(ご使用水量のお知らせなどに記載)
  • 使用者氏名
  • 住所(水道の使用場所)
  • 中止のときは料金の精算方法、転居先の住所

水道料金・下水道使用料のお支払いは便利な口座振替を

申し込み

市内の取扱金融機関(口座振替を希望する金融機関)または郵便局へ

手続きに必要なもの
  • 預金通帳
  • 印鑑(金融機関届出印)
  • 水栓番号の分かるもの(納入通知書やご使用水量のお知らせなど)

この項目の問い合わせ

津市水道サービスセンター(水道局庁舎1階) 電話番号237-5821 ファクス239-0512


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